Viva!公務員のレビュー・感想・評価
全24件中、1~20件目を表示
VIVA!! ITALY ク●見たいな地雷映画。
公務員をリストラすると言う話はこんなもんだ。
未だに実力主義を奨励する資本主義的なお話が幅を聞かせている。
何一つ笑えない。
行政をリストラするって事は自分達の首を締めているってなんで気付かないんだろうな。鑑賞者は三権分立をもう少し学習してもらいたい。公務員が仕事しないなら、させれば良いし、そもそも、仕事していない公務員っているの?
手続きが厄介で役所の窓口で嫌な思いして「公務員は何やってんだ」って「切れる」老人が日本人に多い事はよく聞く傾向。しかし、銀行なんかても同じ様な傾向がある。寧ろ、業務の簡素化とか言って「ネットによる」って考えが一般化してしまい、怒り狂う老人が増えている。だから、サービスを向上させたくば、公務員の人数は増やすべきなのだ。また、国会議員の数を減らすって言う考えも同じ。
行政や立法で
減らして良いのは、外交力の向上を考えて、軍事力くらいだと思うが。あと30分。お話はユーロ圏内のヘイトの応酬の様だ。だから、NATOが必要なのか?
もっとも、イタリアがこんな国ではないから、こんなおバカな話がお笑いになるんだろうと理解したが。
イタリアに対してこんなイメージを持つべきじゃない。
因みにレオナルド・ダ・ヴィンチはイタリア共和国でくくるべからず。イタリアは古い国のようで、ヨーロッパでは新しい国の一つ。従って、イタリア人としてのナショナリズムは日本人よりも少ないと思う。
イタリアは戦勝国たが、アフリカには宗主国としての具体的な国は無い。エチオピアくらいかなぁ。しかし、そこはイジらない方が今の世界情勢を考えると無難だと感じるが。宗主国じゃないので、アフリカからの難民も少ない。(チェニジア、とか東欧は別)だから、ドイツが「良い面の皮」になっている訳である。だって、日独伊三国同盟でしょ!従って、余り、こう言った話に正義感を持つと、難民の事も考えなければならなくなるよ。ドイツのようにね。もっとも、大和民族は絶滅危惧種なんだから、難民を受け入れるって、選択肢もあるのだろうが。一方で公務員を減らせ!って思っているわけでしょ。なんか矛盾するよね。
因みにストをする行為は法的に守られている。民間企業体であってもストをやったり組合を作る事は憲法で守られている。
その点も勉強すべきだ。公務員だからストが出来るって訳では無い。民間会社でストが出来ない事が問題なのだ。
『ローザ・ルクセンブルク』の伝記映画でもご覧あれ。
【終身雇用の公務員の座に安住していたイタリア男が、政府が公務員削減に乗り出した事により世界各地に飛ばされ、様々な経験をしたことで成長する姿をコミカルに描いた作品。】
ー イタリアの公務員って、そんなに色んな恩恵を受けていたのかなと思った作品。
公務員の職にしがみつく男の悲喜劇を描きながら、その男の成長をコミカルに描いた作品でもある。-
■ケッコは幼い頃から夢だった公務員になり、何不自由ない独身貴族生活を満喫していた。
しかし、政府が公務員削減に乗り出したため、ケッコもその対象となってしまう。
リストラ担当のシローニ部長(女性である。)はケッコを辞めさせるべく、彼をあらゆる僻地に異動させる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・お笑いの中に、社会風刺をさり気無く描いた作品である。
ー 2017年当時の年イタリアの公務員って、そんなに安穏とした生活を送っていたのかな・・。-
・ケッコが最初に飛ばされた土地。それはナント北極。だが、そこには魅力的な女性、ヴァレリナが居て・・。
ー お熱を上げるケッコ。-
・だが、休暇時にヴァレリナの家に行くと、彼女が赴任した先で愛した男性の子供が三人居る。
ー この辺りの描き方も、子供達の人種や宗教がバラバラながらも、それを普通に受け入れているヴァレリナの器の大きさと、ゲッコの器の小ささを、何気なく描いているのである。-
・リストラ担当のシローニ部長も、上手くリストラ出来ないと、自身がリストラ対象になる悲喜劇。確かに、イタリアは当時も今も財政的に破綻している。
ー 今作が本国でヒットした影の理由であろう。-
<今作は、経済破綻しつつある、イタリアの中で比較的安定した職業である公務員の職に固執する男が、リストラを狙いとして各地に異動させられる中で、真の愛する女性と幸福に出会う様を描く、成長物語である。
お笑い作品であるが、結構深いな、と思った作品でもある。>
一番ツボは、北極で出会ったノルウェー美女の秘密
