「主人公のトム・ハンクスは、異国の地で文化的な違いを感じ往々と進まな...」王様のためのホログラム 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公のトム・ハンクスは、異国の地で文化的な違いを感じ往々と進まな...
主人公のトム・ハンクスは、異国の地で文化的な違いを感じ往々と進まないビジネス関係に苛々する。
作品中に彼は、サウジアラビアでは禁止されている酒を飲み。その酔った勢いから自身の背中に出来たコブを切ろうとする。
その結果、ベットのシーツや彼のシャツには真っ赤な血がベットリと着く。
またこんな事も有った。
仲良くなったガイドと一緒に、無駄とも思える旅行をする。
その際にガイドの知り合い達と、一瞬だが不穏な空気が流れる。
最終的に彼のビジネスは王様の心を動かした様だ。しかし残念ながら最良の結果とは至らない。
これは一見するとビジネスマンの話の様に見えて、実のところ。現状では友好関係に有るアメリカとサウジアラビアでは有るが、いつそんな関係性が崩れてしまってもおかしくは無い緊張感を孕んで居る様にも感じる。
ガイドの知り合い達と問題は起きなかったのだが。アメリカ人から見たら、いつ彼等が“狼”に変身して銃口を向けて来るのか?その不安は尽きないのであろう…と。
作品の最後は。知り合った女医さんとの関係がより深まり、中東での男女間の格差問題が浮き上がって来る。
その為に最後は違和感を感じる事になってしまったのが、個人的には少しだけ勿体無く感じた。
(2017年 2月19日 TOHOシネマズ/シャンテシネ1)
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