「海外で受けそう〜」花戦さ 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)
海外で受けそう〜
「のぼうの城」的な感じを期待して行くとちょっと違うかも〜
あちらは戦争中の武士の話なので戦闘シーンもあって派手な展開ですが
こちらは僧侶の話だし、文化的な話なのでアクションはありません。
それでもダイナミックな絵作りとして、大きな松の創作生け花が見事です。
天井までいっぱいに使った創作生け花が
作られる過程はなかなか興味深かったな〜。
海外で日本文化紹介作品として受けるかも??
それから
多分ドローン撮影と思われる山のシーンも新しかったです。
「なにわ言葉」については90%くらいまで頑張った感じですが
野村萬斎さんの結構良いシーンでの一言が
イントネーションが微妙に標準語ぽかったり、
逆に本来ならネイティブに喋れるはずの和田正人さんまで
言葉指導がついたせいか、やっぱりイイところで
イントネーションが微妙だったり〜〜
指導を受け過ぎるとネイティブでもたまに
本来のイントネーションが一瞬わからなくなるのね。
勿体無かった〜
監督さんがネイティブならこのテイクは使わないと思うんだけど〜
ただ、最後の展開は原作未読ですが、
原作ではもうちょっと緊張感があったのかもしれません。
映像にした分、緊張感がちょっと薄い感じ。
人によっては納得できないかもしれない。
鶴松が死んで落ち込む秀吉の描写もちゃんとあったけど
「友」という言葉に反応した秀吉の気持ちは
観た人に届いたかな?
それとやっぱ信長に中井貴一さん、出番は少ないけど
最後に説得力を持たせるには中井貴一さんクラスの
大物でなければならなかったのがよく解りました。
あと、ヒロインの女の子はちょっと現代っぽ過ぎる気がするな〜
それから顔のドアップが多すぎてちょっと観ててそこはしんどかった。