マダム・フローレンス! 夢見るふたりのレビュー・感想・評価
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音楽の力と愛の力と。
本当にメリル・ストリープの演技はビックリするくらい素晴らしい。それはエンドロールの原音を聴くとわかるんですが、、、。
実在した歌手フローレンス・フォスター・ジェンキンスを題材にした作品です。
なんといっても彼女のキャラクターが、たんなるおバカさんなのか、それとも本物のピュアなのか?どっちなんだろうと言うくらいおもしろい。
それでいて音楽に対する姿勢と情熱は素晴らしく、音楽の持っている力を信じている。
夫を演じるヒュー・グラントも相変わらずコミカルでいて紳士的な役が非常にマッチして違和感なく見て入れました。
本当に歌がひどく、見ながら頭痛があったので高音がキンキンと頭に響いて辛かったですw
しかし不思議ながら、どんどんと彼女の勢いと魅力、圧力?に圧倒されます。
あと必見なのが夫の献身的な姿と妻に対する愛が素晴らしい。もちろんメリルの方も愛しているのですが、少しお互いの関係はわかりにくく、訳アリなんですね。でもそれほど多くも語られません。
もう少しここらへんが語られると感動も大きかったかもしれませんが、、、、。
カーネギーホールで行われたリサイタルで未だにだれよりも有名で人気という彼女。しかし音楽に対する真摯な姿勢と情熱が描かれているこの作品を見れば納得できます。
伴奏担当のサイモン・ベルハークも非常にコミカルで重要な役どころを担っています。憎めないキャラで腕前も素晴らしかったです。
所々で挿入されるBGMも当時の映像と衣装やセットと相まって非常に雰囲気を楽しめました。
本当はJ◯PS SEA POWERだと思う
こういった実話を基にした作品は盛り過ぎるとシラけてしまうし、ありのままでは恐らく物足りなくなってしまうだろうから、その辺りのさじ加減が重要になってくるのではなかろうか。
例えばアグネスのカーネギーホールでの行いや、シンクレアが新聞を買い占めるくだりであるとか。こういったのが脚色であったりするとガッカリなので、実際との照合はしないでおこう。
この作品の魅力は色々あるのだけれども、特に面白いのは役者たちの豊かな表情ではなかろうか?「笑う」という表情一つにしても、笑いたいのをこらえて、でも我慢できずに「笑う」とか、心配させないため「笑う」とか、最高のことを成し遂げて穏やかに「笑う」とか。
ドンパチも爆笑もないし、全米が涙することもない。でも実に穏やかな「大人の優しい嘘(表題含む)」に包まれた作品。
余談なんだけれど、最近、ムビチケカードの材質がプラスチックから紙になってしまった。あとパンフレットがA4じゃないタイプがたまにある。この二つはコレクションしているので、ちょっと困る。
ヒューグラント印は健在!
相変わらずヒューグラントはいい仕事をする。
軽いながらも真摯な男性を演じさせたらこの男の右に出るものはいない。
年老いてなお健在。
歌が下手なのに人気があった、というところが少し個人的には苦しかったかなぁ。
多分オペラをそんなに知らないのと、下手くそだから笑うことがない性分だから。
ガンバレって思っちゃうから。
日曜昼過ぎの100人ほどのキャパがほぼ埋まっていて、年齢層は高い。
大爆笑はないものの、温かい笑い声が響いていたので、満足度は高いのではないかと。
僕個人は少し乗り切れなかったかなと。
実話もの、ハートウォーミングなものが好きな人にはオススメしやすい作品です。
ちょうどいい
笑えるし泣けるし、派手さはないがちょうどいい作品。たまにはこういうのもよい。
「この世界の片隅に」と同時代なのに、アメリカNYはこんなにも裕福で華やかだったのか、そりゃ負けるわと、自分でも以外な感想を持った。
ヒュー・グラントが秀逸。
事実に基づくからか、結構あっさり
どれだけ事実に基づいてるかはわからないけど、脇役との関係があっさり切れたり、最後もあっさりしてた。
どうしてこういう関係になったのかもう少し説明してほしいという部分も結構あった。
でも、メリル・ストリープの演技が良くて、笑ったとこも何回かあったし、面白かった。
マダム・フローレンス 可愛いってか こんな純粋な大人がいるのか? ...
マダム・フローレンス
可愛いってか
こんな純粋な大人がいるのか?
旦那の過保護も凄いが...
