劇場公開日 2017年4月7日

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LION ライオン 25年目のただいまのレビュー・感想・評価

全259件中、141~160件目を表示

3.0ラストはシーア

2017年5月23日
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鑑賞方法:映画館

エンドロールでシーアが聴けるのをすっかり忘れていたので得した気分。

この物語で最も偉大なのはニコール・キッドマンが演じた母です。

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映録助

4.5サルーが賢くて強くて可愛くて!!心をくすぐられる!

2017年5月23日
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鑑賞方法:映画館

冒頭の荒涼とした風景に、心に響く何かを感じ最初から惹き込まれた。
ストーリーにひっくり返る様なネタがあるわけではないものの、再会シーンはやはり涙を誘う印象に残る作品。

優しいお母さんやお兄ちゃんに甘えていたサルーが、不安や恐怖に押し潰されそうになる中で、涙も見せず胸にしまい込むひたむきさ、大人の微妙な声色から危険を察知する賢さ、新しい環境を受け入れ馴染む柔軟性を身につけて行く。
目の前に当たり前にある劣悪な環境に、生きるのが精一杯の人々の狡猾さと冷酷さは、今の日本では考えられない。そんな貧困などの社会問題が渦巻くインドの現状と対象的に、サルーの幼少期の屈託ない笑顔や明るい声は、幸せをくれる。
サルーが一生懸命走る姿にはキュンとした!本当にカワイイ!
再会のシーンももちろんだが、幼少期のシーンが作品の価値を高めていると思った。

一方で、オーストラリアで不自由ない生活を送ってきたサルーが、心の奥にしまい込んでいただろう孤独感、実母や兄に対する罪悪感、養母の期待を背負う重圧感に育んできた絆など複雑な感情があったと思うが、その辺りの描写があまり厚くないと感じた。幼児期から成人の間の心情がもっと描かれていればより深みのあるストーリーになったと思う。

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saiko *

4.01人に手を差し伸べるということ

2017年5月20日
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その記憶は、未熟すぎた自分への嫌悪感しか呼び起さない。だから意識的にずっと封印していた。だがこの映画の冒頭、私はその忌々しい自分と対峙せざるを得なかった。

もう二十年も前、リュック一つでインドを歩いていた時のこと。街角には職のない大人たちがあふれ、同様に多くのストリート・チルドレンがわれわれ外国からの旅人に手を差出し、金を無心していた。
その都度、
「お金はないよ、悪いね。学生だからね」
などと日本語でつぶやきながら、彼らの脇をすり抜けていたのだが、交差点のたびに必ずこうなので、うんざりを通り越し、日に日に心は疲弊していった。
「これは社会の問題であり、たとえ一人のその一日を助けても、何の解決にもならない」
などとうそぶきながら、私は彼らに決して何の施しもしようとしなかった。

映画の舞台はインドの貧しい田舎町。石運びが仕事の母の手ひとつで育てられているまだ五歳の子サルーは、兄と一緒に出た街の駅で一人誤って回送列車に乗ってしまい、二、三日降りられないまま遥か離れた大都会カルカッタ(コルカタ)に出てしまう。誰に助けられることもなく、言葉の通じない街でホームレスをしながら必死に生き抜こうとする幼き主人公の姿に、私は冒頭の記憶が生々しく蘇るのを抑えられなかった。人の命に貴賤はないというのは先進国のまやかしで、世界には本当に軽く扱われている人の命が今もある。

まもなく物語はオーストラリア・タスマニア島へ。サルーはカルカッタの保護施設からこの地の夫婦に引き取られ、そこで育てられることになった。貧しいインドでの生活とは何もかも違う豊かさの中、サルーは少しずつ新しい家族に慣れてゆき、やがて大学生になる。養父母の無償の愛とともに不自由ない幸せの中にいる・・・かに思えた。

