「爽快!女性の強さと美しさが映える」お嬢さん shironさんの映画レビュー(感想・評価)
爽快!女性の強さと美しさが映える
「成瀬巳喜男監督の高峰秀子が好きだから、お嬢さんの名前は“秀子”なんです。」と話してらっしゃるのを聞いて、ますますパク・チャヌク監督が好きになりました!
私も高峰秀子のファンなのですが、なかでも成瀬巳喜男監督の描く“運命に翻弄されて傷つきながらも、強かに生きてゆく女性”を演じる高峰秀子は秀逸ですよね〜。(T ^ T)
意表を突く展開が楽しみな映画でもあるので詳しくは書きませんが、本作の秀子もまた魅力的。( ̄+ー ̄)
女性の凛とした強さと美しさが映える映画でした。
そして、女中スッキの真っ直ぐな眼差しが、物語の説得力を増し、
スッキがお屋敷に入ることによって歯車が噛み合ってもたらされる結末の解放感が、とても爽快でした。
置かれた立場への反抗や復讐から得られる解放感はもちろんですが、女性の性に対しての解放も描かれていると感じました。
とくに草原(野原?)のシーンが晴れやかで好きです。
シーンと言えば、今回は私の苦手な痛いシーンは少な目でしたが、少ないながらも印象に残る変態っぷりでしたww
ところどころに挟まれるユーモラスなところもツボですし、詐欺師がキュートで最後まで憎めない!
虚構を愛して、虚栄を追い求めた者の哀れとでも言いますか…彼もまた魅力的でした。(*´꒳`*)
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