フレンチ・ランのレビュー・感想・評価
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誘導
イドリス・エルバ無双を感じさせるほどアクション満載でした。冒頭のストリーキング女性からの爆弾犯人に騙されていたゾーイ(シャルロット・ルボン)と、はめられることになってしまったマイケル(リチャード・マッデン)。黒幕の正体も序盤からわかってしまうが、手下も手練れの強さを見せ、人数の差で圧倒的に不利なCIA捜査官ブライアー(イドリス・エルバ)たちだった。
そしてCIAの仲間であるカレン(ケリー・ライリー)も騙され殺されてしまうが、マイケルのスリテクニックとずる賢さで何とかカバー。まぁ、スピーディな上に映像の切り替えも早くてついていくのが精一杯だったけど、腐った警察幹部たちが破滅の道へと進む典型的なフランス映画だったから予想しやすい。それにしても悪徳警官の出てこないフランス映画って存在しないんじゃないの?と、しみじみ思う。
アクションで最も凄いと思ったのは、序盤の屋根の上での逃亡と格闘シーン。あとは編集の妙で、上手いこと仕上がっていた。
邦題がちょいとダサいので、バスティーユ牢獄襲撃というフランス革命の意義なんてのがぼやけてしまっているのが残念なところ。
目が離せない展開 👀
米CIA捜査官ブライアーをイドリス・エルバ、テロ組織の一員として追われる事になるパリ在住のアメリカ人マイケルをリチャード・マッデン、事件に関わってしまう女性ゾーエをシャルロット・ルボンが演じる。
スピード感ある追走シーン、ブライアーとマイケルとのやり取りと表情( まさかの展開に動揺するリチャード・マッデンがキュート! )、彼らの魅力溢れた演技から目が離せなかった。
テレ東を録画にて鑑賞 (吹替版)
渋めで程よいアクション・エンターティンメント
この手の相棒ものでは下ネタがらみの下世話な会話やジョークが飛び交うのだが本作はいたって硬派、CIAエージェントと敏腕スリという組み合わせは少々奇をてらった風に思えるが、必要以上にべたべたせずクールな距離感がリアルっぽい。
テロと言えばイスラム過激派が相場だが、こともあろうに敵役が悪徳警官、早々にばらされるから裏はあるなと思ったらやっぱりでした。
アクションもハリウッド程の派手さはないがビジュアル的よく練られている、捜査も軽快なテンポで進むし結末もスッキリと落着し言うことなし。
ポスターにパリ出禁とあるが、フランスでの公開翌日にニーストラックテロなど実際のテロ事件が発生、劇場閉鎖や宣伝自粛、DVDタイトルの変更(Bastille Day→The Take)など一悶着あったようです。
キャスティングも渋めで程よいアクション・エンターティンメントでした。
アクションが物足りない。
レンタルDVDで鑑賞(字幕)。
全体的にアクションシーンが物足りなかったです。
低予算なのがひしひしと感じられました。もっと銃撃戦したり、たくさん爆発したりして欲しかったです。
バディ・ムービーとしては普通に面白いのに、残念…
[余談]
黒幕の意外な正体には驚かされました。
※修正(2021/10/12)
フランス革命記念日前夜。パリでその日暮らしのスリ稼業に勤しむアメリ...
フランス革命記念日前夜。パリでその日暮らしのスリ稼業に勤しむアメリカ人マイケルは道端で見かけた女性が持っていたバッグを奪い取り、スマホだけを抜いて路上に放置した途端にバッグが爆発して死傷者を出してしまう。その爆破後にテロ組織が犯行声明を出したからパリ市警とCIAはテロ事件と断定、防犯カメラの映像からマイケルを追う。CIA捜査官ブライアーはいち早くマイケルを捕らえるが、尋問している最中に誰にも知られていないはずのCIAのアジトが何者かに襲撃される。マイケルがバッグを盗んだ女性が事件の鍵を握っていると確信したブライアーはマイケルの身柄解放を条件に捜査協力を強要、即席コンビがパリ市街を駆け巡る。
いかにもB級で地味なプロットなるも地に足がついたオーソドックスな演出が好印象の佳作で、一匹狼のはみ出し捜査官といういかにもなキャラをイドリス・エルバが貫録十分に好演、なかなか見応えのある作品に仕上がっています。
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