「心に響かなかった・・・」淵に立つ giantsoyajiさんの映画レビュー(感想・評価)
心に響かなかった・・・
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「寅さん」が出演者全て「善い人」なら本作は全て「悪い人」か。(蛍は別)
それがテーマかも知れぬが・・・救われない後味、特にラスト。
心に響かなかった理由
(1)予測不可の展開もあったが先が読めるシーンが所々あり残念
(ミエミエの伏線布石はあざとい)
・序盤蛍の後ろ姿をジッと見る八坂・・・この娘に何かやる
・必要以上に八坂に近づく章江・・・この二人に何か起こる
・孝司が描く蛍の画の妙な色使い・・・蛍に何かやる
(2)共感=「あるある」「わかるわかる」だがそれが無い
・いくら夫の旧友とはいえ現れた日から同居させる?
・いかにも「ムショ帰り」の所作(歩き方、礼、食べ方)は不自然
・八坂似の写真、鮮明なのに後姿だけ?せめて横顔くらい撮れるハズ
あげく追跡しピアノを教える姿までソックリの演出はやり過ぎ
(3)そもそも八坂(と利雄)の前科内容は?それによって二人の見方がかなり違ってくる。(利雄の「足を押さえていただけだ」など無意味なセリフ)
※8年後の蛍役の女優に障害者だけ演じさせず章江の空想シーンで健常な姿を映したのは監督の気配り? などと余計な気を回させる演出不要
※観賞後書店で原作を見かけたのでラストの4,5ページサッと目を通したが
映画とは全く異なる展開にビックリ!
この通りのほうがまだ良かったのに、と感じたがもちろん作者は了承したのでしょうね・・・
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