「優しい気持ちになれる映画です。」彼らが本気で編むときは、 のんさんの映画レビュー(感想・評価)
優しい気持ちになれる映画です。
荻上直子作品が好きで見ましたが、
ここ数年で、1番感動した映画かもしれません。
トランスジェンダー、性同一性の状態にある人。
オネェの人たちをテレビで見ない日はなく、
性転換手術というものがあり、
戸籍を変えることが認められ、
結婚も許される。
世の中の仕組みは生きやすくなっているけれど、
きっと生きやすい世の中ではない。
理解されないこともある。
偏見の目は無くならない。
それだけでも辛いのに。
体を女に変えても、戸籍を変えても、
結婚しても母親にはなれない。
同じ女なのに、体が違うだけでどうしてこんなにも辛い思いをしなきゃいけないのか。
心はこんなにも母親になれるのに。
世の中には子どもを捨てる親ばかりなのに。
理不尽さに涙が出ました。
周りにトランスジェンダーの人がいるわけでは無いけれど、
この映画を見たおかげで考え方が変わりました。
本当にたくさんの人に見て欲しい。
そして親として、体が大人になり始める年代のお子さんに見せて欲しい。
きっと優しい気持ちになれるはずです。
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