「役者の技量頼みかなあ。」マダム・フローレンス! 夢見るふたり だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
役者の技量頼みかなあ。
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役者はよかったと思う。
メリルは前夫から移された梅毒を50年も患う、
裕福だけど本質的には孤独な女性をチャーミングに演じていたし、
老けメイクが似合ってたヒューグラントもよかった。
伴奏者のコズモ役の人もよかった。
おそらく、「偉大なるマルグリット」よりも史実に近いと思います。
美しいアリアを歌う歌手を、うっとりと目を潤ませて聞き入る
フローレンス(メリル)は、本当にかわいらしかった。
タレ眉毛も愛らしいし。
へたくそに歌う歌い方も面白かった。
でも、「偉大なるマルグリット」のマルグリットのほうが
感情移入度が高かったかな。
周りのメンバーも「偉大なるマルグリット」のほうが、
エッジが効いていて面白かったし。
いろんな愛があるというのは、分かってるし、
シンクレアがフローレンスを彼なりに愛したってのも分かるけど、
若い美女囲うならば、最初から妻のほうが大事だけど
いいですか?って聞いて、了承を得てから囲ってよと
思いました。
まあ、それゆって一緒に住んでくれる女性がいるかといわれれば、
いないでしょうよ。特に昔じゃ余計にね。
面白かったんやけどね。
バスタブいっぱいのポテトサラダとかさ。
見終わった後に残るものがないといいますか。
コズモの弾くサンサーンスの白鳥は素敵でしたよ。
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