「拷問シーンは秀逸で、目を背けました。」その女諜報員 アレックス よしさんの映画レビュー(感想・評価)
拷問シーンは秀逸で、目を背けました。
銀行から強奪した物を巡り、暗殺集団に狙われる主人公を描く物語。
オルガ・キュリレンコ主演、モーガン・フリーマンが脇を固めるアクション映画です。
アクションもしっかりとしていますし、ストーリーも分かり易いので、観やすい映画に仕上がっていると思います。
導入部の銀行強盗シーンで、主人公のプロフェッショナルな部分を描写。そこから、謎の暗殺集団の襲来、相棒の死等を経てクライマックスになだれ込みます。テンポのよいストーリー展開は、時間を忘れさせてくれました。
私がこの映画でもっとも評価するポイントは、「強さの設定」でしょうか。女性の特殊工作員としてギリギリの強さ。そしてその相手は、プロフェッショナルだけど少人数。「バタバタとなぎ倒す」ではなく、「あり得ない程強い」でもなく、でも映画映えする強さ。個人的に、とても好意的に観ることが出来ました。
ただ、前述した「観やすい」は、映画としての「深みがない」に繋がり易く、映画を見終わった後の印象度がとても薄い映画でもありました。女性主演のアクション映画は、どうしても男性主演と比較して迫力に劣るのもマイナス。
評価は、迷いましたが少しオマケの4にしました。
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