LION ライオン 25年目のただいまのレビュー・感想・評価
全85件中、1~20件目を表示
久々の号泣
デブ・パテルさんが出演し、
GoogleEarthで故郷を探すというあらすしが面白そうと何気に視聴。
最初からサルーとお兄ちゃんの仲の良さや、
お兄ちゃんの弟想いに感動。
サルーが小さいのに仕事をし
家庭を助けたいという、いじらしい所が可愛い。
反面、インドの貧困の問題も。
きっと学校も行けてないでしょう。
サルーが迷子になり、5歳なのに路上生活をしなければならない環境。
お兄ちゃんもずっとサルーの事を探したでしょう
サルーの可愛さから一転、20年後になり、
デブ・パテルさんの大人バージョン。
良い養父母に恵まめれたけれど、
本当の家族を思わない日はない。
やっとお母さんと妹に会えて
良かったけど、お兄ちゃんは
サルーが迷子になった当日、列車事故で
亡くなっていた。
もう可哀想すぎるでしょう。
お母さんの気持ちを考えると、いたたまれない。
お母さんに会えたところから、号泣です
エンドロールでは、毎年8万人の行方不明者があると。
昨年、上映された
サウンドオブフリーダムも幼児人身販売がテーマだったが、インドも貧困を含め、闇が深いと感じた。
見終わったあど、ちょっと調べました。
サルーとお兄ちゃんがいなくなった事で
一家は少し余裕ができ、もう1人のお兄ちゃんと妹は学校にいけて、就職もできたそうです。
GoogleEarthで探したけれど、
フェイスブックでも協力してくれた方(コミュニティ)もいたそうです。
サルー役の子は現在17歳
どんな感じが気になるけど、あまり情報なし。
天上天下唯我独尊♥ 花の日に心に花を
東洋哲学は捕食者が神。西洋の宗教とは違う。カムイ!!!
60歳になって最初に見た映画は「ムーライト」だ。
八千代中央駅近の東宝系の映画館。さて、当該映画は「ラ・ラ・ランド」の次になるから、3番目(?だと思う)に鑑賞した。金曜日の仕事が終わった後に行くのが常だった。
STREETCHILDの現実は深刻で、言うまでもなく、当該主人公は幸運だった。養子になれる数は大変に低い。さて、この映画の設定は1980年代の後半となっているが、現在のカルカッタや南インドがロケになっている。つまり、現在のインドてある。僕が昨年行ったのはデリーを中心に北インドだが、状況は変わっているわけではない。殿様旅行なので、合う人達はハイソサエティーな方々ばかりだったが、目を横に向けると、ガンジーの様な老人が道路に横たわっていた。それを眺めながら、旅の途中、インドが世界一人口の多い国になったと聞く。理解できたが、デリーからタジ・マハールに向かう高速道路から見える風景は一面の畑だった。不勉強でなんの作物か分からなかったが、一面同じ作物だったので、悪名高きプランテーションであると想い、ゾッとした。
石炭を積んだジーゼルエンジンの機動車が電化されていない線路の上を走る。およそ、EV車などにお目にかかれない。また、映画館なんか影も形もない。インドは広い。G◯◯gleがないと歩けない。
この事実はフィクションを越えている
幼少期の記憶もおぼろげで誰かに確認することもできない焦燥感と苦悩は本人の捉え方次第か。とはいえ、微かな記憶の積み重ねは、自己のアイデンティティーの源に違いない。そういうのは歳を重ねるとひときわ蘇ってくる。主人公の願いが分かる気がする。
GoogleEarth が可能性を現実にして、主人公の根性と帰りを信じて住まいを変えなかった母親の三位一体が奇跡を呼んだのか?
