「.」サマー・インフェルノ 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅にて鑑賞。日本劇場未公開でスペインと米合作、原題"Summer Camp"。感染系のサバイバルホラー。テンポが速く80数分とコンパクトな尺乍ら、冒頭何度か思わせ振りな綿毛のカットの挿入や展開で明かされる迄の間、感染源のミスリードもある。感染者同士は争わない、数分で感染者が元に戻る、疑心暗鬼に陥った人間同士が争うと云った独特の設定やシーンがあった。冒頭とエンドクレジット内にニュースっぽいナレーションがあるが、冒頭の行方不明の件りはボンヤリと展開が読めてしまい、不要に思えた。65/100点。
・感染すると、非感染者を傷付けるのみの凶暴性を発揮するが、スタキボトリスを含むカビによるとの説明があるのみで、あくまで原因のみしか判らない。ゾンビや吸血鬼の様に飢えを癒すと云った衝動的な凶暴性の目的が不明だった。'78年インディアナ州で……と云うラストは、次作以降の布石だったのだろうか。
・怯える姿と感染した後の狂暴な演技の落差が凄く佳かった。早々に出番が無くなる“アントニオ”役は、当初A.ゴンザレスにオファーされたがスケジュールの都合がつかず、A.ベレンコソになったらしい。
・鑑賞日:2016年11月2日(水)
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