「エンタメのお手本のような映画」ナイスガイズ! kotosukeさんの映画レビュー(感想・評価)
エンタメのお手本のような映画
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久々にシナリオの完成度の高いハードボイルドを観た。
バディものとして、ダメな親父と娘の交流ものとして、真犯人に迫るミステリーとして話がよくできている。
もちろん映画の魅せ方も良く、ハードボイルドのお約束に十分に応えている。アクションは派手だし(映画館の大きな画面、音がオススメ)、時折挟まれるギャグ・ブラックユーモア、お色気シーン(重要)、ガジェット(70年代の車はどうしてあんなに格好いいんだろう?)、人がすぐ死ぬシーン(近年こんなに簡単に人が死ぬ映画観てなかった)など、これぞエンタメといった具合にまとまっていたと思う。魅力的な、観ているうちに好きになってしまう登場人物がブレずに最後まで魅せてくれたのもよかった。
よくできているが故に、回収できたのではないかという伏線がもったいなく感じた。妻との話や、マーチが途中とったメモなど。
お色気シーンにしても、人が簡単に死ぬことにしても、近年規制からかあまりみられなかったので、これを観て幼少期に観た映画を思い出して懐かしく感じた。
次回作が作れそうな終わり方(娘の成長、容姿が変わることが一番の障壁になりそう)だったので、次回作があれば是非みたいと思う。
(2017/07/01 再鑑賞)
やっぱり、面白かった。物語の終盤、ライアン・ゴズリングは、プールに落ちたのに、タバコに火がついたのが気になった。あそこは、タバコに火をつけようとする→つかない→苛立って、手を眺める→手の文字が消えて意味が変わる→ライアン笑う、みたいな雰囲気にしたほうがよかったと思った。
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