「苦しい、悔しい」彼らが本気で編むときは、 なっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
苦しい、悔しい
沢山いるトランスジェンダーの友達の事を思い出して苦しくなった。彼らにとってはそれが当たり前なのに、社会から普通を押し付けられて生きていくことがどれだけ苦しいか勝手に想像して悔しくなって涙が止まらなかった。偏見を偏見と思えない思考回路を持つことは危険で恐ろしい事を思い知らされた。たまたま別の体を持って生まれただけの人が、大好きな人との子供が産めない事も、それを仕方ないって諦めるしかない事もとても悔しい。なんでうまくいかないんだろう。
トランスジェンダーの友達の一人が言っていた、「これは病気でも何でもなくて、そうやって生まれてきたもの。誰がこんな生きにくいマイノリティーに望んで生まれてくる?もう一回生まれてくるとしたら絶対にマジョリティーの方で生まれてくる」って言っていたのが忘れられない。一意見だし、きっともう一度トランスジェンダーで生まれてきたい、っていう人も沢山いるだろうけど、やっぱりあの友達のおもいの詰まった言葉を思い出してしまった。
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