マダム・フローレンス! 夢見るふたりのレビュー・感想・評価
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アメリカ版「偉大なるマルグリット」は少し違う
この映画の記事で全然出てこないのが不思議だが2016年2月に公開されたフランス映画「偉大なるマルグリット」と同じ人物の映画。フランス版は夫がゲス気味だったが、こちらは何とも優しいだんな様。老けたヒュー・グラントが良い感じ。フランス版もわかりやすい映画だと思うが、それ以上に受け入れられやすく嫌われにくい万人向けの映画になっている。
ヒューグラントカッコ良さ爆発
老け顔になって背中も丸くなったヒューグラント。
年齢には勝てないのか?役作りなのか?
でも、スクリーンの中の彼のキャラクターは純粋な愛を貫く、男が理想とも思ってしまうナイスガイ!
愛する女性を守る姿は理屈抜きにカコ良い!
ヒューさま♪
ストリープさま降臨。
重量マシマシ、シワもたっぷりで、大金持ちのド下手ソプラノを演じる。
コメディではいつも楽しそうですが、このいささかダサいご婦人を演じてもやっぱり楽しそうでチャーミング!
対するヒューさま!
ヒューさまといえばジャックマンの方がいまやメジャーかしら?
でも、ラブコメといえば ヒュー・グラント♪
こちらも重量サービス、シワもサービス、でもやっぱりチャーミングですね。
問題は、なぜ彼はフローレンスを支え続けたか?
カネか?
カネなんだろうけれど ......
でも、フローレンスの音楽愛を支えに病に負けずに生き抜いていくぞ!という明るさと頑張りを愛したと思わせられるフィルム。
おとぎ話でこれだけ楽しませてくれる熟年カップルはやっぱり素敵でした♪
ヒュー・グラントが主人公
ヒュー・グラント老けたな~というのが第一印象だった。でもさすが英国紳士ですな。終始イケメンで、奥さん想いの愛妻家(だけど愛人も作る)。マダムの幸せを叶えるため影に日向に奮闘する様がこの映画のコメディであり、泣きどころであり、真の主人公はヒューの方だったんじゃないかと思ってしまう。
映画はGAGA配給にありがちな、さらーっと物語の上部をなぞった感じ。観ている間は楽しんで見てるのに、あとから思い出そうとすると詳細には思い出せない。Blu-rayを待っても良かったかな?
がんばれサイモン!
主役の2人に目がいきがちだけどコズメ役のサイモン・ヘルバーグもとてもよかった!
最初のレッスンで戸惑う様子、思い出し笑いが止まらなくなる様子など思わずこっちまで笑ってしまう演技から、なんだかんだでマダムを優しく支える様子まで好演でした。
ビッグバンセオリーのオタク役に慣れてると今回のコズメはサイモンのコメディ要素を5%くらいに薄めた感じでサイモンファンとしては物足りないくらい!この調子でどんどん映画にも出てほしい!
ところで日本版ポスターのサイモン、小さすぎー(ㆀ˘・з・˘)米版じゃメリル、ヒューと3人が同じ大きさなのに…
音痴役は歌がうまくないとできない
Filmarks&青山シアターのオンライン試写会で、スマホで鑑賞。
メリル・ストリープの演じる主人公が、とにかくチャーミング。
わたしは音痴に対して非常に冷たい人間なのですが、このヒロインは憎めなかったです。
自分が音痴だと気付かないヒロインと、それを気付かせまいと苦労する夫。
お金持ちの道楽と言ってしまえばそれまでですが、彼女の歌によって、勇気付けられた人もいることでしょう。
夫が外に別の女性がいて、二重生活を送っているというのは、なんだかなあと悲しくなりましたが、妻の病気でメイクラブできない、という事情があるから、仕方ないのかも。
寒いのでお布団に入って観ていたのですが、まったく眠くなることもなく、最後まで楽しめました。
薄っぺらい人間には響かない映画
次期米国大統領を暗に批判した、かのスピーチを聞いて、メリル・ストリープの映画を見てみたいという気持ちになり見に行きました。
そもそもいつ死んでもおかしくない病気と対峙しながら半世紀近くを生き、その間も自分の余生を意識し続けている主人公。
生きている間にやりたいことをやっておきたいと思うその情熱に共感できる人は、この映画はとても面白いのだと思います。
また、彼女を支える人たちの心意気も気持ちの良いものがあります。
今の私は、人生を賭してまで何かを成し遂げたいという覚悟ややりたいことがありません。
そういう薄っぺらい状態の人間が見ても、この映画は響かないと思います。
この映画は悪くはありません。
今回、私の評価が低いのは、大人になって真にやりたいことが見つからない自分への戒めを表したものです。
貴重な存在
ミャンマーから帰る飛行機の中で観ました。
あの新聞記者の人の言葉が正論なんだろうと思うけど…
夫人のような人はその存在だけで、貴重というか…
知り合いに似ているマダムがいて、その人を見ているような気持ちになったのでした。
確かに夫人も知り合いのマダムも、何かしら周囲を巻き込んで、時には困らせるんだけど、それでも、どこまでも純粋だし、信念があるから…
みんなこの人のためなら!となるのかもしれないですね。
現に私はその方から電話がかかって来るだけで、吹き出しそうになってしまったことがあって、それは決してバカにしている訳ではなくて、声や話し方、どういう人かを思い浮かべるだけで、楽しい気持ちになってしまうのだ…‼︎
そんな貴重な人は中々いないよなあと思う。
