劇場公開日 2017年7月1日

「ポップな時代劇」忍びの国 いろはさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ポップな時代劇

2017年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

原作既読。原作とはまったく違うテイスト。

けれど原作の和田竜先生が脚本を担当したからかそぎ落とし再構築された映画の世界でも終わった後の印象はそれほど原作と差はなかったかな。自分は。
しかし和田先生のいう変な映画という言葉もしっくりくる。

織田軍はシリアスに人間的な描き方で感情移入しやすく、伊賀の忍びはコメディベースで異常な残虐さをファニーに描いていた。
その対比が違う作品では?ってくらいに奇妙で違和感があるのだけれどそこで成立するのが中村義洋監督の腕なのかな。
忍び側のコメディすぎる描き方は賛否がありそうだがポップにしたことによって子供にもわかりやすく鑑賞できるだろう。

その中で織田軍での重要な位置である大膳(伊勢谷)はどのシーンでも映画を引き上げていたし最後に対峙する無門(大野)と平兵衛(鈴木)の「川」という殺陣のシーンは見応えがあった。身体に力が入るほどに見入ったのでそこをもう一回スクリーンで見たいなと思うくらい。
そんな感じでした。

いろは
のりぽんさんのコメント
2017年7月1日

はじめまして。私もそう思いました✨⤴

のりぽん