「何本杖を折るんですか!」TAP THE LAST SHOW kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
何本杖を折るんですか!
最後のショーは圧巻なのですが、若手ダンサーたちは事情を抱えすぎ。ちょっと押せばバラバラになりそうな予感さえするのに、ここまで仕上げたのは凄いと言わざるを得ない。ちなみに、日本人によるタップダンスというと、芸能人かくし芸大会を思い出す。
序盤のオーディションの厳しさも鬼気迫るものがあった水谷豊。遅刻したことで追い出されそうになるも我慢し続けたMAKOTOといい、ホストのRYUICHIといい、個性豊かだったし、脚本さえ良ければ素晴らしい作品になったはず。ちょっと残念。
ラストショーも最高だったけど、その会場でいきなり踊りだす八王子のジンジャーとアステア太郎の存在が良かった。この人たちプロ?と、全体的にプロが多いんだろうけど、その分ダンス以外の演技力が足りなかったか・・・そして、前田美波里もせっかく出演してくれたのなら、何かやってほしかった・・・
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きりんさんのコメント
2020年7月7日
こんばんはー
ジーン・ケリー、フレッド・アステア、
近年では「アーティスト」のジャン・デュジャルダンなどタップも出来る、でも俳優としての演技ははるかにそれを超えている、そんなアカデミー俳優を見ていると、今作の素人芝居は、あんまりでしたよね・・
僕は頑張ってフォローしたつもりですけど(笑)
たぶんキャスティングのための制作予算がなかったんだろうなぁって想像はします。
(前田美波里もたぶん踊り無しのカメオ的な友情出演)。
せめては老兵水谷のステップを見たかった!
タップはやれたとしても今回出演した若手ミュージカル舞台俳優たちには、スクリーン向けの演技は世界が違って荷が重かったのではないかな?と感じました。
ではでは。