お嬢さんのレビュー・感想・評価
全23件中、1~20件目を表示
感想
彼女たちの官能的なシーンは、1人で見てるのに恥ずかしくなって、じっくり見たいと思いながらも直視できず目を逸らしながら見てた。
こういう作品の初めての鑑賞は、びっくりして結構見ていられない。恥ずかしくなる。
もし二回目見たら内容をもっと楽しめると思う。
日本語がちょっと聞き取りづらくてわからないところもあったけど、支障なく鑑賞できたと思う。
主人公の表情がよかった。
詐欺師なのに、表情が幼くて真っ直ぐなところがあって、可愛げのあるキャラクター。
でやっぱり騙されてて、純粋だと知られてるのもいい。
ターゲットを好きになっちゃってプロに徹せない彼女のおかげで、お嬢さんも惹かれて二人が協力し合うことになってよかった。
二人とも賢い大人だったらこうはならなかったんじゃないかな。
他の作品では騙す側が二転三転する時、協力するより自分だけここから這い上がってやるとか情けをかけるより狡賢く出し抜いて勝ってやるみたいな展開多い気がする。
最初は秀子お嬢さんが全然魅力的に感じられなかったけど、後半に裏があったことがわかって実は賢く逞しくて、だんだん魅力的に思えた。
偽伯爵の彼がお嬢さんを少し好きになったように私も最後の方では好きになってた。
最後に偽伯爵に見せ場があったのよかった。
タバコ吸うとこ。
変態朗読クラブをエロい場面として終わらせず、スッキ(珠子)が怒り本を破くシーンがあるのいい。大したことじゃないと麻痺するが、お嬢さんに対する酷い扱いで侮辱で辱めを受けてて怒るようなことで、
スッキが彼女の代わりに彼女のために怒ってたのいい。
こういうの韓国作品はちゃんとしてるの多いと思う。
原案になったイギリス作家の小説は未読なので、元々あったシーンなのかどうかわからないけど…。
叔父のセリフはキモいのばかり。
わかりやすく変態で気持ち悪いキャラクターだけど、言ってる内容は今の一般人も男同士の猥談で言ってない?会話だとノリで流されるけど、最後の方のシーンは
韓国語のセリフで字幕だったから文字で見ると気持ち悪くてくだらないのが誤魔化せない。会話に乗らない偽伯爵との対比で尚更。
長い映画だけど最後まで見どころいっぱいで楽しめた。
変なとこも結構あるけど、どんどん展開するから気になるけどそんなに引っ掛からなかった。
ただ日本語のセリフを聞き取ろうとして音量上げてたから、女性の色っぽい声も大きくて恥ずかしくなった。
映画ならなんでもできる!
パクチヤヌク監督ならでは、な、設定が想像を絶する物語、
日本語タイトルお嬢さん、だが、予備知識なしで見たのでお嬢さん程度の方のお話かと思いましたが
お嬢様 の物語であり、
またエンドロールで、英語で、handmaiden というようなタイトルが出てきたように見えたが、韓国語のタイトルは知識語学力なくわからないが、原題というが英語タイトルは侍女のほうなん??とまたタイトル気になる作品でした。
日本統治下の朝鮮半島、下世話に出世意欲や一攫千金、成り上がりを目指し半端なく努力と才能を発揮する人間、なりすましの貴族、読書家という名のもと特殊読書の愛好家というかまあ単なる金持ちの変態が群がるお屋敷にたどり着いた泥棒詐欺ファミリー(血縁なくても事業ファミリー)
その若い女スッキと成り上がり詐欺師の伯爵と深窓のお嬢様の、生死をかけた、化かし合いと真の愛、性愛の物語、それぞれの目線からの第一部第二部そして事後譚として第三部、という構造で、ちょっとした不可解なセリフや情景がだんだん解き明かされていく過程が面白く、難解さもそこで解消され、お嬢様と侍女が類稀なる身体も心性も美しく、なりすまし伯爵は羽振り良い時も最後の痛みと死に至る時までクールにカッコよく、出てくる男はことごとくゲス野郎という完璧さ。
韓国人訛りの日本語で正しく語られる物語、このパラドックスもよい。
