追憶のレビュー・感想・評価
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役者は素晴らしい!
画面がバラバラと飛ぶ事が多くて、いまいち感情移入できないままあっさりと終わり、全体的に雑に見えてしまった。
犯人はいきなり、あっさり暴かれた。岡田准一と嫁と母の関係が、今後どうなるのか分からないままだった。時間が短いからか足りない部分が多く、もやもやとしたままエンディングを迎えてしまった。
ただ、役者は流石、主役級揃い。なんとも言えない表情にこそ、気持ちが丁寧に描かれていた。だからこそストーリーの上での足りない部分が余計に目立ってしまったと思う。
もっと時間は長くてもいいから、細かい部分ましっかり描いてほしかったかな。
良いストーリーと最強の役者揃いだっただけに、そこがちょっと残念。
暗い話
あまり深く刺さらない。
人物の描写が薄いのか、物語の進行が悪いのか、はたまた役者陣が若いのか、伏線が足りないのか。
偏に、小栗くんに全く犯人の要素を感じられない…。
これが、主人公の痛くもない腹を探られて過去の犯罪までも蒸し返される事の恐怖に…いや、自らが捨てた過去をほじくり返され非難される事への焦りにリンクしない。
彼はそおいう自らの意識を再確認し、逃避し捨てたつもりであった自らの過去と向き合うからこそのラストではないのだろうか?
彼の人生において、彼を救ってくれた人達、その期間、時間は尊いものであるはずなのに、それを捨てなきゃいけない辛さは、どれほどのものなのだろうか?
その辺の話が…やっぱ人物描写に難があったんだろうな。
なんちゅうか難しい人物像でもあったなと岡田くんに同情してしまう。
しかしながら、ちょっと声量に依存した芝居は控えた方がいいと思う。
ただ、ラスト近く
小栗くんから岡田くんにかけた
「あっちゃん、まだメンマが嫌いなんだよってさ。」
って言う、台詞、それを聞いた岡田くんのリアクションには泣ける。
もう許してもらえていたんだと、彼の心に響いたのがよく表現されてた。
夕日の合成は、あんなレベルでは、ちょっと今のご時世では、いただけない。
なんで100分いかない作品にしたんだろう?
足りないように思う部分が多々あるのだから、そのあたりのエピソードやシュチュエーションを盛り込めば良かったのに。
なんかそこに妙な理由を想像してしまう。
不謹慎ですが・・・。
今年の初め頃から何度も予告が流れていたのですが、とてもよさそうな印象を受けたので公開初日に観に行きました。
すみません・・・。あまりの単純な展開にがっかりしました。
すすり泣く声も聞こえたのですが、全く泣けもせず、ちょっと笑ってしまうようなシーンもあってこらえるのに必死でした。
とにかく岡田准一の目ヂカラがハンパなく、物陰からにらみを利かせるのでおかしくてたまりませんでした。
あんなににらまれたら気づきそうです。
岡田准一と小栗旬の絡みで予告でも流れているシーンは、セリフを覚えてしまうぐらい見ていたのでそこも笑いのツボ。
内容も薄っぺらく、2時間ドラマのような内容でがっかりしました。
とにかく予告がうまく作られすぎです。
サブリミナルのごとく植えつけられてつい観に行ってしまい、罠にはまったような気分になりました。
全体的に物足りない
序盤に映画の主軸である事件の全容が描かれてしまい、最後に明るみになる事実もそれほどインパクトがなく肩透かしになってしまった。(個人的には25年前の事件は終盤まで引っ張ってほしかった。)映画を観終えて最初に感じたのはストーリーラインからするともっと面白い映画に出来ただろうにと思った。
2時間以下と短い映画だからか、脚本もナレーション感が強く編集も無理につなげるような場面が気になった。昭和な映画が悪いわけでは決してないが、古きよき映画ではなくただ古臭い映画といった印象。序盤にある幼児虐容疑者を捕まえるシーンは感情の揺れをみせたかったのかもしれないが、ハンディでだいぶぶれたカメラは昔見たブレアヴィッチを観たときのように正直気分が悪くなった。
