「忍者もの映画は面白い、今後もこのジャンル作って欲しいと思わされた。」忍びの国 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
忍者もの映画は面白い、今後もこのジャンル作って欲しいと思わされた。
中村義洋 監督による2017年製作(125分/G)の日本映画
配給:東宝、劇場公開日:2017年7月1日
好奇心が刺激される伊賀の忍者ものということもあり、面白いジャンと思いながら見ていた。原作及び脚本の和田竜さんには今後も注目したい。
主演の大野智が、ひたすらお金だけで動くというわかりやすいキャラでもあり、とても良かった。一流の忍者として動きがもの凄く早く、戦いにおいても圧倒的に強いわけだが、その映像を支えていたVFX技術も、違和感を感じさせなかった。妻の言うがままということも、妻役石原ひとみの類稀な美しさもあって、説得力が満点であった。
描かれていた第一次天正伊賀の乱は、織田軍の負け戦で、史実としてもとても興味を覚えた。天正7年(1579年)9月16日、信雄は信長に相談せず独断で8,000の兵を率いて伊賀国に3方から侵攻したが、伊賀郷士衆は各地で抗戦し信雄軍を伊勢国に敗走させた。伊賀衆の夜襲や松明を用いた撹乱作戦や地形を活かした奇襲などで、2~3日で信雄軍は多くの兵を失い 伊勢へ敗走したらしい。
史実そのものが、とても興味深い。
監督中村義洋、原作和田竜、脚本和田竜、企画平野隆、プロデュース平野隆、エグゼクティブプロデューサー藤島ジュリーK.、プロデューサー辻本珠子、 原藤一輝、 下田淳行、 藤井和史、アソシエイトプロデューサー小野原正大、 大楠正吾、撮影相馬大輔、照明佐藤浩太、
Bキャメラ川島周、録音松本昇和、音響効果伊藤瑞樹、美術清水剛、装飾秋田谷宣博、衣装デザイン黒澤和子、衣装大塚満、ヘアメイク田中マリ子、かつら濱中尋吉、編集上野聡一
音楽高見優、主題歌嵐、音楽プロデューサー杉田寿宏、ナレーション山崎努、スクリプター小林加苗、VFXスーパーバイザー村上優悦、VFXプロデューサー鹿角剛、スタントコーディネーター吉田浩之、スタントコーディネーター補鈴村正樹、殺陣・所作久世浩、特機・Cキャメラ奥田悟、助監督佐和田惠、キャスティング舟本佳子ラインプロデューサー鈴木嘉弘、プロダクション統括及川義幸、制作担当村松大輔、 狭間聡司。
出演
無門大野智、お国石原さとみ、下山平兵衛鈴木亮平、織田信雄知念侑李、長野左京亮マキタスポーツ、北畠凛平祐奈、下山次郎兵衛満島真之介、下山甲斐でんでん、音羽の半六きたろう、百地三太夫立川談春、北畠具教國村隼、日置大膳伊勢谷友介。