さすがパクチヤヌク監督と思うし、このような発想設定自体が、韓国映画の醍醐味であり、
日本憎しなんだけど日本というコンテンツに憧れてしまう韓国、日本は日本で和洋折衷大豪邸を作ってしまう日本文化への根拠なき偏愛と西洋文化への圧倒的服従(その裏返しのアジア諸国へのいびつで正しくない擬優越感情的なもの、を映画の中に余すことなく捉えており、
また女性同士の愛は奇怪なものとは捉えられておらず純粋さに溢れておりこれもまた本当に今現在ならやっとこごまで(日本はまだ。LGBTQ への差別を許さないと法律で宣言できないゲスな国、2023年だけどな)アップデートされた愛、その愛の普遍性を余すことなく、自然に描写していて本当に深さという点でもエンタメという点でも(韓国映画の良いところ!)完璧。
映画ならなんでもできる、なんでも見せることができる、なんでも聞かせることもできる、精神世界と現実世界の往還パノラマのような作品であり、耽美的かつコミカルなエンタメ作品でもある。脱帽。
【”デカダン。”女性同士のエロティシズム溢れるシーンに眩暈を覚える作品。今作は野望や変態性溢れる男達の中、恋心を貫き通し新たなる世界へ踏み出した二人の女性の姿を描き出した作品でもある】
ー 今作で、秀子お嬢様を演じたキム・ミニさんと、スッキ(珠子)を演じたキム・テリさん(もちろん、とてもお美しい・・。故に鑑賞中クラクラしてしまった・・。)の正に体当たり演技(だって、一歩間違えれば、女優人生が限られてしまう程の、倒錯した世界の中で必死に生きる姿を演じているのだから・・。)には敬意を表する。
更に、後年良い人役が続く、藤原伯爵と言う名を語った詐欺師を演じたハ・ジョンウの確かなる演技がこの凄き作品を支えているのは、間違いない。-
■1939年の朝鮮半島。
支配的な叔父、上月(チョ・ジヌン)と、彼の膨大な蔵書に囲まれた豪邸から一歩も出ずに暮らす令嬢・秀子(キム・ミニ)の下へ、新しいメイドの珠子こと孤児の少女・スッキ(キム・テリ)がやって来る。
実はスッキは秀子の財産を狙う藤原伯爵の手先だったが、美しく孤独な秀子に引かれてしまい、秀子も又彼女に惹かれて行き、禁断のエロティシズム溢れる関係になっていく。
◆感想
・物語構成は、今作の原作となったサラ・ウォーターズの「茨の城」に、ほぼ忠実である。(私見である。)
だが、今作の魅力は、美術陣が製作した”日本統治下の朝鮮”の上月家の豪邸及び、上月が所有する莫大な春本、春画(葛飾北斎や、北川歌麿が多かった気がする。)などの小物に拘った点である。
・更に言えば、韓国俳優の方々の多少片言になる所は有るが、流暢に話す日本語であろう。
ー ここは、パク・チャヌク監督の拘りであると思うし、敢えて片言にする意味も伺える。例えばドイツを舞台にした「ワルキューレ」で、ドイツ軍曹であるトム・クルーズが英語で喋っていたり(勿論、面白い映画なのであるが、気になってしまったのである。)、ハリウッド日本映画あるあるの類型的な日本人の描き方をしていない点である。
(勿論、韓国人と日本人の民族的には似ている点があるとはいえ・・。)ー
・そして、お互いに秘密を抱える秀子とスッキとの間に芽生えたレズビアン的な恋心。
ー それとは対照的な、”上月”と言う名を日本の上流階級の女と結婚して手に入れた朝鮮人の男(チョ・ジヌン)の屈折した思いから芽生えたと思われる異常なるSM嗜好をキッチリと描いている点も凄い。
大勢の日本人と思われる男達の前で、正座して春本を読まされる幼き秀子の姿。
男としては、女性に対して申し訳ない気持ちが込み上げるシーンであり、同性である変態的な”上月”に対して、複雑な思いを抱いたシーンである。
あのシーンは、女性に対する辱め以外の何物でもない。
今作の中で唯一違和感を感じたシーンであるが、申し訳ないがあのシーンがあるからこそ、この映画に深みが加わっているのも事実である。-
<ラストは爽快である。