安藤サクラの目には役者力を感じたけれど、その他のキャラクターはひとつの与えられた役の限られた部分だけしか見ることができなくて深みがなく一辺倒でどこかぎこちない、演技しきれていないように感じた。これだけのキャストに恵まれながらこうなってしまったのは、もはや役者個人がどうということではないと思う。
全体的に静かで物悲しい映像の色合い、景色、音楽はとても良かった。
まぁ普通
木村文乃のファンとして、初日初回で鑑賞。
客層が、私(35歳男性)で若い方っていうくらい年配の方が多かった。
物語は、設定はかなり凝っている割には普通。
殺人の動機も保険金目当てとか普通過ぎてゲンナリ。
色々と、何とも言えない感が残る。が、それが人生だというメッセージなのかもしれない。
木村文乃はもう何度目か分からない妊婦の新妻を演じていて、まぁ可愛い。文乃ちゃんが出ていなかったら、見なかったですね。
それぞれのライフステージで
母たる立場の人は涼子の、
妊婦さんの人は真理の、
妻たる立場の人は美那子の、
父たる立場の人は啓太や悟の、
夫や彼氏の人は、光男の、
息子の立場の人は篤の、
その他も、それぞれに、それぞれのライフステージで、守りたいものがあり、観る人によって違う意味を持つ作品だと思う。
少年3人が守りたかった涼子。
涼子が守ろうとした少年3人の、未来。
そんな涼子を必死に守り続ける、光男。
この作品は全てが『誰かを守ること』で起きている。
その中で唯一、自分のことだけを考えた人間が、犯人の悟の妻と従業員だ…
彼らを最低だクズだと言うのは簡単だが、それでも、誰しも自分の生活を守る権利があり、手段を選ばず守りたいと思うことも自然だ。
許されないことをした彼らを、誰も責めてないところが良かった。
悟が守ろうとしたものだから、その気持ちを守ったんだと思う。
だからこそ、そういうときに何を考えどう動くか、そのことを静かに静かに訴えてくる作品です。
いつかライフステージが変わったら、また観たいです。
拍子抜け?
良からぬ過去を共有する3人・・・
不遇の人生かと思いきや、3人のうち2人が会社社長になっていたり、結構いい人生じゃないの?と思わせる。実際、誰に向けた映画なのか?
何となく、以前観た、稚内を舞台にした「北のカナリアたち」に似ているような気も・・・
映像的にはハンディカメラのブレブレ画像が不愉快。臨場感を出したつもりなのだろうが、「Uボート」じゃないんだから・・・
岡田准一が意外にチビッコいのだなと、妙に感心。その他の主演では背が低いことに気づかなかった。
ことの顛末は拍子抜けと言うか・・・2時間サスペンスTVドラマ?
画が映画的なので救われてはいるが、構成や演出が安っぽいように思う。冒頭の子供の頃のシーン、クルマが現代風だったようだが・・・?
平成の話のわりに、昔のシーンは昭和50年代風でもあり、ちょっと釈然としない。犯人は煽ってはいたようだが、小栗旬じゃないのは明白に感じた。本筋と違うところで事件解決なのも拍子抜けの最たるもの。
富山の風景は良かったと思うが、照明のためか、何か作り物風に(前景と背景の光線状態に違和感が)。実在感があったのはエンドロールくらいか。
「俳優 亀岡拓次」よろしく、安田顕が印象に残った。
出産しておめでたいのは分かるが、安直な結末にも感じる。
久しぶりのこれが日本映画だ
久しぶりの日本映画を見たと言う感じである。全体の流れは確かに古典的ではあるが、確かにこれが日本映画だと言う感じである。
但し、ラスト近く殺された父親の墓前に(殺したのは母親)その子(小学校六年生と言う設定であるが)が主人公と一緒に手を合わせる場面があるが、実際はこう言う事はないであろう。しかし、全体として流れるストリーは納得の行くものであった。バックのミュージックも良かったし、エンデングロールのバックの景も大変綺麗であった。久しぶり会場が明るくなるまでその席に座っていた。我々団塊の世代には納得することが出来た映画である。まだ見ていない方には是非鑑賞していただきたい。特に団塊の世代の方にオススメである。
いい映画かもしれないが物足りない!
