弁護人のレビュー・感想・評価
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出だしとラストの温度差がなんとも。
ソンガンホが話の進みでどんどん豹変しちゃって…さすが。
実話モチーフ、って事だけど軍事政権の恐怖が強烈。民主主義になりきれてない時代の怖さ。
ラストの美しい終わり方も綺麗すぎる感もあるが納得いかない結末に一筋の光、って事でしょうか。
見応えたっぷりでした。
圧がすごい
ソン・ガンホが完全アウェーの法廷で一歩も引かず演説するところが大変な熱量で圧がすごく、迫力に圧倒される。法廷ものの面白さを存分に発揮していた。
拷問が本当につらそうで、あり得る感じで描いているところが恐ろしい。憲兵の幹部みたいな人の顔が大変憎たらしかった。
高卒の弁護士で不動産取引で出世していくところが気持ちよかった。
あれ、あれれ…先進国に遠いって納得!
好きな韓国人俳優、ソン・ガンホの主演作。
たまたま週刊新潮で、白井佳夫先生が「韓国の複雑な現実を理解する上でも、何かヒントがありそうな問題作である」と評し、82点と高得点を与えていたのを読んだので、作品に期待し、封切り翌日に映画館に行った。
が、期待はずれ。
貧しくて学歴がなく(商業高校卒)、それをバネに司法試験を突破してひょんなことから人権派、政治権力と闘うことになった弁護士を描いている。
作品のモデルは、2009年に周辺と自身の金銭スキャンダルの末に投身自殺したノ・ムヒョン大統領だ。
白井先生ご指摘のとおり、現在のパク大統領含めて、歴代大統領が必ず足元をすくわれる、その韓国を理解するための何かが描かれている、と思ったが。
映画が描くのは、左翼的な弁護士だった男の一面だけ。
過去に、反政府運動を取り上げた韓国映画は何本もあるだろうが、韓国の左翼、「市民」には一定の評価を下し、映画館に足を運ぶマーケットもあるのだろうが。
アカを挙げようとする公安警察と拷問される学生の描き方も類型的。学生=善で、警察=悪…っていうのは単純だ。
21世紀なんだから、もうちょっとひねってほしいものだ。
日本人にはつまらない内容だろう。
韓国映画は、なかなかいいものもあるのは認めるが、もうちょっと政治を描くにしても成熟したものがないと…。
やはりまだまだ先進国の域には達していない国だ、というしかない。
気迫に満ちた演技
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