「意欲作ではあるが」彼らが本気で編むときは、 ふまさんさんの映画レビュー(感想・評価)
意欲作ではあるが
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トランスジェンダーを巡る諸問題に迫る意欲作で、生田斗真の演技には敬服する他ないが、その一方で、母娘関係は、生田斗真と田中美佐子という理想像を除いては、全て破綻していて、子どもが救われなさすぎる。無理解な母を持った少年は自殺未遂、ネグレクトの常習犯であるトモの母は、愛情に満ち溢れていた疑似家族を無残にぶち壊す。しかも、小学生の子どもに、最低な母と幸せな疑似家族のどちらを選択するか迫り、結局理性的な判断が出来ず、最悪な選択をしてしまう。
ラストがこれでなければ、相当高い評価が出来た作品だけに残念としか言い様がない。
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