大好きなコメディを10本挙げろ、って言われたら、コレは入ると思う。イタリアへの皮肉的立場は容赦無しなのに、お花畑ホッコリ系で丸く収まるラストが、爽やかですw
しかし笑かしてくれます。初っ端から笑かしてくれます。兎に角、イタリアコメディへの耐性なんか有りませんから、えぇ?なセンスが結構新鮮w
タメ無しでスピード命の小ネタ連発。仕込んでは落とし、落としたら畳み掛ける。無茶苦茶オモロいw
2015年製作の映画ですが、日本のジェンダー・クレーマー(フェミニスト)が見たら、5分に1回は発狂する事、間違い無し。人権クレーマーも、10分に1回は怒号を飛ばすだろうと言う。それら全てを、残らず笑いのネタにしてしまうと言うのが心地良いですもんw
サッカーが上手い者だけ移民として受け入れる?シャレにならんけど笑えるw
イタリア人は白夜の国に住むと鬱になる?ダメだ、もう、それだけで笑いたくなるw
アズーリが赤い代表ユニ着てるだけでアカンw
まぁ、イタリアへの皮肉をこれだけ連発して、笑いのネタにしながら、最後はホンワカしてしまうと言うw
楽しかった。
とっても!
(広島市映像文化ライブラリーで劇場初鑑賞)
伊ってどんな国なんだろうって調べたくなった(笑。
こうまでして、しがみつきたいのか公務員に(^0^*。って言うか、
突き刺さるような風刺に笑ってしまった。
伊も我が国も公務員ってほぼ同じなんですねって書いちゃあ不味いか(笑ごめん。
サクサク進んで主人公も憎めなくて、ラストはすこぶる良い出来!
しかし、伊ってどんな国なんだろうって調べたくなった(笑。
バカバカしいけど、なんか勇気づけられた
とにかく明るい。
やたらとイタリア公務員を自虐ネタにしてて
伝聞で聞くイタリア人そのものだった。
どんな環境でも悲観しない主人公ケッコ。
最初は何だこいつと思いつつも、
どんなことも楽天的に決して重く捉えず
バカバカしくも最後まで楽しくみれた。
公務員に異常に執着していながらも
最後は奥さんのために退職を決意。
なんだかんだで愛する人を選んだわけで
ハッピーエンド。
悪者がいない素晴らしい映画でした🤣
イタリアンブラックユーモア万歳!
公務員への風刺が凄いw。公務員の方は見ない方がいいかとw。
イタリアの公務員の様子が、私の日本の公務員に抱いているイメージと近かったので、随所で笑えたけれど、ここまでネタにできてヒットした背景にはリーマンショックがあったのかもしれないなと思った。
イタリアや主人公の奥さんの出身地ノルウェーの生活、国民性もうまく捉えられていて、笑える所は随所でネタにしてあり、また主人公のめげなさ加減に呆れるやら尊敬するやらもあり、終始気楽に楽しめてよかった。
あまりに「イタリア」で楽しく笑えました!!
多分どこの国にも、公務員は安定していて仕事してないよね的なジョークが沢山あって、ドイツもそうなのでイタリアもそうなんでしょう。ただ、ドイツと違うのは!が、ゾロゾロあって(公務員と限らない!!)本当に笑えました。例えば以下:
ブーブークラクション鳴らす、前後ぶつけながらの縦列駐車、交通規則守らない、コネ命、イタリア料理に対する思い入れ強すぎ、ママ大好き、家族が一番、異性にはとにかく色仕掛けでアプローチ!、外見や服装はすごく大事、電話とテレビが異常に好き、大声でのお喋り大好き、時間厳守という概念なし、ストライキは日常茶飯事、などなど。
でも、スローフード、オーガニック食品、アグリツーリズモに取りかかった最初の国はイタリア!それが本当に不思議。とにかく、よくわからなくて面白い国です。
音楽は内容にピッタリ!最初に流れていたのは、有名なFelicita`「幸福」。このコロナの時代、イタリアがまず一番に大変だったけれど、彼らなら乗り越えられる!多分、私たちも、と思いたい。
ケッコがランペドゥーザにとばされて、難民受け入れの仕事をすることになり、子どもにサッカーさせて決めているのはジョーク。こういう場面を何気なく入れているのには、胸が刺さった。何のかんの言いながら、イタリアの人は難民を受け入れる懐の深さがあるから。
世界のことが知りたくなった
南欧(イタリア)と北欧(ノルウェー)の文化や社会システムの圧倒的な違いが良く分かり、大変面白い作品でした。イタリアの保守的な家族制度、マザコンマインド、経済的に不安定なところは嫌ですが、気候の良さや食べ物の美味しさはイタリアが良いですよね。逆に、民主的な社会システムは素晴らしいけど、気候が良くないノルウェー。どちらにしても、一長一短。ちなみに日本ってどこが良いんだろう。食とお風呂?
