劇場公開日 2017年2月11日

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「相変わらず美しい映像美 ストーリーは…」たかが世界の終わり(2016) もしゃさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5相変わらず美しい映像美 ストーリーは…

2017年3月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

誰にでもある、誰にでも訪れる「世界の終わり」を、終わる人の主観ではなく、客観として描いた…っていう解釈で合ってるのかな…。

もしも、自分が余命いくばくとされたら…きっとどういう身終いをするか、考えると思う。それは、自分にとっての世界の終わりであり、それは「他人」からこうありたいと思うことでもあり…。結局自分の見終いは他人を巻き込むことであり、それは自分の思った姿とは違うんでしょうね。

家族の一日という、ミニマムの単位で、ミニマムの日数で自分と人の距離感や、妬み、悩み、葛藤を描いたこの作品は本当にグザビエ・ドランらしくって、僕はとっても好きです。

好き嫌いは選びそうだけど…。

映像もとっても美しいし、詩的であり、示唆的な映像の数々も彼らしい作品でした。

もしゃ