秀子とスッキは旅券を偽造し、新たなる世界へ旅立つ。
一方、“獲物”に逃げられた”上月”は、藤原伯爵を拘束し、一本一本指を切り落としながら、秀子との初夜の話を聞き出す。
だが、”上月”が期待した話は藤原伯爵からは得られず、初夜の床に在った血は、秀子が自ら処女から女になった事を知る。
今作は野望や変態性溢れる男達の中、恋心を貫き通し閉鎖的な世界から、新たなる世界へ踏み出した二人の女性の姿を描き出した作品である。>
思わぬシスターフット映画
日本統治下の朝鮮で、日本文化に憧れを持った大富豪の財産を狙い、泥棒の娘と詐欺師がその屋敷に住む"お嬢さん"を騙そうとする話。
日本統治下の時代設定で登場人物達がガッツリ日本語を喋りまくるのだが、いわゆるこの時代特有の日本人が見ると居心地悪い映画じゃない。でも、全く別の角度から日本という題材が必要な映画だった。
第2部で屋敷で行われている競売はエロ本の競売で、お嬢さん・秀子はそのエロ本の朗読を男たちの前でさせられていたことが明らかになる。有名な話だけど日本は性大国って言われてるぐらい、性的なコンテンツが豊富。だぶん屋敷の主人が日本を"美しい国"と言うのも性大国だから。これはこれで日本人としては居心地悪いわ(笑)
「女は無理矢理強引にやられると気持ち良い」というポルノによった間違った思い込みが、「タコ」によってそんなん現実でやったら気持ち良いわけねえだろ!!と思えるように暗に完全否定されているのが面白かった。
そもそもレイプとか無理矢理系のシュチュエーションで性的快楽を得ること自体、たとえポルノだとしてもかなりヤバいことだと思った方が良いと思うんだよな。
性的に搾取されてきた秀子がソッキによって解放される瞬間(エロ本などを破りまくるシーン)がとても良い。サスペンス映画だと思ってたら女性たちの絆を描くシスターフット映画だった。これをハリウッドの流れより早くやっている韓国映画最高です。
紛れもないロードムービー
この作品は一応サスペンスというジャンルになると思うが、自分はロードムービーだと思っている。
売り物としてこき使われる孤独なお嬢様とあやつり人形同然に扱われる孤独な詐欺師。
男が支配する世界で自由を求めるストーリーだからだ。
3章構成で視点が変わりその視点ごとに物語の捉え方が全く違うという構成も素晴らしく、スリリングなミステリーとしても一級品。
スリリングなストーリーや過激な描写。そして役者の魂のこもった演技。この作品は韓国だからこそ作れたまさに韓国映画の真骨頂とも言える。
そしてこの作品は女性に優しいと思う。
たくさんある官能的なシーンで"お嬢さん"は観客に乳首を女同士でいるときにしか露出しない。こういうところにこの作品の本質が隠れている。
この作品は男尊女卑を女の視点で描いた作品でもあるのだ。
そう考えるとこの作品は女性向けの映画とも言える。
ちょっと付いて行けなかった
結局互いに騙そうとしていた女性同士が惹かれ合い、騙しに誘った詐欺師の男を嵌めるというオチ。エログロシーンあるし、日本語話すシーンがあるが、残念ながら聞き取りにくく、字幕が必要だと思った。
流石
江戸川乱歩風な奇譚と映像美が相まって、映画の中に深く入りこんでいけました。流石パク・チャヌクだけあってストーリーの作り込みも素晴らしかったです。私が一番びっくりしたのが、女性の描写にありました。秀子とスッキの見た目の美しさもそうですが、ふたりの心の美しさや人を愛する気持ちが真っ直ぐに描かれていました。男性が興味本位でレズビアンを描いた様にも思えませんでした。逆に男性は、欲望に従って女性を利用する醜さが際立っていました。あれ、パク・チャヌクってこういう監督だっけ?と見直してしまいました。韓国も女性に対する描き方が変わってきたのでしょうか。それともパク・チャヌクだからなのでしょうか。この作品は本当に劇場で鑑賞すれば良かったです。
ああ!映画館で観たかった!!
