「ラブコメとして☆5、大正浪漫として☆1」劇場版 はいからさんが通る 前編 紅緒、花の17歳 uttiee56さんの映画レビュー(感想・評価)
ラブコメとして☆5、大正浪漫として☆1
本作は非常に面白くて劇場からも笑いが絶えず90分ほどの上映時間が長く感じられたが、それは原作が元々持っている魅力であって、映画として良かったかと言うと「?」であった。
劇場アニメとは思えないほどの動画枚数の少なさには、なぜテレビアニメにしなかったのかと思わざるを得なかったし、大正時代の空気感の表現という点では『この世界の片隅に』とは比較してはいけないとしても、テレビアニメ版にも遥かに及んでおらず、一体いつの時代の話を見ているのかわからなくなった。
テレビアニメ版を見ている人ならば改めて見る必要はないのではないか、というのが自分の感想である。早見沙織、宮野真守という当代きっての人気声優を主役に起用しているのに、2週目にもかかわらずガラガラという結果も納得してしまった。
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