劇場公開日 2017年9月16日

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「ディテールの細かさと声を出して笑ってしまう瞬発力のあるサブカル恋愛コメディ」奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール 五所光太郎(アニメハック編集部)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ディテールの細かさと声を出して笑ってしまう瞬発力のあるサブカル恋愛コメディ

2021年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

大根仁監督が「モテキ」以来、久々に手がけたサブカル恋愛コメディ。マガジンハウスを思わせるオシャレ系雑誌の編集部で働くコーロキ(妻夫木聡)が、ファッションブランドのプレス担当の美女(水原希子)の悪魔的な魅力に振りまわされていく様子が恋愛や編集者の「あるある」を交えながらコミカルに描かれます。100分というコンパクトな尺もよかったです。
ディテールの細やかさと、役者の魅力を最大限にいかした魅力的な撮り方で安定した手堅さがありつつ、時にそれらを全てすっ飛ばした瞬発力で思わず声を出して笑ってしまうところもあります。映画館で実際に声をだして笑う作品って意外と少ないと思っている自分にとって、本当に笑わせてくれるところが大根監督作品の凄さのひとつだと思っています。

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五所光太郎(アニメハック編集部)