獣道のレビュー・感想・評価
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早送りして観るべきだった?そうではない!
山梨を舞台にした、不良少年、少女ばかり出てくる訳の分からない作品。なぜ日英合作なのか?映画館で観たら発狂していたかもしれない。早送りして観るべきだった?いや、そもそも見観るべきではなかった。
映画としての方向性が曖昧。
はっきり言って、何の共感も感動も思考も思い浮かばない作品だった。
オープニングでこの作品は実在の話を基にした物語と、ハードルを上げ、
いざ始まったら無理やりコメディ寄せの演出でドン滑り。
宗教にハマっている母親とか言うのも、本当の話かもしれないが、
映画によってリアリティを消されている感じがする。
コメディ寄せしたかと思えば、須賀健太のナレーションでシリアス感を出すが、
前後の演出が良くなさ過ぎて、これもまた映画の方向性をブレブレにしただけ。
これだけ役者陣そろえてこれはないでしょ、という作品。
居場所を
伊藤沙莉初主演を記念して高めの評価を。
「孤独じゃない、孤高なの。」
気持ち一つでどちらも同じに思えるが、孤高であるためには1人であることと戦わないといけない。孤高であると自らに言わしめるものは何か。それは母親を見て育った愛衣の深層の宗教性であるとも思えたし、居場所を探す中での言い訳であるとも思えた。彼女は居場所があったら孤高でいる必要はあっただろうか。それは彼女の気持ち一つだろう。
しよっか。って、どんな気持ちで言ったんだろう。
上映後のサイン会でサインと握手をいただいた。
「千葉に帰ります。」だなんて同郷アピールをしてしまって後から恥ずかしくなったが、自分の裸を見られた後なんだな、と思ったらどっちが恥ずかしいんだか。まあ彼女は恥じてなどいないか。握手からは役者としての魂と誇りが伝わってきた。
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