それもこれも終始、聖母のように温かく主人公たちを育てる義母あってこそ。良い作品だった。
キャストがよかったな。ニコール・キッドマンは名優だねえ。
やはり端折り過ぎよな
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インドの貧しい兄弟が、町へ出稼ぎに来たがはぐれる。
小さな弟は回送列車に乗ってしまい、数日後に遠くの町へ。
住んでる町も親の名も知らず孤児になり、豪州に養子に出る。
そこで成人したが、ある時から母や兄への思いが強くなった。
でGoogleアースで故郷を発見、行って母と再会。
育ての両親は立派な人達で、それも応援してくれた。
兄は同じ日に電車にひかれて死亡してた。
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史実ベースの話。
結構評価いいけど、おれ的には今ひとつ期待外れやったかなあ。
何より、端折り過ぎの感が否めない。
豪州に養子に出てから5分10分で大人になる。
あと不出来な弟もやって来るが、物語上全くいらんと思う。
Googleアースで故郷を見つけるのもあっという間やし、
苦労に苦労を重ねて故郷を割り出した感もない。
急に故郷への思いが高ぶって彼女に勝手に別れを告げるし、
故郷が見つかった瞬間、急に彼女に会いに行ってヨリを戻す。
お前、身勝手過ぎ。そう思って一気に感情移入が解けてもたわ。
唯一感動したのは、里親となった夫婦の立派さやな。
子供ができない体じゃないのに、貧しい国の孤児を救う目的で、
最初から子を作らず養子をとることで意気投合して結婚したらしい。
そして主人公にも、不出来な弟にも、しっかり愛情をかけて育てた。
裕福で心にゆとりがあるからこそやなって思ったわ。
嘘みたいな本当の話
素敵な話でしたね。
ながめのアンビリバボーの話を見てるみたいな感じ。オチがわかってる分驚きはないんやけど、よかったねえ、ってはなる。
タイトルで全部読めちゃうのはあれだなあ。このタイトルじゃない方が良かったんじゃない。
ストーリー 85点
配役 70点
音楽・映像 70点
全体 78点
数奇な運命!!インドの少年が兄と線路の上を歩いたおぼろげな記憶
を辿って、5歳のときに生き別れた実の親に
再会、会うことができた幸せな気持ちになれる秀作でした。
サルーと自分の名前を名乗っていた少年。
25年もの月日が経ってやっと会えた奇跡!
母親が子どもに対して海のような深い愛情がありました。
オーストラリアで育ててくれた親御さんも
少年に初めて会った眼差しが喜びに満ち溢れていました。
コアラのぬいぐるみ♥
可愛かったです。
生みの親が子どもに名前を託したように見えた、強くたくましい青年に成長していました。
子供の頃の可愛さがすごい
お母さんと会えて本当によかった。過去を消してしまわなければいけない運命だとわかっていながら、過去がふと蘇ってきて苦しむ姿にはすごく辛くて涙が出ました。
その苦しみのせいで周りの人とも壁を作って孤立して、仕事も失って、育ての親をも苦しませて、どんどん追い詰められていくのが辛かった。
お母さんに会えて本当によかった。
あの直球(?)な友達の助言が案外役にたってよかった。
だけど、お兄さんとは会えなかった。お兄さんがどんなに苦しんだだろうって思いながら観ていた。迷子になった時に近くの電車ではねられて亡くなったのはサルーを探して慌ててたから?それともたまたま?
お母さんは同時に二人を失ってしまったんだ。それから石積みをしながらサルーの妹たちを育て25年苦しみ続けてきたんだ。
人の心の傷は、癒されることはあるのだろうか?
