愚行録のレビュー・感想・評価
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胸糞悪い
グレーな背景と拗らせた兄妹
登場人物は壊れているが楽しかった
胃もたれ
重い。胃もたれしそうなほど…
物語は主に週刊誌の記者が1年前に起きた一家殺人事件の関係者(夫婦の友人達や会社の同僚)を取材するという形で進んでいく。
愚行…ばかげた行い。愚かな行為。
話が進んでいくうちに衝撃というより、いや~な感じの事実が発覚していく。
ここに出てくる関係者たちと殺された一家は、ある意味全員愚かな人間。中にはコイツ最低やなと思う人物もいる。
映画の冒頭のバスのシーン、記者の妻夫木くんがとった行動でもそれはよく分かる。最低とまではいかなくても何か心に引っかかるような行為が、思いが積み重なっていくんだろうなと。
少しずつ少しずつ嫌な事実が発覚していくので、ずーーっと嫌な感覚が続く作品。
妻夫木聡と満島ひかりが出てるせいか作中どこか李相日の『悪人』を思い出してしまうようなシーンがありました。
あり得ない
まずは原作から見て欲しい!
まさに愚行の連続
満島ひかり エエなぁ 妻夫木聡とは スマグラーと悪人で共演してたね...
邦画はムナクソ系…
面白かった
上質のイヤミス。
人は、こころに悪魔を飼っている。いやむしろ、人間自体もともと悪魔なのであって、犯罪者と健全な一般人の違いなんて、なにかのきっかけでその本性が現れるかどうかなのだ。
それを自覚しているのならむしろまだ救いがある。
ほとんどの人間は、その自意識がないままに悪魔の本性が顔を出している。それを知るのは、近くで観察している他人だけだ。
・・まるで、そう誰か語りかけてくような気分になった。
徐々に知れる、いくつかの衝撃の事実。
なによりも、最後の事実に気づいたときの、ドタマを割られたような気持ち悪さ。説明過多にならずに、匂わすさじ加減がまた絶妙。
最近のイヤミスといえば、「ミュージアム」「クリーピー」があるけれど、どぎつい映像を使わずに(ちょこっとはあるが)ここまで後味悪くさせるのはすごいなと感心した。原作に負けていない。
バスの車内で始まり、バスの車内で終わる。
最後、ゆっくりとカメラでなめ回した乗客の表情を眺めながら、うすら寒い感情を抑えきれなかった。この人たちだって、人に隠している愚行の一つや二つ持っているのだろうな、と。
まさに愚行
ゆっくりと紐解かれて編み上げられる物語
まさに「愚行録」
満島ひかりさんのファンなので、予備知識は予告編程度といった状態での鑑賞。
感想としては、2017年早くもベスト10に入るんじゃないかという素晴らしい傑作。
全シーンの色合い、音楽共に暗く、作品の世界観にぴったり。小出恵介さん演じる、「田向」と会社の同期の「尾形」がどういう人物なのかが分かった時点で、「あぁ…嫌な話なんだな」というのがはっきりとし、どんどん暗い話になっていく。なかでも、松本若菜さん演じる「夏原」の「女に嫌われるタイプの女」が男の自分からみてもかなり不快だった。
そして終盤。「宮村」が語る、「光子」についての告白、そして満島ひかりさんのシーン。今までの話はこのシーンまでの布石であり、それに満島さんの演技が加わって、息をのむ素晴らしいシーンとなっている。
人間にとって、自己利益のためだけ行為は、愚かに映る。
まさに「愚行録」なのだと感じた傑作でした。
面白かった
暗いな〜
お分かりであると思うが、とにかく暗い。暗すぎる。
人間の愚かさというものを伝えたいのであろうが、それにしても暗いよ〜。
登場人物は一人一人が笑えるほどクズ。よく一つの環境にこれだけ集まったなというくらいw確かに人間は欲を中心に動く愚かな生き物だ。そういうキャラクターがたくさん出てきた。それにしたって感情移入できる登場人物がほとんどいないw人間の愚かさを伝えたい映画でこれは致命的だ。
記者が過去を調べていき、当時の回想シーンが流されていくときの雰囲気は、「凶悪」に物凄く似ていた。
女子からはカリスマ的存在、男子からは完璧な女、同時に人を傷つけることを全く厭わない女。そんな一人の女を中心に物語は進んでいく。これは「渇き」に物凄く似ていた。
この映画を見て一番強く思ったのは、親が子に残した傷というのはどんな形であろうと、一生残るのだなということだ。
妻夫木聡は爽やかな役だけではなく、こういうシリアスな役もできるから凄いと思う。
満島ひかりが演じる精神異常っぷりも素晴らしかった。
他の俳優たちの演技は……w
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