「純粋無垢」淵に立つ ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
純粋無垢
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人が大きな不幸に見舞われた時に思う罪と罰。あの時に罪を犯したから、罰となって返ってきたのではないか。もしかするとバチがあたったのではないか。
約束を守ることを命や法律よりも大切にしていたという八坂は、ある意味「純粋無垢」の象徴なのかと思いました。真白な出で立ちで現れたのも「純粋無垢」を表しているのかと。
鈴岡が無意識下で感じていた「純粋無垢」な存在に対する「罪」の意識が、八坂という姿になって「罰」として現れ、蛍という「純粋無垢」な存在を傷つける。戒めが薄れた現代社会に対する寓話の様な作品でした。
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