劇場公開日 2017年2月18日

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愚行録のレビュー・感想・評価

全191件中、141~160件目を表示

3.5ある意味すっきり。

2017年2月28日
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ラストシーンもこういうことだなといのが充分想像できました。すっきり。
いや陰惨なエピソードなのはその通りなのですが。
面白かったです。

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SUZUKI TOMONORI

3.5確かに訪れる3度の衝撃。人間の愚かさを詰め込んだミステリー。

2017年2月28日
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悲しい

怖い

【賛否両論チェック】
賛:様々な登場人物の様々な言動によって、人間の醜い部分が多角的にむき出しにされていくようで、思わず考えさせられる。ミステリーとしても秀逸で、次第に明らかになる真実にも驚かされる。
否:ミステリーだが雰囲気や展開はかなり静かなので、油断していると眠くなりそう。後味もかなり悪い。

 「仕掛けられた3度の衝撃。あなたの日常が壊される。」
というのがキャッチコピーですが、それに違わないミステリー特有の驚愕の真相が明らかになり、静かな中にもハラハラさせられます。
 1年前に起きた一家惨殺事件を追う記者。彼が接触する関係者達は、皆他人のあざとい一面を暴露し、結果として他人を貶めていきます。そんな証言の連鎖の果てに、人間の愚かさやおぞましさといった醜悪な部分が露になっていくようです。
 またストーリーの本筋以外にも、バスの中でお年寄りに席を譲らないことを注意された主人公が、わざと足が不自由なフリをしたり、飲み屋で渡された相手の名刺の上に、無意識のうちにジョッキを置いたりと、日常にありふれた人間の浅はかさが随所に切り取られ、考えさせられる部分があります。
 雰囲気はかなり淡々と進むので、やや退屈してしまうかも知れませんが、人間の本性をまざまざと見せつけられる、そんな作品です。

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映画コーディネーター・門倉カド

2.0石川慶

2017年2月26日
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冒頭のバスがピーク。文応大学生な話に終始する。小出恵介の同僚の関西弁のように、可愛くない新入生のように、葉山の別荘のプールパーティのように、あるいはセーター肩から掛けた大学生が乗るBMWのように、自由が丘のカフェの女性オーナーの淹れるハーブティーのように、白々しさが乗り切れない。
役者の演技に頼る画面も今ひとつ。
思い出したのは紀里谷和明の時代錯誤な感じ。
オフィス北野。

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ssspkk

1.0虚栄

2017年2月26日
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鑑賞方法:映画館

脚本は分かりやすいが、あの様な稚拙なトリックで警察の目を欺く事に違和感を覚えた。

表面的な善行も愚行の内にあると言うのか。
冒頭の車外からの表面的なカメラワークから、末尾での車内から一人一人の内面を睨むかように見渡すカメラワークへの流れに少し背筋が凍る思いがした。

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たろっぺ

3.0暗すぎる

2017年2月26日
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作り方は面白いが全体的に暗い。
謎はしっかりしてるし、内容はまとまってる。

虐待されると異常殺人者になるパターンはもういいかな。

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ライトオ

1.5こんな世知辛い世の中です…

2017年2月26日
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あえてリアルな描写を持ち込む必要があるのでしょうか?
観た後、決して素敵な気持ちにはならないと思いますが…

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恋一朗

4.5両主演の演技に感服

2017年2月26日
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絶望的な状況にいるのに何故か楽しげな壊れてしまっている妹役を演じる満島ひかりと、絶望的な状況にいて今にも狂乱してしまう一歩前の紙一重の兄役を演じる妻夫木聡の演技に感服です。わりと救いないストーリーなので観る人によっては重い、キツイと思うかもきれませんが、兄が取材という形で情報を得て、徐々に登場人物の性格を明かしていきながら、事件の真相にせまり、また妹は精神鑑定での告白という形で徐々に自分を曝け出す。この二つのストーリーが繋がった時、衝撃を受けました。演出面では特に最初のシーンと最後のシーンの対比は見事でした。