サスペンスの要素に少し期待してしまった。誰が殺したのか?的な話は全然関係ない。
現代の殺人事件はあっさり扱う反面、昔の事件については結構謎のまま終わらせているのが不思議なところ。喫茶店ゆきわりそうの下に死体が埋まってるから、バレないためにその土地を購入して家を建てるのかと思ってた。
過去の事件に関わった人間たちの苦悩の描き方が薄いため感動は少なめ。全然涙は出てこなかった。
しかも、合成とかの処理が甘い。こんな映像で日本映画の映像美は素晴らしいと思うのは、今後の日本映画のためによくないと思う。
シナリオが浅い
脚本が浅く感じた。なぜ、お金を貸した友達が殺されたのに、名乗り出なかったのか、とか犯人は何故すぐ発見されるような殺人をしたのか?とか 推理小説では破綻しているような所が多く、シナリオがプアな感じがした。全体に古臭い。
憶測
幼い頃の消し去りたい記憶を共有する3人の男達。
25年後に引き合わされる3人。
それは殺人事件の被害者と刑事と容疑者となり過去の事件を思い起こさせた。
北陸を舞台に事件を追う刑事に岡田准一。
東京でガラス屋の婿養子となり会社を経営するが破産寸前の社長を柄本佑。
輪島で親の土建屋を継いだ小栗旬。
金策のために富山へ出かけ殺害された悟。
殺害される前の晩、ラーメン屋で偶然悟は篤に出会う。懐かしさから酒を飲み今の状況を篤に話した。
金を借りに啓太に明日会いに行く…そう言い残し殺害された悟。
悟は篤に過去を忘れて良いと言い、後はけいちゃんに任せておけば良い…あっちゃんは忘れていいんだよと言う。
刑事の篤は3人の秘密を探られまいと2人の事を知らないふりをする。
疑いは啓太に向けられていく。
篤は啓太に直接会い尋問した。
篤は啓太を疑ったのだ。
過去の殺人事件が脳裏をよぎる。
しかし、間違っていた。
決してしてはいけなかった事だと思い知る篤。
啓太は過去を丸ごと受け入れて行きていく覚悟をしていた。
それは贖罪なのか…
真犯人逮捕にえ⁈と驚き、殺害動機に……悲しすぎる。
「あっちゃんは忘れていいんだよ」
その言葉の意味を噛みしめる篤。
涼子と光男に会いに行き謝罪する篤に記憶を失っている涼子が優しく抱き寄せる。
啓太から全てを聞かされた篤。
啓太が守りたかったものは妻マリの出生の秘密だった。涼子と光男から託された秘密。
悟が言った、けいちゃんに任せておけば大丈夫…
なるほど。
99分あっという間でした。
宿命と必然の巡り合わせ
タイトルはバーブラ・ストライザンドとロバート・レッドフォード共演の名作、内容はクリント・イーストウッド監督の「ミスティック・リバー」を彷彿。
演出も演技も音楽もベタで古臭く、コテコテの昭和臭を漂わせ、この手の作品が好みか否かで分かれそうだが、邦画らしい邦画になっている。
ある殺人事件の被害者、容疑者、刑事として再会した幼馴染みの3人の男。
彼らには少年時代、ある秘密があった…。
まず、サスペンス・ミステリーを期待すると微妙だろう。
はっきり言って刑事たちは何だか間抜けで、捜査としても生温い。
予告編でも流れているダッシュ・シーン。刑事・岡田が逃げる容疑者・小栗を追うみたいに見えるけど、実は全然違う。(あれは詐偽だよ~!(>_<))
事件解決も真犯人もびっくりするくらい拍子抜け。殺された被害者・柄本にしてみれば、浮かばれなくやりきれない真相ではあるが。
彼らの少年時代の秘密。
これ、察しが付くと言うか、始まって5分ですぐ分かる。
つまり本作は昨年の「64」のように、上質なサスペンス・ミステリーというより、宿命と救済のヒューマン・ドラマとして見るのが正しい。
主人公の刑事・篤。
あの時の事は忘れた事はない。が、過去の事として、何もしてこなかった。
それと引き換えかのように、妻とはすれ違い、実の母とは険悪。
あの時の温もりに、自分の人生は報いているのだろうか。
疑われる啓太。
妻の妊娠、新居の建築、会社は順調。
殺された悟。
会社の経営にどん詰まりだが、家族や会社の為に奔走。
対称的だが、二人は二人なりに今の自分の人生を必死に生き、守らねばならぬものがある。
あの時の家族のような温もりを。
あの人への献身を。
腑に落ちない点もある。一人だけ殺された悟がどうしても不憫。
が、啓太の数奇な因果、篤のラストの“再会”。
亡き友やあの時あの人の事を決して忘れず、今の彼らの幸福と救済に胸打つものがあった。
岡田准一、小栗旬、柄本佑、長澤まさみ、木村文乃、安藤サクラ、吉岡秀隆、現在の日本映画界を代表する豪華実力派の共演と好演。
日本映画界のレジェンドである名コンビ、降旗康男の演出は手堅く、木村大作の叙情豊かな映像美。
見ていたらこの作品の中心には、ある大スターが居る気がした。
高倉健の映画を多く撮った降旗&木村コンビ。
生前高倉健が高く評価していたという岡田准一。
今回のコラボは偶然ではなく、高倉健が繋いだ必然の巡り合わせに違いない。
もう叶わぬ事だが、是非とも、監督・降旗康男×撮影・木村大作×主演・高倉健&岡田准一という映画を見たかった!
