「心突き刺さることや心温まることが詰まった秀作!!」リトル・ボーイ 小さなボクと戦争 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
心突き刺さることや心温まることが詰まった秀作!!
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「リトルボーイ」と聞けば、太平洋戦争でアメリカが日本に投下した原子爆弾の名前では
ないかと思い鑑賞した。チビと罵られた少年が、勇気と愛情を抱きながら生きていく。
司祭の作成したリストを自らの力で超えていくその愛らしい少年に涙した。そこで、
チビのペッパーとハシモトの関係が深くなればなるほどペッパーが人間として成長していく過程
が見事に描かれている。ハシモトの存在も、物凄く大きい。話がスムーズに展開し、時に
心を乱されて泣かされ、少年の行動に時に笑わさせてくれる。
監督の名前は存知あげないが、私には「生きる」ことの糧になった作品であることは絶対である。
自分が愛していた父親が、戦争へ行き音信不通となってしまう。(以降は省略)
ラストは、少し残念な幕引きではあったが、監督の少年への演技指導よく伝わっている。
監督は、親日家(日本という国が好き)なのではないだろうか。今後の活躍に、大いに期待大。
ハシモトがペッパーに言った台詞「床ばかり見ているより、顔を上げて…。」というような台詞が私の心を揺らしてくれた。
観る前に思った「リトルボーイ」が原子爆弾の名前であったというエピソードが出てくる。
ペッパー君の背は伸びていないが、人間としての器は、確実に大きくなっていると思う。
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