人を明るい気持ちにさせる人って、どんな方法であれ、一番の才能じゃないかなと思うのでした。
思わず笑みがこぼれる。夢を追い続ける2人の、ステキで切ない生き様。
【賛否両論チェック】
賛:天真爛漫に自分の夢を追い続けるフローレンスと、彼女を全力で支え続けるシンクレア、そして2人を取り巻く人間模様が、おかしくもどこか切なく描かれるのが印象的。
否:ストーリーは結構淡々と進むので、興味がないと眠くなりそう。
とかく塞ぎがちな時代にあって、自由奔放ながらも天真爛漫に自分の生き方を貫くフローレンスの姿が、微笑ましくも凛々しく映ります。同時に、そんな彼女を全面でバックアップし続けるシンクレアのどこか憂いのある様もまた、儚い人生の夢を浮き彫りにしていくようです。
そして例え下手でも、病に侵されながらでも、大好きな歌を追いかけ続けるフローレンスの生き様は、とてもステキです。ラストのカーネギーホールのシーンなんかは、思わず感動してしまいます。
クスッと笑えるコミカルなシーンも多く、家族でも楽しめる作品です。
マダムフローレンス
お金持ちだからできた生き方だろうけど、いい映画だ。
病気だけど、好きなように生きるなんて
いいことだ。
人それぞれ生き方があるが、お金持ちでも、辛いこともある。
音痴で、笑われても、周りに応援してくれる人がいると元気になる。
私は、
やはり、泣いてしまった。
いい映画だ。
熟練の職人芸
誰がなんと言おうと本作のハイライトは、病によってピアニストになる夢を絶たれたフローレンスが片手でピアノを弾き始めたとき、コズメ(彼女の伴奏者)がそっと手を伸ばして共に鍵盤をたたくシーン。ここの手のアップがなんとも言えない崇高さ。
結局は笑い者にしてるわけで……
実在の人物であったマダム・フローレンスだが、今もカーネギーホールのアーカイブの視聴数が1位ということをも、結局のところは彼女の音痴っぷりを笑い者にしているわけで、本作もまた、彼女の音痴さや、育ちの良さからくるトンチンカンな行動を笑っていることには違いがない。
たしかに、本作は彼女に対して、とても暖かな目で愛情を持って描いているわけだが、では、このような描かれ方を本人が喜ぶだろうか?
楽しい作品だし、人間ドラマとして悪くない。しかし、実話を大幅にフィクション化するのではなく、あくまでも実在の人物の伝記として作品にするなら、こういう笑い者に仕上げるのは、筆者にはどうにも気持ちがよくない。
道楽物か感動物か
面白かった。笑える。ノンフィクション。ちょっぴり涙。
ここまで一人をおだててこの芝居が打てるとは旦那シンクレアが凄いですね。おそらく当初は遺産目当てだったのであろうが、25年という月日が本当の愛を育んだのでしょうね。実際旦那であったシンクレアという人物も質素な暮らしで一生を終えてるということは遺産がそこまでなかったか、心が洗われたのかなぁ
全く関係ありませんが、同時期の日本と比べ、戦争をやってるという雰囲気はやはり戦勝国なので感じられない世の中ですね。半分感動、半分侮蔑的な不思議な感覚で見ました
愛情もお金で買える?
シンクレアという実に興味深い人物。
彼の語られる経歴から察するに
フローレンスに近づいたのは
どうみたって最初はお金目的だったのでは?
しかし長年
お互いを支え合ううちに
培われたであろう確固たる愛情を
我々は目にするのでした…
その「長年」を想像させる
ヒュー・グラントの名演に拍手。
それにしても
敗戦色濃くなり文化も取り上げられた日本は
こんなアメリカと戦ってたのですね…
メリル・ストリープは音痴な演技も上手いですね。マンマ・ミーアなどで...
メリル・ストリープは音痴な演技も上手いですね。マンマ・ミーアなどで披露していた歌声からは想像出来ないような音痴加減ですが、うぅんさすがメリル・ストリープ…。半分メリル・ストリープを見に行く映画のような気がしますがそれはご愛嬌ということで。
ストーリーではマダムの活動の他、夫婦関係にもスポットが当てられています。最初はちょっと理解し難いなぁと思った部分も、話が進むにつれこれはこれでありかも…?と思えるようになるのが不思議です。ネタバレになるかもしれませんが、ヒュー・グラントはダメ男役がハマりますねぇ
ん?
メリルもヒューも大好きなので、すごく楽しみにしてたけど、そこまで内容が深いわけじゃなくて、メリルの憑依を堪能する作品でした(笑)。
歌は素晴らしかった。フローレンスそのものをきっと再現したことでしょう。でも、前回観た「幸せをつかむ歌」も内容が全く思い出せないくらい薄い作品だったし、歌も演技もうまいなと感心したくらいでした。
ヒューも、ブリジット・ジョーンズとか、リライフくらい、チャッラ〜い役が観たいなぁ。いつものめまいがするほどの色っぽい男こそ、ヒューのハマり役だと思うから、あんなに妻に尽くす様子だけで違和感カンジまくりでした(笑)。
追記
観た当時は期待した程じゃなかったんで2.5とかつけていましたが、8年ぶりにカナダのテレビで観たら、なかなか味わい深い作品、さすが豪華二大スター共演、素晴らしい役作りでした。
メリルは本当に歌が上手い。ヒューが上手いのも知ってるけど、あの歌声が出せるのはすごかったです。
ヒューも老けたけどやっぱりカッコいい…。次はどんな作品かなぁ。
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