LION ライオン 25年目のただいまのレビュー・感想・評価
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泣けました
実話の映画化ということもあり、予告編の感じからしてもストーリーはほぼほぼ想像が付きます。それでも見てみたかった映画。
母を訪ねて・・・さっさとインドに渡りGoogleEarthを頼りに・・・という流れかと思いきや、それ以前でのドラマの比重が大きいことに驚かされました。子供の頃の物語、養父母の物語、それぞれを時間をかけて描くことで物語に深みを持たせています。そんな中、彼女との関わりと義兄の関わりは描きが足りず不完全燃焼。
映像は圧巻。インドの光や影、少年の視点、あまりに力強い映像描写に唸らされます。グイグイ引込まれて、その部分だけで大満足でした。後半は期待ほどの大きな波もなく予定通りの展開。後始末も簡単に進むので物足りない。それでもラストは涙。本人映像も涙。養父母の愛と実母の愛に育まれる幸せ。ライオンというタイトルの意味も最後にわかり胸いっぱいです。
有り触れた有り難さ
映画としては『スラムドッグ$ミリオネア』と『ルーム』のような印象を受けました。
あるいはそんな安易な発想で、実話を映画化したのだとしても、有り触れたことの有り難さを考えるには十分でした。
帰る家があって、家族がいて、教育を受けることができて、愛する人と愛し合うことができる。そんな当たり前の日常は、実はとても恵まれているのかも知れない。そう思いました。
ありきたりでどうでもいいような幸せを大事にしたいと思いました。
泣くまいとしていたのですが、実話映画お約束、最後の本人写真と映像で涙が出てしまいました。
遠い国の知らない人の話に共感できるワタシの心って美しい。単なる自己満足で、一粒の涙にはダイヤほどの価値もなく、泣いたところでインドの子供が救われるわけではありませんが、自己陶酔したい方は劇場へ。ハンカチと少しの想像力を持っていくと役に立つかも知れません。
普通かな~
これは泣ける
まず最初に言いたいのはストーリーより子役のサルーの可愛らしさです。顔だけでなく声も可愛いのよ。
いろんなヒドイ目にあってるのに、可愛くピュアなまま成長。育てた養母さんがすばらしかったのかも。
それだけに、ふと、実の兄や母が自分を探して苦しんでいたことに気がついた時の衝撃が辛かったのだと思います。2人の母の大きな愛にとことん泣ける映画です。
最後に養母役のニコールキッドマンの演技が素晴らしかったです。
エンドロール直前で、涙腺崩壊。
元になった実話は
ネットニュースかなんかで知っていて
それが映画化されたと聞いて
是非観てみたい!と思っていた。
序盤は
とにかくサルーの可愛らしさに癒された。
と同時に、残酷なまでの「格差社会」に愕然とした。
サルーがカフェの男性に救われるシーン。
そこには、ガラス一枚隔てて
全くの別世界が存在している。
本来はサルーが助かる安堵のシーンなのだが
逆に考えさせられるシーンでもあった。
養母であるニコール・キッドマン。
その存在感は凄かった。
母性がスクリーンから溢れ出してくるようで
「母子もの」の映画に弱い私としては
その表情だけで涙腺が崩壊しそうになる。
サルーを新しい家族として迎えるシーン。
なんか、アッサリと
家族になって行く様子に違和感。
地獄のような経験をして来た子供が
すんなり見ず知らずの大人に懐くのか?
そう考えると遅れて養子にやってきた
マントッシュの反応の方が、
自然な反応だったのかもしれない。
サルーが青年期に出会うルーシー。
出会って始めの頃の
道路隔てての一緒歩き。
途中で電柱に隠れるあのシーンは
ヤバい(^^;;かわいい^_^
が、やがてサルーとすれ違い始める。
この辺りの「恋愛のもつれ」演出はいる?
あまり共感できなかった。
ラスト。
初めから分かっているとは言え
お母さんと出会えるシーン。
お兄ちゃんがもう
この世にはいないとわかるシーン。
物語はここで大団円を迎える。
が、個人的には
エンドロール直前の
「実際の映像と写真」で
涙腺が大崩壊した。
スライドショーのように
流される写真たち。
そこには満面の笑顔の幼いサルーがいた。
側には劇中のニコール・キッドマンと
同じ服とサングラスを身につけた
実の養母が写っていた。
なんかもう、これだけで
救われたような気がして泣けてきた。
上映後、心地よい余韻に浸りながら
思った。
あのシーンがどうとか、演出がどうとか、
そういう事を言うのは野暮なのかもしれない。
この「奇跡の実話」を
「映画」として見られたことに感謝したい。
重たい映画だしショッキングな描写もある。
デートにはオススメできない。
でも、タイミングが合えば是非見て欲しい。
原作も読んで見たいと思った。
奇跡体験
ライオンのただいま!
映画でここまで泣いたのは初めて。嗚咽すらしそうだった。
この作品は実話を元にしているし、それは25年にも及ぶ物語。それを2時間少々にまとめているのだから観る側にはそれなりの、いわゆる行間を読むというような想像力が求めらる。映画とはそういうものだろうし、もちろん俳優にもそれを促す演技力というものが求められるのだ。
物語は様々な愛とそれぞれについての葛藤に満ちている。親子の愛、兄弟愛、恋人との愛。そしてそれぞれについての葛藤。実に丁寧に描かれていて、今こうしてレビューをしているだけでも目頭が熱くなる。皆にオススメできる良作。
ところで、本編終了後のエンドロール中、例のダンスが始まったらどのように受け止めれば良いのだろうかと逡巡してしまった。無かったんだけど、少し期待している自分もいたりした。
観る価値あり、これ作品賞迷っただろうな〜
実話
予想外に映像そのものが良かった
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