日本でケッコみたいな労働者がいたら、『図々しい』と陰口を叩かれそうですが、日本人もあれぐらい図太い神経があったら、過労死なんて少なくなりそうですよね。それに、ケッコはどんな場所でも上手くやっていける前向きさと自己中さがあります。私が洋画を好んで鑑賞するのは、日本の生真面目さと同調圧力から、束の間だけでも解放されたいからです。だから、少しは他文化=ケッコを見習ってみたいと思います(袋叩きにあいそう)。
イタリアの公務員と一般企業の優遇度の違いが良く分からないので、今度調べてみようと思います。鑑賞し終わった後に色々と調べたくなるのが、私にとって良い映画です。
おもろ!
イタリアの公務員の優遇(国家経済悪化の元凶と言われているが)を、痛烈に揶揄した作品。ではあるけど、最高に面白い。
人間の性みたいなものを笑い飛ばしていて、「あるある」「気持ちは分かる」というのが満載。日本で言えば、関西のお笑いみたい。
主人公のいい加減さなどかわいいもの
国も人もいい加減そうなイタリアをよく表した映画といえる。
本作はイタリア映画史上興行収入歴代1位だというから、いい加減さもここまで来ればあっぱれである。
イタリアとい言えば第二次世界対戦において同じ枢軸国で戦った国として日本は親近感があるかもしれない(実際はそれほどでもないか?)が、最近それを簡単に吹き飛ばす事実を知った。
戦後日本は連合国側に賠償金を支払っているのだが、なんとイタリアもちゃっかり要求して払わされている。
なんで手前に払わなけりゃいけないんじゃ!
しかも日本からもらっているくせにドイツからはもらっていない。
ドイツは同じヨーロッパで地理的に近いからいざという時の報復を恐れたに違いない。
第一次大戦後に多額の賠償金を課し、ドイツ最大の工業地帯ルールを奪ったフランスが二次大戦できっちり仕返しされた前例があるからである。
因みに当時から永世中立国をうたっているスイスも日本から賠償金を着服している。
これら2カ国の態度をしたたかとは言わない。まともな品性を持っているとは思えない。
まあこんなでたらめを容認してしまうのだから当時のアメリカ中心の戦勝国も似たり寄ったりであろう。
本作は楽をして生きるために公務員であることにこだわる独身男ケッコがリストラのためのいやがらせ左遷に耐えて笑いを引き起こすコメディ作品である。
物語の初っ端アフリカで迷子になったケッコが原住民に連れ去られる下りがあるが、昨今ではとんとお目にかかれなくなった観ているこちらが心配になる程偏見に満ち満ちたステレオタイプの原住民が登場する。
左遷させる女性上司に対してもケッコは女性蔑視とも取られかねない発言を連発する。
いくら笑いを取るためとはいえ、こんな発言ばかり連発するのはまずいと思ってか、ケッコの左遷先でできた彼女ヴァレリアの3人の子どもたちは父親を白人、黒人、黄色人種と人種に配慮した設定にしているし、父親の1人はバイセクシャルで後に男同士で結婚式まで挙げさせている。
もっとも子どもたちの内兄弟2人で喧嘩した際には、白人の方が黒人より偉いなどと露骨な発言もしているので相殺されている感じはしない。
しかしあまりにも自主規制をかけて表現の自由を失っている昨今の映画に比べれば、その勇気は買いたい。
最後は愛に目覚めたケッコが公務員へのこだわりを捨てて愛に生きるというありふれた展開で終わる。
コメディ映画だからこんなものだろう。
公務員のイメージが、安定しているけれど融通が効かず、仕事に精を出さずに私服を肥やすことに一生懸命になるということでは、イタリアも日本もどこも変わりがないものだと思った。
日本では、不正な天下りの斡旋でほぼ免職に近い形でやめさせられた文部科学省の元事務次官が、殆ど腹いせのように何の問題もない獣医学部への許認可で現政権に正当性がないかのような発言をし続けていた。
当事者の前愛媛県知事の加戸守行が国会で事実上加計学園の1択しかなかったとはっきり答弁しているし、元事務次官の一部発言が嘘であることも証言している。
またある経済評論家の話によると日本の国家公務員はほぼ例外なくお金よりも出世が大事だと考えているという。
