劇場公開日 2017年7月1日

「見せ場が随所にあり、何度も盛り上がり見せるので、お腹いっぱいになる...」忍びの国 yonda?さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5見せ場が随所にあり、何度も盛り上がり見せるので、お腹いっぱいになる...

2018年4月25日
PCから投稿

見せ場が随所にあり、何度も盛り上がり見せるので、お腹いっぱいになる作品。前編後編にわけてもいいくらいの内容。してないから良いのだけれど。
観客に本当に見せたいシーンは、先に小さなエピソードをうって、その場面であらかじめ解説をいれている。後半の「川」も「毒」も予備知識入ってるから集中して見られた。

忍法~とかいって遁術みたいなものばかりイメージしてしまうけれど、この映画では奸計というか自分たちを有利にする、相手を意のままに動かす。黒幕である評定衆の術。

術を見破る大膳。ノブカツの本心と謝罪の言葉をきいてバチコーンかまして、殿と認めて一致団結するところが本当に良かった。

平兵衛との激闘の後「かわいそうな奴だ」とつぶやく無門
死に際に「かわいそうに」というお国

戦国の世、修羅の国で生まれたキラーマシン、人になるというのがこの作品の主題。目新しいだけじゃなく本当に良かった。

collectible