「 民主党政権とは何だったか?」太陽の蓋 イコンさんの映画レビュー(感想・評価)
民主党政権とは何だったか?
2016年に見た時 世間はもう5年前に起きた事を忘れようとしていた。
政権は右肩上がりの夢を歌いはじめ、福島は『アンダー・コントロールされている』と世界に宣言して2020東京オリンピックを勝ち取った。
首相は 公の場で 『悪夢のような民主党時代』の象徴として震災の不手際を述べたが、東電への追求、原発に変わるエネルギー政策には 原子力ムラを忖度して、及び腰だった。
その時に、この映画を見た。 冷静に、あの時に起こっていたことを描写していた。
吉田所長等の苦闘に視点をおいた Fukushima 50 が英雄譚に印象が残ってしまうのに比べ、こちらでは 政府の危機管理はどうあるべきだったか? を問うている。
安倍~菅政権に連なる、閉鎖的な政権運営を 「他に変わる政党がないから、、」と支持している人々に 改めて、合理的と科学的な判断のチームがあった菅直人政権の再評価を促すだろう。
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