財務省が教条主義的にプライマリーバランス(財政収支の均衡)黒字化を目指し、消費税増税や各種税制の優遇策等を引き締めて日本経済そのものを殺そうとしている。
日本の借金は1000兆円を超える莫大なものだが、国債の形を取り銀行を通じてほぼ100%我々日本国民が握っているので、財政破綻することはない。
また上記の事実からわかるようにこの負債は国の借金であって我々日本国民のものではない。むしろ我々国民が国に貸しているのである。
また世界一の対外純資産も持ち、政府の子会社である日本銀行がお金を刷ることができる。
いざとなればお金を刷って借金を帳消しにすることもできるし、100年などの長期国債を発行すればその間返済する必要がないので事実上気にしなくても良くなる。
国家の借金は家庭の借金とは違う。なぜなら人間は死ぬが国家は死なないからである。
ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマンも日本の財政再建は終わっているのに今のまま増税をして家計の出費が減れば国に入る税収そのものが下がり、デフレからの脱却などあり得ないと明言している。
外務省も事なかれ主義で日本の名誉が毀損される事柄に関して積極的に声を上げて来なかった。(最近は多少仕事をするようになった)
財務省は「罪務省」の、外務省は「害務省」の間違いではないかと思うくらい、国益よりも省益、さらに酷い場合は個人の出世欲という私益を優先しているように思える。
本作でも多少匂わせているが、本当の国家の寄生虫はケッコよりももっと上にいる。
アタマで考えなくても自然に笑える、アルアル設定。
原題、"Quo vado?"はラテン語で、"オレはどこへ行く?"というイタリアのコメディ映画。高い失業率と財政赤字の中で働く公務員を揶揄した、シチュエーションコメディである。
2015年公開で、初日に700万ユーロ(9億円)というイタリア国内興行記録を作った。当時ちょうどナンバーワンだった「スター・ウォーズ フォースの覚醒」(2015)を引きずり下ろし、SWが3週間で作った記録を初日から3日で達成したモンスターヒット作品。
そんなヒット作なのに、2年遅れの日本公開というのは推して知るべし。主演が日本では無名のイタリア・ローカルなコメディアンだから。
その俳優は人気コメディアン、ケッコ・ザローネ(Checco Zalone)。コメディアン兼シンガー・ソング・ライターであり、アーティストとして活動するときは本名のルカ・メディチ名で、ヒット曲も多く持つ。本作はストーリー原案・脚本・音楽もルカ名で書き下ろしている、マルチなエンテーテイナーである。
日本では初公開となるが、すでに主演4作目。役名も芸名そのまんま"ケッコ"なので、いかに国民的タレントであるかがわかる。日本なら大昔、"ハナ肇とクレージーキャッツ"の植木等が、映画の中でも"サラリーマン・植木"だったような。
幼少のころから、親の教えで終身雇用の公務員に憧れ、その夢をかなえた男が、国家政策のリストラの対象になってしまったことから起きるドタバタ劇だ。
それでもケッコは公務員の職にしがみつく。リストラ担当の女性幹部は、ケッコを退職に追い込むため、へき地へと次々と異動させるが、どんな状況、どんな場所でも幸運を拾ってしまう強靭な適応力。しまいには北極圏の研究所へ。こんどはそこで人生のパートナーを見つけてしまう。イジメられても負けない、やっかいな公務員だ。
"公務員の人生は、安定的"というイメージが正しいかどうかは、近年では疑わしいが、それでも自営業より"国に守られた立場"という羨望に近い目は、どの国でもある。その感覚をブラックジョークを交えて仕上げている。
日本にも通じるアルアル設定で、アタマで考えなくても自然に笑える。公の権利の行使も道義的にはアウトなアイデアがいっぱい。もちろんイタリア人しかわからないニュアンスや、時事的な芸能ネタもあるが、そこはスルーしても問題ない。ぜんぶ分かれば、SWより面白いわけだ。
(2017/5/28/ヒューマントラストシネマ有楽町/シネスコ/字幕:関口英子)
全24件中、1~20件目を表示