「大学でのヒエラルキーが切ない」愚行録 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
大学でのヒエラルキーが切ない
1年前に発生した一家惨殺事件を再調査する記者の取材を追う物語。
映画は二つの物語を軸に進みます。メインの惨殺事件の取材。事件直後では語られなかった被害者家族に対する証言をもとに、被害者と証言者自身の醜さを描きます。
もう一つは、主人公と妹。娘を虐待して逮捕された妹。主人公達も虐待された過去から、救いようのない虐待の連鎖を描きます。
映画は犯人逮捕に繋がる推理物ではなく、「人間の醜さ」をこれでもか・・・と描写した人間ドラマ。
シリアスなサスペンスに人間ドラマは付き物ですが、それでももう少しサスペンスよりの映画を観たいと思いますが・・・邦画は人間ドラマに寄せたものが殆どなんですよね・・・
私的評価は普通にしました。
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