「長尺なのにテンポがいい。」お嬢さん KIDOLOHKENさんの映画レビュー(感想・評価)
長尺なのにテンポがいい。
エロいのに面白い。本格的映画でこんなにエロい映像見せてくれるなんて。日本では女優が全部テレビタレントだから、こんなことは絶対にできない。ハリウッドでも、大女優を使ったらギャラが高くなりすぎて制作出来ないだろう。できるのは韓国だけ。そして、この映画のミステリーとしての面白さはどうだ。ナイル殺人事件よりも面白かった。長尺のわりに、登場人物も極端に少なく、中核となるドラマはシンプルでテンポが早かった。
映画にはエロいシーンがとても合うのであって、みんなエロいシーンを入れたいと考えて作ると思うのだが、実はそれはとても難しい。エロいシーンを入れようとすると、バランスが崩れてしまって面白くならない。エロだけで話を作ろうとしても、絶対に面白い映画はできない。エロいシーンをたっぷり楽しめて、面白い映画ってのは非常に少ない。まあ、例えば「殺しのドレス」とか「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト」とかあるけど。これはそれよりもエロが全面に出ていてシーンも長くて、回数もあって面白かった。こんなのは、他にちょっと記憶がない。韓国映画の威力を見せしめた作品の一つといえよう
。
それにしてもキム・ミニは足が長い。一瞬だけ映る後ろからの全裸シーンがなんときれいなことか。膝立ちした時に、もう一人の女の子と頭に位置が同じぐらいであった。足が長いとか背の高いというのは、膝から下が長いんだなとよくわかったよ。俺は短い・・ショックだ。どうりでジーンズが似合わないと思った。
映像はおそらくデジタルカメラとフィルムカメラのハイブリッド。やはりフィルムは美しい。デジタルカメラの部分にはだいぶ加工がしてあって、映像的に面白味が出ていた。
