「大レスラー対大怪獣!大東京で大暴れ!!」大怪獣モノ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
大レスラー対大怪獣!大東京で大暴れ!!
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河崎実監督の映画が大好きなんですよね〜。僕とめっちゃ気が合いそうな特撮への愛とマニアックさ、ピリリとしつつも笑えるブラックユーモア、抜群のパロディーセンスが最高! どれだけ低予算だからって、どれだけチープだからって、この面白さは何物にも替えがたいのであります!
モチーフになっている先行作品は皆様お分かりだろうと思います。巨人対怪獣と云えば、「ウルトラマン」であり、その原点である「フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)」! 本作には主に後者のオマージュが盛りだくさん!
なにせ大怪獣モノは地底怪獣だし、同作劇中の志村喬のモノマネまで炸裂する徹底ぶり! ふざけているけれどストーリーはしっかりしていたし、プロレスラー・飯伏幸太とモノの決戦は手に汗握る迫力と興奮! 河崎監督のフィルモグラフィーの中でも、一際完成度高いんじゃないかなと思いました。
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万能巨大化細胞“セタップX”―。STAP細胞を巡る一連の騒動を見事パロってました。「セタップ細胞はあります」と涙ながらに訴えながらもその実在を疑われ、学会を追われてしまった科学者はなんとウルトラマンレオでした(笑) 世を儚んで女装に走った真夏竜のあられもない姿に目頭が熱くなりました(笑)
【余談】
河崎監督は本作で「シン・ゴジラ」の向こうを張ったんだよなぁ〜すげぇなぁ〜。負けず劣らず(?)だもんなぁ〜(笑)
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