だがふとしたことでその生活はスタックする。本当の母親が突然消えた自分を今も探しているのではないか、との積年の思いを抑えきれなくなったのだ。
うろ覚えの幼き日々の記憶を頼りに、グーグル・アースを使って自分の故郷を探り始めるサルー。ひどく難航するうち、オーストラリアでの今の日常とインドでの幼少期の激しいカットバック編集そのものに、その自我は激しく揺さぶられてゆく。やがて生活は破たん、すべてが順調だったはずの家族の歯車は脆くも壊れていった・・・。

中盤、ニコール・キッドマンが演じる義母がサルーをなぜ養子に迎え入れたのか、その告白を聞いて以来、人生について考えずにいられなくなった。子を育てるというのは、親が文字通り全身全霊を捧げなければ、とても成し遂げられない。血の繋がらない、しかも異国の子を迎え入れて育てるというのは、それに人生を賭す覚悟というのは、いったいどういうものなのか、想像すら及ばない。
義父母はそれを感情ではなく理性で決断し、そして立派に成し遂げた。そこにあったのは冒頭の私の浅はかな考え、つまり「たとえ一人のその一日を助けても、何の解決にもならない」とは対極の考えの表意であり、まさしく有言実行そのものだった。この物語は事実に基づくものだとされているが、実在するその養父母の心境も、映画に描かれていた通りだったのだろうか・・・。

インドという我々から見れば特殊な環境を入り口にしながら、中盤から終盤にかけて映画のテーマが普遍性を帯びてゆくにつれ、思いがけずグイグイと引き込まれていった。そしてエンディングは涙なしでは見られなかった。そこにあったのは、サルーの二人の母の愛だ。

サルーの子供時代の子役もいい。冒頭は「ニュー・シネマ・パラダイス」のトトをほうふつさせる純朴そのものの可愛らしい姿をさらしながら、大都会の路上に放り出されて以降、みるみるうちに表情は険しくなり、鬱屈したものを幼くして抱え込む様子を演じて見せている。

意外というべきか、観る前に聞こえていたあらすじから想像していたよりもずっと、既視感のない全く新しい映画だった。
そしてまた、二十年前から大して変わらぬ自分の小ささに目を向ける、いいきっかけにもなった。

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もと

4.0案外

2017年5月13日
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案外簡単に見つけたようなストーリーになってますね😞

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johnny

5.0親と子、家族の想いを深く描いた物語だ。泣いた!

2017年5月12日
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この映画、物語をどう感じるかは、その人の人生経験によって随分違うのだろうか。

幼い頃、自分を守ってくれて愛してくれた母や兄と偶然によって引き離されて、異国の地で養子としてもらわれ、生まれた環境よりも格段に経済的にも生活的にも恵まれた環境で育った主人公。

主人公は、成長するにつれ、自らのアイデンティティを求め、幼い自分を守ってくれた母や兄を想い、また、自分が元気に生きているのを伝えたいと願う。そして、長い歳月の後、その時が訪れる。

この物語は、極めて特殊な事例を描いているけれども、離れて暮らす親と子、家族の想いを深く描いた普遍的な物語でもある。泣いた!涙が止まらなかった!

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mango happy

3.5素人という子役の演技が8割。 この子でなかったらこの映画は、ここま...

2017年5月11日
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素人という子役の演技が8割。
この子でなかったらこの映画は、ここまで良くはなかっただろう。
Google Earthで家族を探すというより、幼少期の迷子になった背景が映画の6割くらいを占めていて、リアルなインドの現実が描かれている。
奇跡の重なりあった物語。

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nob

4.0タイトルの意味は最後にわかる

2017年5月7日
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2017/05/01、ファーストデー割引を利用して、TOHOシネマズスカラ座で鑑賞。

『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』で顔と名前を覚え、『奇蹟がくれた数式』でファンになったデヴ・パテルが、主人公サルーの大人になってからの姿を演じています。
一般的には『スラムドッグ$ミリオネア』の子、として知られているであろうデヴ・パテルは、この作品で今年のアカデミー助演男優賞にノミネートされました。
主人公なのに助演なのは、少年時代の子役のほうが主演っていう判断なんでしょうね。