サルーはお兄さんのことをこれからもずっと思い出すたびに辛くなると思うし、マントッシュはそのままずっと苦しみ続けるのかなと思うと観終わってからも胸が締め付けられる。
アンビリーバボー
何年か前にアンビリーバボーでこの話を放送していて印象にすごい残っていた。
途中までは割と普通。
サルーが危険な人から2回は逃げてるシーンがあって、人身売買(?)が日常的に起こってるのが怖かった。これが現実だなんて。日本に生まれて良かったなと感じる。
サルーが急に大人になったシーンが少し悲しくなった。
ラストお母さんに会えた時めっちゃ泣いたけど、その後のクドゥが亡くなったと聞いて大号泣した。
ずっと弟が迷子になったことを責めていると思っていた。子供ながらに弟を懸命に探したんだろうなぁ、、。2人の再会見たかった。
エンドロールの音楽も良い。その前の本当の写真のところもめっちゃ良い。まさかのタイトルの意味は、、。
人におすすめできる映画。
Saroo 〜 大切な子
弟思いの心優しい兄グドゥ、息子の帰りを待ち続けた母、実母スーを演じたニコール・キッドマンの慈しみに溢れた眼差しと表情が印象に残る。
ー 聞かせてね…何もかも
ー Ganesh Talai
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕版)
無題
オーストラリアに行くパスポートとか取るのはやっ
大人になった主人公が一度ナスDに似てるなと思って
それ以降ナスDにしか見えなかった
最後、生みの親との再会のとき彼のスーツケースや
荷物はどこに置いてきたのだろうと思った
詰め込みすぎのわりに、、、
彼女をもっと引き立ててもいいのではないでしょうか
養子の弟さんもなんかもう少しあっても、、
実話らしいので勿論悲しいお話ですが
娯楽としてと考えるとんー
揚げお菓子を最後に主人公が大量に買って
実のお兄さんのお墓でどうちゃらとか
揚げお菓子が個人的にはいいスパイスだったので
あれを使ってもっと盛り上がる演出が最後に欲しかったかな
ハマるかたには高い評価って感じの映画ですね
小難しい批評は他のかたにお任せしますね
沢山の罪もない子供たちの今ある現状の一例
これを観ながらふと、日本の拉致被害者とその家族の事が頭をよぎった。
悲しいかな、拉致被害者があれだけ必死に声を上げていてもなお、どこか他人事で、時と共に日常の忙しさに理由をつけて薄れていく日本という国は、裕福だけど、心が空虚で貧しいなと感じた。
特に後半でサルーが故郷のお母さんと再開して抱き合うシーンで、自然とその周りを大勢の人々が取り囲み、一緒になって自分の事のように喜んでいる様子は、インドの人たちの貧しいけれどキラキラした純粋な心が映し出されていて印象的だった。
サルーの少年役のサニー・パワール君の無邪気な表情とくりっとしたお目々が純粋無垢でとても可愛かったです。
養母のセリフが良かった。
「世界は人で溢れている。子供を産んで世界が良くなるとは限らないわ。あなたたちのように傷つき、苦しんでいる子供を引き取ってチャンスをあげられた方が役に立てる。苦労するのは覚悟の上よ。」
サルーのように、こんな恵まれた養母と養父に育てられるとも限らないからだ。それだけの決意を持って育ててくれてよかった。
エンディングの曲もsiaの「NEVER GIVE UP」で、映画とリンクした内容でぐっときました。実際の映像や、何故LION(ライオン)というタイトルなのかも最後明らかになります。ラストエンドロールまで素晴らしかったです。
毎年インドで行方不明になる子は8万人以上…。サルーはまだ故郷で再開できて、よい夫婦の元で育って、まだ良い方なのだなとも思うと、目を背けたくなるような現実に物悲しく感じた。
世界規模の迷子
迷子の規模感がとんでもなくて、心細さとか勇気とかごちゃ混ぜになりました。自身の子供の頃に、ほんの少し数分でも親を見失った時のことを思うと、とんでもなく怖くて、悲しくて、、、この今の時代だからこそ、起こり得た奇跡で、それでもまだ迷子になる子供たちがいると思うと、少しでもそんな悲しい思いをする親子が減ることを願うばかりです。
グーグルのよいCM映画になってしまった
幼い頃のサルーがとても可愛い!これなら俺だって養子にしたいくらいだ!などと、心にもないことを考えつつ鑑賞。実話に基づいてるとわかってしまうと、邦題も加えてそれだけで結末が想像できるのですが、やはり母親が見つかると泣けてくる。さらにお兄ちゃんのグディの消息も気にはなっていたが、その日のうちに亡くなっていたとは・・・運命の恐ろしさを感じた。
インドの鉄道も広大。グーグルアースだけで探すのも大変だったようだけど、住所をはっきり覚えてなかったことや、自分の名前すら記憶してなかったことが作品を盛り上げていたような気がする。LIONの意味が最後に明かされるなんてのも、うまい引っ張り具合だった。
アカデミー賞でもこんなベタな作品を候補に入れるところに良識を感じた。
ルーシーとの関係は?