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ggg0508

3.0胸糞悪い

2017年2月25日
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3度の衝撃って言うかぬる〜っと愚行が暴かれていった感じだからハッとさせられなくて何か終わってから気怠い感じが残ってる。
多くを語らない演出は好みだけど何か違うなと。
ただ満島ひかりさんと妻夫木聡さんの演技力は本当に最高だと思う。

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りん

3.0グレーな背景と拗らせた兄妹

2017年2月24日
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鑑賞方法:映画館

一言で纏めてしまうと、ブラコンの妹とシスコンの兄が相当に(社会的に許容できないほどに)拗らせましたという話、と解釈している。
確かに周囲に溢れるクソな男とかタチの悪い女とか大学内カーストとか辟易とする状況は分かるけど、誰もが多かれ少なかれそんな状況の中でも社会の枠を外れずにやってる。
それをいとも簡単に破る兄妹はやはり異常だ。

煽り文句の割には盛り上がりも緊迫感も無く。やはりこういう作品は原作を読むべきだろう。
自分の共感力が低いだけだろうか。もう少し兄妹の内面を描写してほしかった。

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あいわた

4.0登場人物は壊れているが楽しかった

2017年2月23日
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鑑賞方法:映画館

興奮

記者の人が、一家殺人事件のことを調べていく内に、記者の身内が事件に絡んでいくという内容でした。
殺された夫婦の過去を取材していく所があるんですが、夫の過去はいらなかったのではないかと思いました。僕が知りたかった、どのようにした夫婦が出会ったのか、わからなかったのが残念でした。
この作品に出てくるほとんどの人が壊れているようにみえました。
満島ひかりさんが演じる光子の秘密には、びっくりしました。

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やだ

3.5胃もたれ

2017年2月23日
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鑑賞方法:映画館

重い。胃もたれしそうなほど…

物語は主に週刊誌の記者が1年前に起きた一家殺人事件の関係者(夫婦の友人達や会社の同僚)を取材するという形で進んでいく。

愚行…ばかげた行い。愚かな行為。

話が進んでいくうちに衝撃というより、いや~な感じの事実が発覚していく。
ここに出てくる関係者たちと殺された一家は、ある意味全員愚かな人間。中にはコイツ最低やなと思う人物もいる。
映画の冒頭のバスのシーン、記者の妻夫木くんがとった行動でもそれはよく分かる。最低とまではいかなくても何か心に引っかかるような行為が、思いが積み重なっていくんだろうなと。

少しずつ少しずつ嫌な事実が発覚していくので、ずーーっと嫌な感覚が続く作品。

妻夫木聡と満島ひかりが出てるせいか作中どこか李相日の『悪人』を思い出してしまうようなシーンがありました。

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豆

3.5あり得ない

yさん
2017年2月23日
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鑑賞方法:映画館

原作を読んでないので少し無理やり繋いでる部分がある気がしました。
仕事はいえ、人の愚行を聞き続ける事に心が締め付けられるような思いに何度もなる。
ドンデン返しというよりそこで繋がるんかい、と登場人物の輪の狭さを感じるなんとも歯がゆい映画でした。
俳優陣の演技は文句なし。素晴らしい。
情景や撮り方もどこか寂しさがのこるカメラワークや色彩で素晴らしい。

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y

3.0安定の演技力

2017年2月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

足を引きずる演技をするシーンがラストに近づくにつれて、重要に思えて来ます。
ただ内容的にはこんな人普通にいるよね。って程度でそんなに愚行には感じませんでした。

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ふわり

3.0まずは原作から見て欲しい!