色々と
気づきそうなものだけどね〜(笑)
最後まで酷評は
耳に入れたくなかったけど
夢が叶って良かった‼︎
メリル&ヒューのコンビを愉しむ
世紀の音痴歌手といわれるフローレンス・フォスター・ジェンキンスの伝記ドラマ。同種の音痴歌手を題材にした映画はカトリーヌ・フロ主演の『偉大なるマルグリット』があったが、まるっきり趣の異なる映画。
1944年、ニューヨーク。
第二次世界大戦も終局目前。
音楽を愛する社交界の大物マダム・フローレンス・ジェンキンス(メリル・ストリープ)は、多大な資産を使って音楽界を支えてきた。
70歳を超えた彼女であったが、梅毒という持病を抱えながらも、歌手として舞台に立ちたいという夢は捨ててはいなかった。
その夢を支えるのは、彼女のパートナー、シンクレア・ベイフィールド(ヒュー・グラント)。
しかし、なんといっても最大の欠点は、マダムが音痴であること・・・
というハナシで、とにかく、メリル・ストリープ、ヒュー・グラントの演技を愉しむための映画。
もともと歌の上手いメリル・ストリープ、さぞかし下手に歌うのは難しかっただろうが、そこはそこ。
下手っぷりも堂に入っている(中音域では上手く聞こえてしまうので、高音域を金切り声にして調子っぱずれにして歌っているようだ)。
さらに、相方ヒュー・グラントがいい。
米国アカデミー賞主演女優賞2度、助演女優賞1度という彼女に対して、一歩も引けを取らない。
この映画、彼の役が下手だと、どうにもガタピシしてしまうところを、好色な二枚目半を見事に演じている。
「シング・シング・シング」の踊りっぷりも、なんとも楽しい。
さらにさらに、このふたりを見事にサポートするのが、伴奏ピアニストのコズメ役サイモン・ヘルバーグ。
ちょっとナヨっとして線は細いが、ふたりのパワーを上手くやわらげている。
まぁ、ストーリー的には予定調和の物語だけれど、この手の映画を撮らせるとスティーヴン・フリアーズ監督はさすがに上手い。
評価は少々オマケ込み。
マダム・フローレンス
最近、シリーズ物や、CGを多様した作品ばかりでつまらなかった米映画の中で、久し振りに楽しい作品でした。
悲しい女性の実話でありながら、ニューヨークが舞台のためか、往年のハリウッドミュージカルや、コメディ映画の様な粋でゴージャスな作品でした。主演二人の演技も素晴らしい!
確かに美化された部分もあるでしょうが、そこを深読みしたら、ハリウッド映画はたのしめませんよね。
浅いて。
偉大なマルグリッド、の方がしっかり描けていたな、と思う。どの人物描写も浅くて心情が伝わってこない。夫もピアニストもなぜにここまでフローレンスに寄り添ったのか。カーネギーでブーイングの客達に反旗をひるがえす知人女性もなぜそんな気になったのか。なんか誰もが半端な描き方で…
メリルストリープの美声は流石でした。
マダムフローレンス!夢見るふたり
確かに彼女の歌唱は技術的には劣っている。が、それを受け入れた文化的素養がアメリカにはあったということか。後にロックを誕生させた国ならでは。
例えばジミヘンだってクラッシク的ギターからみれば、ぐちゃぐちゃな弾きかただったわけでしょう。
マダム・フローレンス! 夢見るふたり
この話のどこに共感や感動の余地があるのだろうか!?
単なる金持ちの自己満足にみんな付き合っているだけ...
裸の王様状態で、本当のことを言う人間を金で買収って、どんだけ!?!?
なにこれ、アメリカ版 大屋政子!?!?
お金持ってるけど、ちょっと気の毒な人という印象。
ハンディキャップを持った人が頑張っているんだから、悪く言うな、応援しろ!という温かい目はある程度必要かもしれないが、あれはヤリ過ぎ、周囲は異常。
実際のフローレンスを取り巻く環境はそうではなかったのかもしれないが、
この映画の描き方ではそういうふうに取られても仕方のない演出。
こんな作品をよくもまあ、東京国際映画祭のオープニングに選んだもんですね...
映画祭自体の評価下げる要因。
センスのかけらも感じられないドン臭い作品。
これは音痴なの?
笑われるほど音痴なのか?
日本人的には、よく分からない・・・
あれだけ、人前で声が出せれば御の字でしょう
二人の御大はともかく、TVドラマ「ビッグバンセオリー」のハワードの意外な一面がみられてよかった。
そういえば、ドラマのほうでも弾き語りをやっていたな・・・
流石っすねー。ストリープ
楽しい映画でした、
あれだけお上手な歌を外すのはこれまた苦労があったと思うし、ほんとにこう言うおばちゃんいるよねーと言う太りかた。
そしてヒューさまも王道のエスコート。
楽しくないはずはない!
でもこれって喜劇でもなく、梅毒を元夫に移されたせいで体毛が生えないとか子供は望めなかったりとお金はあっても不幸なそれでも前向きに生きる貴族の女性の話なんですよね。
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