「沼地に咲く花」お嬢さん たろっぺさんの映画レビュー(感想・評価)
沼地に咲く花
抜群のカメラワークがどろりとした物語をテンポ良く映す。
原作から舞台を大きく変えたが、過不足なくしっかり作り込まれており、作品に対する愛と熱意を感じた。
また役者の演技力は申し分無いが、頑なに日本人を起用しないキャスティングは悪手だろう。
キャスティングありきで脚本を書いたのではと感じる強引な設定もあった。
騙し騙されの人間模様は食傷気味だが、コミカル且つ美しいエロスを交差させる事で、極めて優しい口当たりに仕上がっている。
そして万人に受ける18禁映画としては、かなりの歯応えを感じた。
結構な点前で。
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