映画的評価とは全く別に個人的趣向として☆5あげたいくらい、超好きな映画でした。官能、ミステリー、どの目線で見ても面白い。
ちょっと過激すぎるシーンの必要性は感じてしまったけど、予告で期待させといてがっかりな映画より全然よかったです。というか予想何倍にも上乗せされて、そこまでやってくれちゃうの!?って感じでした。
テイストや世界観もよかった。あの時代あの場所がばっちり。最初違和感を感じていたキャストもしっくりとくる。
構成も素晴らしくて、二部で秀子側からの視点で見せられることでよりエロいです、、。気持ちがこもるというか、、。ちゃんと伏線があるのも満足。
ラストシーン、詐欺師が死んで終わりでいいじゃん、まだ見せられても萎えちゃうよ、って思っていたけど、なるほど~みたいな。
でもこの映画ただの官能映画としてじゃなく、女性の扱い方とか、女性の性に対する認識の誤りだとか、男のあほらしさとか、権力とかそういうところまで描いてくれているからこその、感情の起伏。時間かけて丁寧に進むからこそ二人が愛おしい。
絶対に日本では作られない映画です。パクチャヌク監督、やっぱり凄いです。
放送禁止用語の連発。
「お嬢さん」字幕版で鑑賞。
*概要*
「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク監督が、イギリスの人気ミステリー作家サラ・ウォーターズの小説「荊の城」を原案に、物語の舞台を日本統治下の韓国に置きかえて描いたエロティックサスペンス。
*主演*
キム・ミニ
キム・テリ
*感想*
前から気になってたこの「お嬢さん」やっと観れました。韓国映画の衝撃作「オールドボーイ」を観たことがある身としましては、観ない訳にはいかないので、これはいつか絶対に見ようと思ってました!
感想を申し上げますと、放送禁止用語が非常に多いことや、騙し合いがよく出来てた。スッキとお嬢様のレズシーンはかなりエロい。(^^;
第一部~第三部まで描かれてて、構成が上手かったんですけど、キャストが話す日本語が若干カタコトなので、日本語なんですけど、日本語のようじゃないんです。
この作品は、セリフが韓国語と日本語の2つがごちゃ混ぜになってるので、途中混乱するw
しかし、上記でも書きましたが、物語の構成がとても上手かった。全部で第三部まで描かれてて、そのうち第一部がメイド目線。第二部がお嬢様目線で描かれてました。
騙され騙し合って、驚きの連続でした(^^)
様々なな伏線が張り巡らされてて、華麗な回収とまではいきませんが、、、とにかく衝撃でした。。
最低な変態詐欺師や変態じいさん連中に官能小説を読まされたり、出てくる男は変態だらけ!(笑)
それと、放送禁止用語の連続!チ○ポやお○○○とか、キ○○イとか…(^^; これは、ちょっと子供には見せられないなww
先程も書きましたが、メイドとお嬢様のレズシーンは、美しくて、エロかった!
