「客寄せにアイドル的な人出すのはいいのだけれど、イメージを壊すわけにいかないから、汚れないように筋を変えてしまうのがよくないと思う。」闇金ウシジマくん Part3 Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
客寄せにアイドル的な人出すのはいいのだけれど、イメージを壊すわけにいかないから、汚れないように筋を変えてしまうのがよくないと思う。
『闇金ウシジマくん 』を見ていると、気分が悪くなったり、やな気持ちになる。
でも面白いからついつい見てしまう。
もうやめようと思いながら、原作マンガも最新刊まで全部読んで、ドラマも映画も全部見ている。
もう見なくていいかな?と思っていたが、アイドルグループ乃木坂46の白石麻衣さんが出演していて、キスシーンが話題になっていたので、つい見てしまった。
キスシーンもあったし、下着姿で事後を想像させるようなシーンもあったけど、演技が?だったし、乃木坂46は好きだけど、特に白石さんのファンというわけでもないので、別に何とも思わなかった。
大島優子さんの時もそうだったけど、客寄せにアイドル的な人出すのはいいのだけれど、イメージを壊すわけにいかないから、汚れないように筋を変えてしまうのがよくない。
『闇金ウシジマくん 』には基本的に汚れたキャラクターしか出てこないから、きれいで爽やかな感じは特に必要ない。
なんか全体的にぬるくなって、その分面白さもなくなる。
これだったら、ドラマの『洗脳くん』編の方がよかったし、ドラマヒロインの光宗薫さん(元AKB、体調不良により脱退。AKBで一番きれいと言われていた。)の方がよかった。
光宗さんは白石さんと年は同じくらいだと思うけど、かなり汚れてくれて、えぐい感じになっていた。
内容的にはいつも通り原作のストーリーを何本か組み合わせたもので、接点がウシジマくんのカウカウファイナンスだけという構成。
原作の人の取材がしっかりしているせいか、こういう人いるよな~という感じだった。
ただ少しバブル的な臭いがするので、多少古いかもしれない。
天生祥(浜野謙太)みたいな人は、ネットがはやり始めたITバブルの時によくいたような気がする。
ブームに乗って儲けようとするんだけど、結局たいしたことはできないから、ブラックな商売に傾いていくような傾向があった。
それに本当にお金持っている人はお金持っていると言わないと思うし、すごい錬金術を持っているなら、普通企業秘密で人に教えるわけないでしょう?
加茂守(藤森慎吾)みたいな人は、バブルの時に多く出てきそうだけど、いつの時代でもいるのかもしれない。
時々ニュースになることがある。
チリ人のホステスに何億だか何十億だか貢いでつかまった人いたけど、どうなったんだろう?
チリ人の方は地元でテレビなんかにも出て超有名人らしいけどなんだか納得いかない。
こういう人こそウシジマくんに成敗してもらいたい。
回を重ねるごとにウシジマくん達カウカウファイナンスのメンバーの活躍する部分がなくなっていくような気がする。
これではウシジマくんいらないかも?というようなレベルになってきた。