「ほっこりの中の衝撃」彼らが本気で編むときは、 wabさんの映画レビュー(感想・評価)
ほっこりの中の衝撃
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ベルリン映画祭で見てきました。
荻上直子監督の作品らしく、美しい映像と穏やかな空気感に包まれた映画なのですが、それと同時に感情を大きく揺さぶられるようなとても強い衝撃を受けました。
子供の素直すぎる発言や普通でないものを受け入れない大人の思考、爆発しそうな悔しさとの葛藤。気持ちを理解してくれる人がいるという事の心強さや温かさ。親子のかたち。
心にぐっとくる要素がいくつも折り重なって、1つの映画になっていました。
真面目すぎると難しくなってしまうような内容も、可愛らしくコミカルな表現がされていて、本当に素敵な映画でした。
ちなみに会場では、キャラ弁のシーンで大きな歓声があがったり、洗剤をかけるシーンでは拍手喝采だったのが印象的でした。
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