「FF7ファンのための作品。」ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン かつさんの映画レビュー(感想・評価)
FF7ファンのための作品。
メインストーリーであるファイナルファンタジー7をプレーしていないと全くついていけないストーリー。これが見たいがために本編をプレイする人はいないだろうから、まさに、FF7ファンのために作品ですね。
FF7が好きでやり込んだファンである僕には、この上なく至福の作品でした。だって、あのクラウドが、あのセフィロスが、ティファが、その他仲間たちが、実写に近いリアルなCGで、白熱の戦いを展開するなんて、それだけでワクワクしてしまいます。キャラクターボイスがなかった原作、みんなの中ですでに声のイメージが出来上がってしまっている中で、このハズレのない声優さんの選択は、見事ですね。下手にタレント声優とか起用しなくて大正解でしたね。
ストーリー前半は、なかなかテンション上がりません。。冒頭での掴みの前哨バトルはあるものの、聖痕症候群や、カダージュ一味の出自、クラウドの心境の変化など、ACオリジナルの設定、バックボーンのしっかりした説明なく進むので、なんだか置いてけぼり感がスゴい。。 (一部映像が追加となったコンプリート版の方が、分かりやすかったですね♪) キャラのセリフも詩的というか抽象的で掴みどころないです。。しかも、バトルシーンもティファvsロッズ以外ないので、あまり盛り上がらない。
しかし、忘らるる都からは展開が急変!一気にバトルモードに突入!ストーリーのバックボーンも、ヴィンセントの説明でよくやく理解でき、グッと入り込めました。(ルーファス、ヴィンセント、説明協力ありがとう♫)
とにかく、バトルシーンが派手で見応えありすぎでヤバい!特に、終盤。クラウドvsヤズー&ロッズ、この二人のコンビネーションは、忘らるる都のバトルもですが、敵ながら感心さてしまうぐらい華麗でした!そして、クラウドvsカダージュ。最後のクラウドvsセフィロスまでの怒涛の展開。もうヤバいです!アドレナリン出まくりです!
前半は今ひとつでしたが、後半でおつりが来るぐらい、かなり満足できる作品でした!