迷子になる前から迷子になったあとオーストラリアの夫婦の養子になるまでを丹念に描いたことで、主人公サルーの元の家族と新しい家族、両方への愛情がよく伝わりました。
養母のニコール・キッドマンがさすがの存在感。
そのぶん、養母への愛情と、必死に実家を捜してしまう気持ちと、そのことへの罪悪感に苦しむサルーの悩みが理解できます。

邦題で『ただいま』と書いているので、結末の予想はつくわけですが、それでもやっぱり感動しました。
家族というものについて、改めて考えさせてくれる、いい映画です。

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ちな姉

4.5感動

2017年5月7日
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少年時代を演じた男の子に目を奪われた。
平和に見える日々を送っていても、晴れない日々を抱えながら生きているんだなぁ。

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C0mari

5.0あの子をずっと観ていたい♡!

2017年5月5日
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泣ける

悲しい

幸せ

最初の最初、何で迷子になったかってとこで、不覚にも睡魔(笑)。あのくらいの年なら電車に乗った時点でギャーギャー騒いで降ろしてもらうよな〜?とか、のんきに寝ちゃったりするもんかなぁ?と、色んな疑問が湧きましたが、冒険願望は男子なら誰にでもあるもの?

それに、駅の窓口で小さい子があんなに騒いでたら、大人はもっと何とかしてくれようとしないかな?と思いましたが、それは先進国の発想なんでしょうか。文化の距離を感じたとこです。あんなに可愛い子が困ってたら、きっと日本人なら何とかお母さんを探してあげるような気がしました。

まぁ、結局あの子の可愛さにやられて話に入り込んでしまいましたけどね。しかも、大きくなったサルー…そうか、スラムドッグ〜に出てたあの子かぁ、大っきくなったわ〜(笑)。でも、ちょっと顔の系統が違うよなぁ。

インターネットとかグーグルとか、文明が発達し過ぎて、人が横着になっていくような気がしてましたが、グーグルとインターネットがあったから、お母さんのところまでたどり着けたんですよね。それも裕福で知的な教育を受けられたからこそ。サルー君が動かなかったら、絶対に会えなかったでしょう。

国の成熟度や生活の格差、言葉の壁、子供の扱い…色んなことを学びました。インドって数学教育も進んでるし、IT大国で、英語もみんな話せると思ったけど、ああいう田舎では別の国が存在してました。

それにしてもエンドロール中に立ち上がってちんたら歩くのはやめてください。最後の最後に余韻に浸るためのメッセージが出るのに、よく見えないわ、イラついて興醒めでした。せっかくの最後の泣きの場面だったのに(♯`∧´)。

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ゆーきち

3.5事実ですもの。

2017年5月4日
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実際に現実起きたという事実。

この説得力のおかげで、
ちょっと気になる演出も飛び越える。

泣いちゃったもの。

やはり、育ての父母の養子を迎えた理由と
愛には、泣かされた。

あと、タイトルの付け方。
最後まで観て知る。
この感じお洒落だなぁと思った。

堪能致しました。

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十ロ九

5.0涙が止まらなかった

2017年5月3日
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実話とは思えないこの人生。
鑑賞後にテレビ番組ア○ビリ○ボーで放送されていたけど、内容が少しだけ違っていた。
60分番組には詰め込めなかったのかな?
それとも映画は脚色されているのかな?

とにかく困難な25年間を生きていてとても強いサルー。
お兄ちゃんも結局亡くなっていて、本当に悲しかった。
あんなに難しい人生を乗り越えてきて、そして、長年かけて実家を見つけて帰る事ができて、執念というか、想いの強さが本当に凄い。
諦めない強さ。
途中投げ出したくなったり、頭がおかしくなってしまったのかと思うような場面もあったけど、最後本当に良かったと心から思えた。

家族の愛も本当に素晴らしいものだったし、配役もとても良かった。
アカデミー賞選ばれて納得。
観てよかった!!

