「29thTIFFオープニング」マダム・フローレンス! 夢見るふたり SHさんの映画レビュー(感想・評価)
29thTIFFオープニング
開演前にメリル・ストリープ自ら観客をほぐしたせいなのか、会場は爆笑の渦に包まれていた。個人的には、そんな笑えるものではないと眺めていたのだが…
笑って涙しながら楽しんでしまえば済む作品だとは思う。しかし、なかなか笑いとか涙では語り尽くせない、複雑で不思議な気持ちが常につきまとっていた。
結局は金持ちの道楽なのか、音楽って一体何なんだ、あの一体感は愛だったのか金でしかなかったのか、変に難しく考えてしまったなぁと多少反省しているけれども、単なるエンターテインメントとというものを超えた何かを確実に感じる。
そして何といってもメリル・ストリープの演技には感嘆の極み。彼女を見て、笑いながら悲しみの涙を流してしまった、そしてブラボー!
予想外の奥深さがあった。
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