劇場公開日 2017年7月1日

「人でなしが人間に」忍びの国 うらっちさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0人でなしが人間に

2017年7月12日
iPhoneアプリから投稿

虎狼の族が住む「忍びの国」。人情といったものが全く存在せず、ただ、殺し合いだけを生きがいに生きている人でなし集団…
その中でも大野演じる無門は、忍び一の忍び
シーンシーンで繰り返される同じセリフがあるが、後半になり人間として目覚めていく無門をこの繰り返されるセリフや表情からしっかり伝わってきて泣ける
冒頭の「私は」で始まるナレーション
最後に「私」が登場するが、ここにも無門の人間として生きている姿に涙する
「忍びの国」は、アクション映画ではない
観れば見る程、心に染み入ってくる映画です

うらっち