もう一歩
人には言えない秘密を共有する三人の内1人が殺されたら、観客としては残ったどっちかが犯人か、三人とも殺そうとする誰かがいる考える。でもそれは悪い意味で裏切られ、やるせなさだけがのこる。
主人公は最後救われるが、こちらは消化不良を起こす。シーン一つ一つなら演技も含めいい所いっぱいあるが、全体の話ではだめな映画です。
良き日本映画
落ち着きのある演出。主張し過ぎなく、映像とマッチした千住明氏の音楽。富山の海と夕日。最近見て良かったと思える日本映画です。あと30分くらい上映時間を伸ばし、小栗旬演じる田所の守りたかったものと、岡田准一演じる四方の妻との間にある溝が実母との間に起因するだけでなく、過去の事件が心の壁を築いているところを描くと、深みと味わいが増すと感じました。
あっとゆう間だった。
上映時間が短くてあっとゆう間でした。
犯人と疑うわりには、フセンをはらずに妻と従業員逮捕にちょっとびっくりした。もう少し葛藤するシーンを時間を掛けて丁寧にえがいてほしかった。
俳優が豪華だけに、なんだかもったいないなぁ。
意外に
普段、この手の映画は観ないのですが予告を何度か見ているうちに劇場に足を運んでしまいました。
実際、意外に面白く、最後まで引き込まれました。
サスペンス劇場のような映画、
観れば面白いが、観るまではハードルが高い?ような映画。
ヒットするかどうか難しそうですね。
私は単純なので、小栗旬が犯人で、岡田准一がどう決着をつけるのか?というドラマと思ってましたが、まさか女房と社員の仕業だとは。
CGは現実をこえるか。
不幸の連鎖が止まらないなら格差社会に救いはない。救いがあるかないかはファンタジーではあるが。
取り返しの付かない過ちを犯した人、墓場まで持っていかなくてはいけないことを背負っている人は映画の観客の中にも少なくないだろう。現実と比べるとこの創作はぬるま湯だ。
些末なことだが登場してきたばかりの子供たちの顔が見分けられないうちに最初の事件が起きてしまった。とどめを刺したのが誰なのか分からず、他の2人が新しい家族をもって前に進んでいるのに、岡田准一だけが妻が入り込めない心の壁を作り上げるほど罪悪感を引きずっている理由が飲み込めなかった。あと不自然な画面はCGか?木村文乃のお腹は大きすぎる。あれくらいにしないと画面に映えないのか。双子でないと。
柄本佑が出てきた時点でこの人が殺されるとすぐにわかった。キャスティングとしてはハマったんだろうけど、筋が読めるのはどうかと思う。
映画というよりは原作のせいだろうが、事件の犯人がお粗末。てっきり吉岡秀隆が犯人、くらいのひねりがあるのかと思ったのだが降って湧いたように事件解決。メインの事件がただ昔の事件を掘り起こさせるための道具でしかなかったのは残念。
最後に柄本佑の殺人現場に娘と西田尚美の姉と花を手向けに行くのは疑問。
犯人の実の姉が、姪とはいえ被害者の娘の前に顔を出せるか?
そもそも安藤サクラとあのチンピラの関係は?なぜ逃げられない?吉岡秀隆はそれになぜ無力だったのか?なぜ中絶せずに木村文乃を生んだのか。チンピラに思いがあったからか?わずかでもそうなら、チンピラを殺した男に木村文乃を委ねたいだろうか?小栗旬に全部その矛盾を背負わせてあんな調和した終わりになるか?その葛藤がなければ木村文乃が安藤サクラの娘だったという落ちはただ奇をてらっただけにしか感じられない。これでは本当に十字架を背負っている観客には響かないだろう。
顔面指数高いキャスティングだったが、その割に暗い表情が多くて残念だった。木村文乃がかわいらしかったくらいだろうか。
ジャニーズのイケメン好きの連れは、終始しかめっ面の岡田准一をみてどうだったろうか。長澤まさみの美貌は必要だったのか。
死んじゃうならもっとお父さんに優しくしておけばよかった。
娘に疎まれる父親の真実が痛く刺さった。
脚本や構成が今一つで残念
幼馴染が刑事、容疑者、被害者になり、彼らの過去には秘密があってというストーリーです。三人の過去の秘密が最初から明らかになっていて緊張感に欠ける上、刑事の行動にも違和感があるため、退屈に感じてしまいました。いい役者を集めているのに、脚本や構成が今一つで残念でした。
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