しゃぼん玉のレビュー・感想・評価
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優しくしてあげようよ。
優しくしてもらわなきゃ、優しくはなれないよね。田舎のいい部分だけを切り取っている感はあるけど、でもそういう理想を、この映画には見ます。
なんで山奥に捨てられたのか、なんで、息子はあんなにぐれてしまったのか。
原作読めばわかるんでしょうか、、
ぼうは、ええ子じゃ。
舞台の宮崎県・椎葉村。宮崎って海(日南海岸)のイメージでしたが。
日本三大秘境の一つなんですね(残りは岐阜・白川郷、徳島・租谷)。ほほう。
そんな豊かな自然の前では、人間は無力。
そして、自分の心の中を生まれた頃に戻してくれる。
偶然助けた老婆と出会ったことで、主人公の心が少しずつ戻っていく様。
「いい天気だなあ」って、自然と口にできる。
そこに罪人のダークさは薄れています。
だけど犯行時に雨が降っていたことから、雨の日は現場がフラッシュバックしたり。
自然が主人公に、「白状しろ」と言っているかのようです。
悩める主人公の林さんも良かったのですが。
やっぱり老婆役の市原悦子さんがもう、ぴったりすぎ。
セリフで「〜じゃった」って、日本昔ばなしワールド。
随所で主人公に言う言葉が、う〜ん胸にきます。
「ぼうは、ええ子じゃ」。
今の時代、そんなふうに言われることってない。
主人公の箸の持ち方を注意したり、本当のおばあちゃんみたい。
あとシゲ爺役の綿引勝彦さん、渋かったです。
強引に山仕事を手伝わせたり。
きっと主人公は今まで、頼りにする人もなく、頼ってくれる人もいなかった。
そんな孤独が犯行に及んだのでは?と思ったりもして。
市原さんの遺作だからってわけじゃないんですが。
最後の場面、主人公にかけた言葉に。もう涙腺崩壊。人の温かさはありがたいな。
良作でした。
市原悦子の名作
「シャボン玉」
凄く良い映画だった。
日本映画の良さがここに。
市原悦子さんの「ぼぅ」と呼ぶ声の優しさが印象的。
本当に強い人は優しい。
観るもの全ての温かい気持ちにさせる名作でした。
最後の作品だそう。
素晴らしい女優さんでした。
哀悼を込めて。
隠れた名作
これぞ日本の映画。
繊細で無駄がなく田舎の景色がとても綺麗で尚且つ配役、音楽も最高ですね。
メッセージ性も十分です。
私の中ではダントツで1番の邦画です。
ここまで素晴らしくまとまった邦画はまあ無いでしょう。
旦那さんも今までで1番の映画だと言ってました。
この映画はたまたまおっさんずらぶで林遣都さんを知り予告も何も見ずに旦那さんと見ました。
そして市原悦子さんの遺作だと知り撮影の半年後にお亡くなりになったと知り本当に素晴らしい女優さんだなと思いました。
涙なしでは見られませんでした。
この作品に出会えて本当に良かったです。
兎にも角にも市原悦子!
名女優の圧巻の存在感。流石です。ばぁちゃんをいくらでも観ていたい!
市原悦子なくしては成立しない映画。
でも林遣都くんも良かった。始まりの頃の荒んだ表情が後半変わって行くのが印象的でした。
再生の物語
誰でにでも過ちはある
だからやり直せる社会だといいと思う
愛を受け取ると
誰でも心が溶ける
なのに愛が中々得られない現実
映画では愛によって再生する主人公の物語に
救われる気持ちがする
私も愛を信じて生きたいし
誰かを愛で救いたい
市原悦子を堪能する為の作品
個人評価:3.6
市原悦子の心地よい演技を堪能できる作品。にっぽん昔話から飛び出したようなキャラクターは見ていてほっこりする。
しかしながら作品としては、深みがない脚本と演出。市原悦子以外のキャスティング・演技はぬるま湯につかったクオリティだと感じる。
劇中で「坊はいい子」としきりに言うが、いい子はナイフで女性を刺しバックを奪わない。そこに至った理由や闇を描く必要があるが、そこには子供騙しの脚本のみ。お金を払う映画作品としてのレベルではなく、無料のテレビドラマのレベルである。
田舎での純粋な人間関係で心浄化される描写も浅く、市原悦子でなければ成立していない。
この手の作品は邦画は得意なはずだが、どんどん邦画のクオリティが落ちていると感じる。
ストーリー的には何の変哲もないのだけど、宮崎の雲海の見える、ロケー...