まとめますと、面白かったです。でも、日本語のようで日本語じゃないセリフがあって、途中何を言ってるか解らないところがありました。
「オールドボーイ」並の衝撃作でした!\(^^)/
ありがごぉじゃいます
簡潔に言うなら、川島海荷さんと松嶋菜々子さんのラブストーリーをベースに、変態と詐欺師の攻防!。韓国映画の突拍子のない展開に感情移入が出来ない江戸っ子なのですが、この作品は、映像も綺麗だし、脚本も素晴らしい。けど、小道具が当時にはないようなものも出てきたりと、まだ詰めが甘かった。
本当、もっと官能的なシーンは長く観たかった!。とても美しいエロスに心が奪われたー!。ブラボ!。
いろいろ惜しい
普通に日本の金持ちのお嬢さんと、朝鮮人の女中の交流の話でもいい映画になりそうなのに、
歪んだ日本人の姿と安易などんでん返しの話に持っていってしまったのは惜しい。どんでん返しは、一部の時点では騙されていたけど、話を通してみれば取り立てて目新しさも感じず、終わってみれば悪い男はひどい目に遭い、女は愛の名の下、多少のことは許されて仲良くめでたしというありがちなお話。
韓国が日本に併合されていた時代、良くも悪くも人間同士の交流はあっただろうに、それを真面目に扱った作品が見当たらないのはどういうわけか?苦労を知らないお嬢さんだけど箱入りで純粋、そして日本人嫌いで仕方なく使われている朝鮮人女中が
徐々に無垢なお嬢さんに気持ちが傾く話を期待してた。もちろんそんな設定でも、当時の日本人の
朝鮮人に対する無神経な扱いを浮き彫りにすることは必須でしょう。お嬢さんも悪気なくそんな振る舞いを
してしまうかもしれない。そんな映画かなと思ってた。
韓国の役者さんもよく日本語練習したようだなと思わせる演技だったけど、日本人の耳には通用しない。
言い回しもおかしい部分が多々あった。日本人の役には日本人を起用して欲しかった。
あと日本のエロチシズムもね。日本のエロチシズムが倒錯的なのは素直に認めるところだけれども、この映画で描かれているエロチシズムは日本人の異常性を描きたかっただけなのではないかという印象を持ってしまった。
もっと日韓協力していい作品が作れたのではないかな。
主演女優二人の絡みが想像以上に百合でエロかった。百合のシーンはかなりねちっこいのに、男女セックスはあっさり目。男の性を汚いものと考えているのか、全体的に歪んだフェミニズムを感じた。
それから、幼女にマ○コと言わせたのはスゴイわwww
スタイリッシュでフェミで好み。
今年の目標はアジア映画を観る、です。
なので手始めにお嬢さんを見ました。もう1月前ですが…
思い返しますと韓国映画にお金を払ったのは2002だか2001年ごろに見たJSA以来じゃないでしょうか。
よって韓国映画には大変疎く、お嬢さんの監督がJSAと同じだったことも後で知りました。
導入部のハングルのセリフが早口すぎて、字幕を読みきれず若干置いてけぼりでスタートしてしまいましたが、秀子さんの豪邸に行ってからは引き込まれました。
結構フェミニズム目線でも面白かったです。
そして春画好きなので楽しかったです。
引っかかったこともありました。
日本人役の秀子お嬢様より、スッキの方が日本語上手だったことと、互いの足の間に入って股を擦り付ける、女性同士の性行為でよく出るあの体位が嫌いなのにまたでた!って思ったところです。あれでいけるって絶対嘘ですよ。フォトジェニックではありますがね。演じる女性もそこはちがうくねってそろそろ誰かゆうてくれんかな。
エロ話朗読会の衣装なども観ていてワクワクしました。映像はとてもスタイリッシュで、かっこよかったです。BBC版のドラマも見たいと思いました。
馬鹿な男はああやってポイするに限るね。
じわじわもう一度見たい映画
じわじわ、もう一度見たいと思う映画。
印象に残ったシーンは、メイドがお嬢さんを意識するきっかけになるシーン。女の自分が見ててもこれはドキドキする。
二人で逃げ出すシーンも好き!これはフェミニズムの映画か?
