「拾いモノ」彼らが本気で編むときは、 CBさんの映画レビュー(感想・評価)
拾いモノ
まあ、行ってみるか、程度のノリで見た映画だが、面白かった。というか、いい映画だった。
LGBTに理解があるフリはしていても、正直なところ、自分とは違う変わった人たちという認識だった。あくまでも "変わった" 人たち、普通じゃない人たち。
映画を観た後では、そこが緩やかにだが変わったことは感じる。確かに個性にすぎないのだと。
とも がいい。小学5年生?の視点が、事実を素直に受け入れさせてくれる。
日本アカデミー子役賞を勝手に贈る。
さまざまな愛と憎しみ(いや、憎しみではないんだよなぁ、家族という繋がりからくる重たさかな?) を、毛糸編みという行為で縦と横をつなぎながら描いていく手法は素敵。
また、こうした重たい内容を、静かに軽やかに描くって誰でもできることではないと思う。
こういう映画をこれからも観ていきたいな。
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とみいじょんさんのコメント
2022年2月11日
コメントありがとうございます。
あの贈り物があれば、何でもできる気がします。
だって、帰っていく場所…この場合リンコ…があるから。
ともにアカデミー賞、私も贈ります。
セロファンさんのコメント
2021年5月4日
CBさん
コメントありがとうございます。
私も理解のあるフリをしていた事に気付けました。そんな自分の感覚を意識できただけでもこの映画観て良かったなと思います。