ストーリー的には何の変哲もないのだけど、宮崎の雲海の見える、ロケーションと、優しい市川悦子の口調は主人公同様、心をほぐされた。
また林遣都の心の機微を丁寧に表現した演技も良かった。
林遣都ってすごい。
林遣都の役作りってやっぱすごい。
ドラマや映画を作り物だと意識してしまう私はあまり感動ができない質なのですが、林遣都が演じている役の本物感は物凄く、作られた"作品"だということを忘れて見入ってしまいました。また、彼が心を痛めてるときに私も苦しくなるほど感情移入してしまいました。見終わった後はなんか胸がいっぱいになりました。久しぶりに良い映画を見た、、、
お話はありがちな、ヤサグレ青年の再生物語ですがスマ嬢やシゲ爺が良き...
お話はありがちな、ヤサグレ青年の再生物語ですがスマ嬢やシゲ爺が良き味を出してた。
林遣都のもっさりから爽やかの振り幅が半端ないww
ものすごく良かった。魂が浄化されていくと同時に、自分の犯した罪の深...
ものすごく良かった。魂が浄化されていくと同時に、自分の犯した罪の深さに気付くプロットが秀逸。
シゲ爺役の綿引勝彦が名演で、普通のことを言っていてもかなり胸に響く。朴訥した優しさ。他人に対してこんな接し方ができる人は今時いない。
イズミ林遣都がいつまでいるともわからないのでとりあえず村の皆には孫と説明しておくスマ婆ちゃん市原悦子。
本当の孫になったような生活をしていく中で好きな娘ができる。大事な人には嘘はいかんが二人の咎かと笑うが…大事なあの娘はかつて自分が通り魔をして傷つけた相手だった。嘔吐するイズミ……
更生するストーリーがシンプル、ゆったりしているようでいて長く感じさせないのは編集が非常に優れているから。
林遣都主演の映画では一番良い作品だと思いました。
心温まる話でした
強盗をしていた男性が、あることからおばあちゃんと出会います。
初めは、金品を盗んで逃げようとしますが、そのおばあちゃんの面倒見がよいのでしばらく居候をすることになりました。
そして、ある爺さんの手伝いをすることになり、そうしていくうちに、町の手伝いをすることになりいろいろな人と出会い、自分がしてきたことに気づきます。そして、あばちゃんに本当のことを話し更生していくという内容でした。
主演の林さんが、目当てで話の内容は面白くないと思っていましたが、話が進んでいくにつれてどんどんと吸い込まれていきました。
おばあちゃんの人の優しさや、爺さんの厳しくも守ってくれる心が感動しました。
優しいは、冷たさに勝るものだなと思いました。
しかし、話でよく出てきた、美知とえの辛みがもうちょっと欲しかった。
人に優しくするから優しくされる
人に優しくするから優しくされる
実に当たり前の事だけど 自分も含めて施しばかり期待する都会人には目の覚めるようなメッセージだと思う
人間不信に陥ってる人にはぜひ見て欲しい
林遣都が演じる主人公の目つきや顔つきが素朴な村人たちとの触れ合いの中で徐々に変わってゆく演技が秀逸
脇を固める名優たちの芝居も自然で素晴らしく
シンプルなストーリーだけど心に沁みる作品に仕上がっている
観終わった後胸が熱くなり じんわり涙ぐんでしまう そんな作品です
坊はええ子じゃ
ストーリーは本当、筋書き通りで想像した通り、期待通り。
観たいもの観られた。
ひったくるわ人刺すわ口悪いわ行儀悪いわでもう本当どうしようもない伊豆見なんだけど、村での彼を見ているとなぜか可愛く思えてくる。
不器用でちょっとドジで愛情を知らない人、でもふとした瞬間過去の犯罪の場面が挟み込まれて、そこのギャップが苦しい。
出てくる料理が全部美味しそうでお腹減ってくる笑
ただの大きなおにぎりがあんなに魅力的に見えるなんて。
スマ婆ちゃん達の人情があまりにも暖かくて、私も無い田舎に帰りたくなった。
結構コミカルなシーンが多くて軽く笑えるのも楽しい。
最後も良かった良かったって感じで安心。
小さい村だしあの後伊豆見がどう生きるのかかなり気になるけど。
林遣都くんは私が小学生の頃、バッテリーの頃から陰ながら見たり見なかったりしてるから、良い俳優になったなと上から目線の感傷にも浸ってしまった。
ボサボサ頭と無精髭がよく似合ってた。
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