「事実は小説よりも奇なり」といったところでしょうか。最近そういう映画が多いけど。
迷子になってから25年後、インドの故郷に戻って母親と妹に再開する感動的なラストであったが、そのままインドに住むっていうこと?だったら、オーストラリアに残したルーシーはどうなるの。そのことが気になってしまった。
あと、 実話なので事実でない事は描けないと思うが、養子の弟の扱い方がリアルすぎる。本題にやや水を差すようなエピソードなので、もう少しさらっとしたほうがよかったのではないか。本人がこの映画を見たら、ちょっと傷つくと思う。
彼が駅で迷子になった時、兄はその日に電車にひかれて死んだというのも衝撃的だった。同時に2人がいなくなった実の母親の気持ちを思うと、心が痛む。
個人的にはニコール・キッドマンの演技は良かったと思うし、役自体も魅力を感じた。子供を産めないわけではないのに、養子をもらう生き方には感銘を受けた。
塞翁が馬
インドでは行方不明になる子供が毎年8万人と言われているらしいが、サルーは裕福な里親に引き取られ本当に運がよかったと思う。
生まれ故郷の田舎街で貧しい中暮らすより、迷子になり家族とは離れ離れになったが外の世界を知れ、何不自由なく大学まで通わせてもらえたことを考えるとあながち悪い人生でもなかろう。
母
母を思う子、子を思う母。サルーの子供時代は可愛い、いじらしい。大人になったサルーは今一つ。自分の事ばかり、後ろばかり見て前や周りが見えていない。
再会は感動シーンなのだが、その後の兄クドゥの死がいたたまれなかった。
実話と知り、感動と困惑
幼少期、兄、家族、故郷と別れ危険な目に遭いながらも生き延び、成長し忘れた故郷へ帰るために葛藤する姿がドラマチックだった。
だが、感動とともに孤児の身売りや性被害の現実が明らかになり動揺も感じた。主人公は強運の持ち主だったのだと思う。
兄の死因は取り上げられていなかったが、立派に成長した姿で再会を果たせず、お互いが心残りだっただろうと思うと切なくなった。
全てが今に繋がっている
故郷ganesh talaiと、コルカタと、オーストラリア、全て、物価から言葉から喧騒、人々の暮らし、何もかもが違う場所。
インド内だけでも、言葉が違い土地をまたぐとコミュニケーションを取るのが大変だと言うのに、共通語の英語が浸透しきっていない数十年前、識字率が低い街の生まれでは、5歳でうろ覚えでも故郷の名前を覚えていただけでも御の字だろう。
せめて、カンドワの地名だけでもわかれば!
インドでの5歳児の知恵、命や生活に密着した生きぬく力、体力と、欧米の子供の幼い暮らしぶりは全く違う。何ヶ月も幼いながらに危機を回避し食べ物と寝る場所を確保しながらホームレスをしてきた子供に、里親夫妻がコアラのぬいぐるみを差し出すシーンはとても印象的だ。どんなに優しく思いやりのある人達に囲まれていても、誰の想像にもつかないほどの土地や暮らしをいくつも超えた経験を、1人でしてしまったのである。
同じ月日に生きていても、稼ぎ方や生活水準、必要とされる暮らしぶりは土地により全く異なる。
迷子から里子になり成人し、視野が広がり世界に目を向け、それを理解するほどに、ルーツと育った環境の間でどちらに落ち着くべきか揺れ動く心情はとてもよくわかる。まして、一生懸命に育ててくれた、育ての親だが心からママだと思える母がいて、産みの親を探すことには罪悪感がかられるのは当然だ。
でも、満たされた暮らしの中で埋もれて消えそうになっていたおぼろげな記憶の断片が、育ったオーストラリアでの出会いの中で掘り起こされ、ヒントとなり、つなぎ合わされ、与えて貰った暮らしと教育の延長で得た友人や知識のおかげで、再会への現実味が増していく。
地図で見ると気が遠くなるほどの探すべき範囲と駅の数。間違いなくGoogle earthの力は多大なのだが、ふとしらみつぶしの思考から離れ、直感的に記憶を辿り、色や草木の感じから辿れば、ぐんぐんと見つかる。ソフトウェアと人間の直感の掛け合わせの威力を感じた。
故郷の名前はganesh talai。カネストラ、と覚えていた主人公だが、もしもオーストラリアに引き取られていなければ、大学に入る学力があれば、カネスはどういう意味だろう?ガネーシャっぽい名前だな、と推察することもできたかもしれない。