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主に1人

4.0良い映画だ!

2017年5月3日
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連休の午後は満員、2列目で見上げて見た。人気の通り、久し振り爽やかな感動だ。

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kthyk

3.0実話の映画化

2017年5月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

インドでは年間8万人もの子供が行方不明になってんですね。そして子供をさらって売り飛ばすなんて描写も生々しかった。

オーストラリアの心優しく裕福な家庭に養子として迎えられ不自由なく青年期を過ごしたんだと思うと、サルーはある意味とても運が良かったんかな。

迷子になってから収容所みたいなとこに一旦移されるんだけど、そこで出会ったアミタという娘が運が必要と言っていたのがとても意味深でしたね。

幸福な時間を過ごす中で忘れていた自分は何者かという疑問にふと気づかされ過去を思い出していく、産みの親と育ての親の思いの狭間で揺れ動くサルーの心情がリアルに描かれていましたね。

タイトルになぜライオンと入っているのかも最後に解けました。

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ピロシ

4.0予想していた通りだけど、涙止まらず。

2017年5月3日
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アカデミー賞で知り、公開が楽しみだった映画のひとつです。

予想していたより、幼少期の描写が長かったのですが、それがあったからこそ、最後はとても感動しました。
親子愛、兄弟愛、恋人愛、様々なものがあり、涙が止まりませんでした。
単なる映画ではなく、実話をもとに作成されているだけあって、多くの人に考えさせられる映画だと思いました。日本には、まだまだ孤児を受け入れたり、養子を受け入れる文化はほとんどありませんん。私もそのような感覚はあまりもっていませんでしたがその行動がいかに素晴らしく、人を助けるかを思い知らされました。

インドを旅行した際にも、今回の映画で描写されていたシーンを多く目にしたので、心を締め付けられる場面も多かったです。
また、いかに、幼少期が大事かということも痛感しました。

一見、暗く思うかもしれませんが、ぜひみなさんに観てほしい映画のひとつです。

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hon

4.0よかったー。

2017年5月2日
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最初の方は結構重ため。
ちょっと見ているのがしんどくなるシーンもあったけど、最後まで見たら『よかった』という感想で締めくくれる。

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olive

3.5ダンカン、コノヤロー

2017年5月2日
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我が子も男二人(既に成人)なので、家内は号泣。自分は意外に醒めていて、あまりのトントン拍子が拍子抜けかなあ。実話という前提が無ければつまらない映画だと思う。観た前日に録画してあった「奇跡体験、アンビリーバボー」を映画の翌日に観た。も映像はしょぼいけど、事実がよくわかり興味深かった。

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hanataro2

5.0ノンフィクションでこの感動はすごい

2017年5月2日
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ノンフィクションで久しぶりに良い映画に出会った。
主人公の心の葛藤にひきこまれた。音楽も良い。
主人公の幼少期の子役が非常に可愛い。感動が心にじーんとくる映画。

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あさみん

5.0はずれではない

2017年5月1日
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すきなところ

キッドマンの女優魂ーえっこの人こんなにオーラなかったっけ??っと想わせるのがすごい。髪型も自分のものにしてた。
話の構成や、撮影方法はみごと!

嫌いなところ

最後だけちょっと盛り過ぎ。でもそんなの気にしない。
息子さんの所々に出る青臭いシーンにいらいらした。
それより、インドでの映画だから、なんだか踊りのシーンになりそうで、所々でドキドキした^^

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プチトマト

4.0実話の強さ

2017年5月1日
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前半の長さがなんだかなー、とは思ったが、こういうストーリーはずるいよね。実話でないと出てこない力強さがある。ライオンか、非常に良いタイトルだった。

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あいわた

4.5終盤号泣

2017年5月1日
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話は知っていたのに終盤涙が止まらなかった。
民族主義、外国人排訴運動がはびこる日本ではあり得ないこと。

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gogomarines
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