「それにしちゃあ、、デカいなリンコさん。」彼らが本気で編むときは、 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
それにしちゃあ、、デカいなリンコさん。
私の周りにはトランスジェンダーさんはいないので、興味半分にて視聴。
最初、生田斗真演じるリンコを観た時は正直「デカイな」と思いましたし、「これで設定大丈夫か?」とも心配してましたが、それは観るに連れて納得出来ました。(デカい事は大人リンコのトラウマですし。)
見所は何と言っても調和の取れたキャストと優しいストーリーでしょう。外国映画賞も納得。
登場人物(キャスト)はトランスジェンダーのリンコ、リンコを愛するマキオ、母親(ヒロミ)に捨てられたマキオの姪トモチャン、若い彼氏が好きなリンコの母親。等など。
キャストの設定と話の展開が上手く絡み合っていた。(絡み合い過ぎた感もあり。)
108つの編み物XXXや、最後の贈り物の編み物XXXX2つなどユーモラス部分もある。
逆に違和感もある事はある。トモちゃんのお婆ちゃんである。
ボケがかなり進行しているのに、後半鯉の池ベンチにてあんな昔の人生話は詳しく普通話さない。
ちょいシラけた。
映画自体の雰囲気は好きですが、この映画でトランスジェンダーさんを自分が拒否反応無く受け入れる事が出来たか?は別物。
完全に大人向けの作品。自分の家族一緒には見に連れていけない。
最後に
トモちゃんの「切ったXXXはどうなったの?」の質問に対し、リンコがマキオのいる前で具体的説明するシーンにには吹いてしまった。
巫女さん、おはようございます!
LGBTを扱ってる映画が増えてきましたけど、周りにそうした人がいないとレビュー書きづらいですよね。
小学生だった頃に少女漫画を読んでたなんてのも、トランスジェンダーになるんかなぁ・・・女の子の気持ち知りたいスケベな少年だっただけかもしれませんが・・・
何が内緒かと思って見にいっちゃいましたよ。
男の側のLGBTQよりも 今ってはるかに女の人の側はまだ理解されてない場合が多い気がしますよね。
やっぱり ストーリーを考えるにしても万人に(とは行かなくてもある程度)受け入れられるものを作るのが難しいだろうというのは想像できますが。