2017年2月22日
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原作を読んでいたから、妻夫木くんと満島さんが予告の時点で姿を現していることに疑問が湧き、映画ではどういった展開で物語が進行して行くのだろうと興味津々で見ました。

私は小説の方に軍配が上がると思いました。
映画を見て、この後に小説を読もうと思っても、もうネタバレしちゃってるので、きっと面白みは半減すると思います。
まだ映画を見ていない方は、ぜひ小説を先に読んでください。
しっかりと登場人物たちに嫌な思いを抱いた上で、映画を満喫できると思います。

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ハクタカ

3.5まさに愚行の連続

2017年2月22日
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悲しい

怖い

殺人事件の犯人を追うジャーナリストが出会う人達の証言は、誰も彼も悪意のある昔ばなしばかり。人は意地悪な心を持っていて、自然に愚行を犯す。回り回って人の怨みをかう。見終わったら嫌な気分になりました。俳優さん達はみんな上手いです。

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藤井 凛

3.0満島ひかり エエなぁ 妻夫木聡とは スマグラーと悪人で共演してたね...

2017年2月22日
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満島ひかり
エエなぁ

妻夫木聡とは
スマグラーと悪人で共演してたね
他にもあるのかなぁ

冒頭のバスのシーン
好きだなっ

引きずる足から普通に歩くとこ
「ユージュアルサスペクツ」
思い出しちゃった

小出のクズぶりも良かった‼︎
夏原役の人は
老けてたなぁ...

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snowball

3.5邦画はムナクソ系…

2017年2月22日
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鑑賞方法:映画館

またしてもムナクソ系の邦画だがなかなかの出来。
進むほどにすべての登場人物がイヤな奴らであることが分かるし、唯一天使のような存在は最初から最後まで酷い目に遭っている…
ストーリーには無理があるが、それは原作に帰すべき問題なんでしょね。知ってて始めたことなのかが分からないのがモヤッとしますが…
ホントにこういうムナクソ映画が次々に出来てくるのが今の日本の閉塞感を表しているのでしょうね。
しかし慶應に対する悪意スゴい…

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ぱんちょ

4.0面白かった

2017年2月21日
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鑑賞方法:映画館

今年鑑賞した18作品目にして邦画はこれが1作品目。しばらく観たいと思う邦画が公開されず、この作品についても期待半分で鑑賞。しかし、これが面白かった。俳優たちの多少大袈裟に見える演技は、演劇のような演出にも感じます。初めのうちは半笑いなエピソードも段々と深みにはまっていく。観ていて惹きこまれます。
私自身、原作は未読だしトレーラーもあまり見ないで映画に挑んだのだけど、はっきり言ってこれ以上の情報は入れないで観た方が良いと思うので、私のレビューはこの辺で(笑)。

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TWDera

4.0上質のイヤミス。

2017年2月21日
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鑑賞方法:映画館

怖い

人は、こころに悪魔を飼っている。いやむしろ、人間自体もともと悪魔なのであって、犯罪者と健全な一般人の違いなんて、なにかのきっかけでその本性が現れるかどうかなのだ。
それを自覚しているのならむしろまだ救いがある。
ほとんどの人間は、その自意識がないままに悪魔の本性が顔を出している。それを知るのは、近くで観察している他人だけだ。
・・まるで、そう誰か語りかけてくような気分になった。

徐々に知れる、いくつかの衝撃の事実。
なによりも、最後の事実に気づいたときの、ドタマを割られたような気持ち悪さ。説明過多にならずに、匂わすさじ加減がまた絶妙。
最近のイヤミスといえば、「ミュージアム」「クリーピー」があるけれど、どぎつい映像を使わずに(ちょこっとはあるが)ここまで後味悪くさせるのはすごいなと感心した。原作に負けていない。

バスの車内で始まり、バスの車内で終わる。
最後、ゆっくりとカメラでなめ回した乗客の表情を眺めながら、うすら寒い感情を抑えきれなかった。この人たちだって、人に隠している愚行の一つや二つ持っているのだろうな、と。

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栗太郎

4.0愚行

aさん
2017年2月21日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

愚行な行為の数々。全てがこの一言で締めくくられ、納得できる。最初の妻夫木のバスでの行為から愚行録は始まる。一見、伏線を回収しきれてないように困惑させてくるが、整理するとつながり、そして愚行に落ち着く。
終始陰気で、静かな中での衝撃、そして救いようのない結末。でもよかった。

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a
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