「大野くんが意外と」忍びの国　アビさんの映画レビュー（感想・評価）

随分前に原作を読んだから、細かいところは忘れていたけど、これまで抱いていた忍者像とかけ離れていて、かなり驚いたことは覚えている。

映画を見て、上手く映像化してるなーと思った。大野くんが意外と（失礼!）よくて、ダンスをするが如く軽いノリで忍術を使う様子は、無門の余裕ぶりを表していてよかったと思う。

軽さに違和感を覚える人もいるようだけれど、これで正解なのでは。殺しのシーンを本気で重苦しく演ったら、見る方も辛いし、却って人の生き死にを軽く感じる狐狼の感じがよく出ていたと思う。