「美的感覚は十人十色。」ネオン・デーモン mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
美的感覚は十人十色。
女性の美をテーマにした映画の場合、作り手と意見が一致しなければ、悲惨のことになる。
この人とこの人どっちがきれい? とか
どっちが好き? とか、そういう質問の答えは相当主観的であって、どっちと答えてもその人にとっては正解になる。
ジェシーはトップモデルになるべく、ロサンゼルスにやってくる。彼女の類いまれな美貌に一流カメラマンやデザイナーが彼女を登用するようになる。
さて、このジェシーがエル・ファニングなのだが、類いまれな美貌の持ち主だろうか。僕のなかでは「SUPER8」(J.J.エイブラムズ監督)の彼女のイメージがだいぶ強い。大人の男がひかれるタイプではない気がする。これも僕の主観なので、むろん反対意見もあることだろう。
もっというと、ジェナ・マローンのほうが魅力的であった。
このルビー(ジェナ・マローン)が妄想しながら死体とキスするシーンでは、妄想なのだからそこはジェシーのヌードではなかったのか。
ニコラス・ウィンディング・レフン、あと一歩のところで演出が遠慮がちだったか。
共感しにくい映画であった。
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