もう構図、色彩、とにかく画が美しい。画だけでなく、音響も蠱惑的(笑)。場面転換の時の音のつなぎや、自分がドキドキしたシーンでも、登場人物の息遣いをまるで耳元で聞いてるみたいな…。余計ドキドキするわ!
あとは俳優のカタコト日本語が、初めは違和感かな〜と思ったけど、むしろカタコトでよかった。多分日本語のセリフに、例えば間を入れたり、抑揚で意味を持たせないから。このフィクションの世界、パラレルの世界を際立たせて、作品の世界に集中できた気がする。
狙ってしてるのかな。子役ですら、韓国の子らしかったし。
チャンカンマンキダリセヨ
中々、感想を思い出すのが難しく、それこそ『チョット待ってて』という感じ。相変わらずの韓国映画界だが、昔の邦画もこういう元気さと怪しさがあった筈なんだけど、なんて知ったかぶりな訳だが、しかしまさしく最近までやっていた日活ロマンポルノリブートの作品群が束になっても今作品には敵わないんじゃないかとさえ強く感じる。それ程突飛なストーリー展開と俳優陣のアクの強さ、そして金の掛かったセットや美術が、日本人を楽しましてくれているという事実に、ある意味アイロニーさえ感じる。
今作品はダークファンタジーエロティック奇譚クライムサスペンス歴史物というかなり幕の内弁当的な、しかも味の濃い内容に仕上がっている。時代考証的にはオーバー目であるし、なにせ、太平洋戦争直前の韓国併合時に、こんな貴族的な人物が存在していたのかさえ怪しい。しかも朝鮮人が帰化してなんていうのもそのバックボーンがなかなかエグい。そう、ストーリーが緻密な様でいて、荒唐無稽な構成なのである。ましてや古今東西の猥談を読み聴かせる朗読会なんて悠長な世界なんてあるんかいなって思うダークファンタジーさが、ある意味日本アニメや漫画のジャンルでおなじみの世界観であるので意外とすんなり飲み込めるのは面白い。
まぁ、それにしてもアメリカ人が日本に来て四文字を連呼しているのを同郷のアメリカ人が恥ずかしいと思う意味合いを初めて実感できた経験も貴重だった。あれだけ『お●●こ』連発を、韓国女優に言わせて、それがピー音無しで流れるのは今までAV位だから(苦笑)
ラスト近くの詐欺師が伯爵に捕まり、地下室での拷問シーンは、邦画ではあっさりしたシーンにするところを冗長とも思える程のえげつないシーンの長さに、韓国映画のしたたかさをこれでもかと見せ付けられた思いである。
女性同士の濡れ場シーンは多分、今までの映画の中でトップクラスの演出と演技だと思う。日本の女優も負けずにこれ位の演技を是非お願いしたいほど、羨ましい映画環境である、山田孝之のカンヌ映画祭における長澤まさみにこの映画の爪の垢でも煎じて飲ませたい。その際は鼻を摘みながらねw
ちなみに英語題は『ハンドメイデン』、侍女ということ、そして手の乙女、要は処女の手慰みってことのダブルミーニングってことなんだろうな・・・同じ、B級映画でも、これ程の画力の高い仕上がりは邦画はお手本とすべし!!