神様の名前がたくさんあり、名付けに神様の名前を使うのは普通、獅子の神もいるインド。ライオンという意味の名前だったというと面白おかしく聞こえるが、ganesh talaiを実際にグーグルアースで調べると、寺院が多いのがわかる。お母さんが子供の将来を想い、大切に名付けたsheruという名前で、欧米で言えばキリストの弟子に入っている、アンドレとかトーマスみたいな物だと思う。
どれだけシステムが発達しても、実際に行ってみて感じてみないと想像が及ばず理解し合えないことはたくさんある。育ての母も、里子になるまでに大変な思いをした事はわかっても、石炭をくすねてきて売らないと牛乳が買えない暮らしや、迷子がきっかけで、でも迷子が遠く離れたインドでは売られたり、保健所のような環境に入れられて人生終了の意味を持つとは到底わからなかっただろう。
カネストラと言っても、良くわからない地名だし遠すぎるし、無賃乗車をさせたり幼児に添乗員を同行させる訳にも行かず、まともに相手にできなかった駅員。
里親探しの女性が実の親探しをしてくれたが、コルカタから遠く離れた山あいの街で新聞とは程遠い暮らしぶりの家族には、届くはずもなかったこと。
遠いオーストラリアに来て、不自由ない暮らしに元の暮らしを忘れそうになりながらも、元の暮らしでは不可能に近かった、大学に進学させて貰えたこと。
本当は兄の後ろを着いて歩く弟だったのに、里子同士の関係性では急に兄になったこと。それでも、不安定な弟の兄として関われたのは、似たような子供を孤児院で見たことがあったからなこと。
インドの子だからか、オーストラリアで両親がクリケットを教えてくれて、得意になったこと。
全てがものすごく遠回りに思えるが、大学の友達との出会いがなければ、過去を思い出すきっかけの揚げ菓子には出会えなかったし、グーグルアースを知る事も調べ方に気付くこともできなかった。オーストラリアの家庭に引き取られておらずインド内だったら、飛行機のチケットを買う事も難しかった。
育ての母が、ある日運命として茶色い子を育てることを悟ったと話していたように、25年間の全ては運命に導かれる必然の出来事だったのかもしれない。
大きくなるごとに、里親家族と過ごすごとに、人の気持ちがわかるようになるごとに、探して貰えなかったのではなく、兄がどんなに心配したか、母がどんなに心配したか、想像して確信が持てるようになっていく主人公の心の成長は、間違いなく里親家族との生活の中で培ったもの。
迷子になったその夜に、兄が弟とはぐれた不安と後悔に苛まれながら汽車にはねられたと想像すると、幼児ゆえの当時の自分が引き起こした取り返しのつかない命に心底申し訳なく感じるだろうと後味は悪いのだが、誰も悪くはない実話である。
インドでの年間迷子8万人。2度と親元に戻れないばかりか、生きて成人できるかも怪しい子ばかりだろう。25年かかった事より、25年ぶりにでも会えた奇跡が素晴らしい。
インド人の友達の中のひとりの息子が、本作品子役のサニーパワールにそっくりの顔立ちである。インド人の子供にはよくいる顔立ちではなく、選ばれた整い方の顔立ち。サニーパワールくんがいかにシンデレラボーイかよくわかる。でも、私の友達とその息子の家族を見ていると、サニーが成長しても絶対に主人公の成人後のような頭の大きさにはならない、インドでも、小顔は小顔のまま成長する。激変ぶりが見ていて面白く、最初水面から成長後の姿が出てきたときは、弟かと思った。
綺麗な映像のドキュメンタリー
物語は単調単純でしたが、
ドキュメンタリーとしては素晴らしいのでないでしょうか。
こんな事実があるということ、
人生どうにでもなると思えてきます。
サルーの何という強運、
すぐ後に亡くなったお兄さんが守ってくれてたんのかなあ、なんて思いました。
タイトルなし
実話で本当に生き別れた母親に会えて良かったし、素晴らしい話で、Google Earthの便利さは凄い。インドというとデブ・パテル一択か分からないが、もう少し、ルーツを探す苦悩や立派に育った過程を描いてほしかった。
全85件中、1~20件目を表示