男たちに見せ場が無い‼
翻訳小説のような脚本で、片言の日本語も複雑です。レズシーンは細身のシンメトリーがとても美しく、綺麗に撮れています。官能小説の朗読会は長過ぎます。少女が可愛かったです。一般的な邦画よりも非常に濃厚ですが、個人的には前半ラストの精神病院入所シーンがピークでした。結局のところ男性側に見せ場がなくて残念です。三人で協力して叔父の殺害を試みでもしてくれれば、カタルシスがあったのではと思います。出自や動機はどうあれ、助けて差し上げますと行動したのにあの結末は可哀想です。
ツッコミどころは多いが
韓国映画は初めて鑑賞。日本統治時代ということもあって、どんな描かれ方をするか興味津々。
ストーリーが展開するに従い、ふつうに引き込まれていく余計なことを考えずに楽しめた
他のレビューにあるように決して滑らかでない日本語と不思議な世界観の中で韓国とパワーのようなものと日本のエロが不思議とマッチして、笑ってしまうところも少なからず。
三部構成のよく練られたストーリー。
女優さんのそこまでやるか的な演技が印象的
よかった
変な日本語はそれほど気にならなかったのだが、第2部のはじめの方でウトウトしてしまい、迷子になる。コンディション調整の失敗を棚にあげて申し訳ないのだが、眠気を吹き飛ばすほど面白くあって欲しかった。ただ本当に長いと思う。
百合展開にびっくりしたが表現がまたこってりしていてびっくりした。話は二転三転して面白い。男装はきれいな顔なのだが、どう見ても小柄で男としてはチンケに見える。
詐欺師の男がそれほどイケメンでないところがよかった。彼は結局セックスもできなかったところに好感が持てる。
また、ご主人も童貞なのかといぶかるほど、エロ本好きだし、お嬢さんに手を出さない。そのため女を取られた怒りは計り知れない。
もう1回観たい。
この邦題はいかがなものか、と思わないではないが、映画はおもしろかった。
さすがに、原作がこのミステリーがすごい!の1位をとっているだけのことはある。
原作がどうなっているのかわからないし、英BBCでドラマ化もされているようだが、本作は時間軸をさわるという久しぶりの手法で、パク・チャヌクが臨んだ。
いまや、時間軸をさわるのはクエンティン・タランティーノの専売特許で、他の監督はあまりやらないし、やってもうまくいかない。
3部構成になっていて、1部の終わりであっと驚ろかされた。これを見抜ける人はそうはいないのではないか。
さらには2部でもうひとひねりあるので、この脚本の出来は相当である。
R18ばかりが取り沙汰されているようだが、映画としておもしろい。パク・チャヌクの新章のスタートといえるかもしれない。
退廃的で耽美な上質エロティックミステリー
舞台は1939年日本統治下の韓国。詐欺師の少女スッキは、同じく詐欺師である藤原伯爵から、莫大な財産を相続した令嬢秀子を伯爵に恋させ、駆け落ちする手引きを求められ、秀子の豪邸へ侍女として侵入する…。スッキは珠子という名を貰い、侍女として献身的に秀子の世話をするうちに、その美しさと孤独さに惹かれるようになり、藤原伯爵に嫉妬を覚えながらも、彼との仲を取り持つ。やがて伯爵の計画通り、伯爵と秀子とスッキは屋敷を逃れて、日本へと渡る。しかし、それは裏切りに次ぐ裏切りの序章だった…。
とにかく上質な官能ミステリーだった。物語は三部構成で、謎パート→回答パート→後日談となっていて、時系列が交錯し、謎が明らかになるかと思えば、更なるどんでん返しが起こる…といったように、巧みな構成で観客を惹き付ける。絢爛たる美術や衣装も見事で、耽美で頽廃的なエロスに酔えた。
閉じ込められたお姫様を救うのは王子様ではなく女性…という点では、アナ雪や、かつての少女革命ウテナに通じるテーマを持った終わり方で、爽快だった。
日本人役も韓国の人がやっているため、日本人の名前なのにセリフが聞き...
日本人役も韓国の人がやっているため、日本人の名前なのにセリフが聞きづらかったりする事があります。
内容はいい感じ。
一部でこういう展開に来るのかと感じ。
二部では2~3回程展開が変わって驚き。
三部でなるほどそうなるのねで終わります。
あと、エロいです。モザイクかからないようにアングルの調整がありました。
全23件中、1~20件目を表示