暗殺(2015)のレビュー・感想・評価
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朝鮮側の抗日戦絵巻きの一端を覗き知ることに意義あり
どれ程の虚構が入っているか知りようがないが、抗日戦における一側面の〝空気感”を味わうことができたのは日本人としても有意義でした。
朝鮮民族の一員であれば日本に対する敵愾心が煽られ、同胞の場面や復讐場面などに胸が熱くなる映画なのでしょう。
惜しむらくは人物相関を全把握できず、何となく理解した場面が少なくなかったこと。
そして、日本人役も多くを現地俳優が演じたこと。
後者はどうしても日本語の発音が多少不自然になると共に、「殺気立つような本当の対立」という雰囲気が弱まってしまいがち。
※かといって邦人俳優を多数起用したのではギャラとか、言語の意思疎通がままならない問題などが生じてうまくないのかも。
多少中だるみ感があり集中が途切れることもありましたが、興味深い見ものだったのは間違いありません。2202-1
別にチョン・ジヒョンで無くても良くね?
チョン・ジヒョン出演だから見ました。作品自体は嫌いじゃない。けど、どうも彼女のイメージと作中の役が合わなすぎました。上官を撃ち殺した天才女性狙撃主。うーん、役選べよって言いたい。それともなんと無く感じる半日作品だから出たのか?彼女の作品の中では一番つまらなかったよ。残念です。
ハワイ・ピストル
相関図が難しくイジョンジェが憎たらしすぎますけれど、後半に向け大加速してかっこよくなるハジョンウ(と爺ぃオダルス) その名もハワイ・ピストル!そら惚れますワ❤︎
骨太スチャラカボーイ、チョジヌンにも心奪われそしてウェディングドレスと長い銃のグンバツの相性を再・確・認
日本語、韓国語が飛び交う映画。さらに中国語、フランス語、英語も使...
日本語、韓国語が飛び交う映画。さらに中国語、フランス語、英語も使っている。
1911年に寺内総督を助けた親日派のカン・イングク(イ・ギョンヨン)は娘の満子(チョン・ジヒョン)を川口の息子に嫁がせようとしていたのだが、実は満子には双子の妹がいて、それがアン・オギュンだったのだ。暗殺に失敗した3人は川口を中心とする日本兵に狙われるが、イングクは間違って満子を射殺してしまう。その事実を知っているのはオギュンだけという状況。結婚式当日に改めて2人の暗殺を決行するのだった。ハワイ・ピストル(ハ・ジョンウ)もやがてはオギュン側につくところも面白い。
アクション映画でもあるし、ある程度は楽しめるのだが、とにかく日本語が下手な韓国人俳優たち。とにかく日本語であっても字幕が付いてる状況なので、これが全て興ざめの原因。
残念なのはタイトルだけ
近代史の内容だろうとは思って観たが、朝鮮半島の一番混沌としていた最中の話で、非常に好みの話でした。観ながら、この頃満州では、ソンガンホやイビョンホンが宝探ししてるんだろうなー(映画「グッド・バッド・ウィアード」より)と思いを馳せてしまうくらい楽しめた。
キャストも豪華で、監督が「10人の泥棒たち」だからそこでのキャストも多く、その他もハジョンウや、「容疑者X」の刑事役の人とか、大体が他で観た事ある役者ばかりで、それだけでテンションが上がる。しかし、日本人役は日本の役者を立てて欲しかったなあ。それか、物凄く日本語上手な韓国俳優。話の中では、ハジョンウの日本語が一番上手。日本兵役でヤンイクチュン(「かぞくのくに」で井浦新と共演)とか欲しい所。
そんな粗は物ともせず、ストーリーも中々の大河ドラマで、チョンジヒョンの運命がこんなに数奇なものだとは思わず、途中で出てくるある女性はただの咬ませ犬かと思ったら、いやいやまさかの冒頭シーンのその後だと分かりどんどん面白くなっていく。
歴史的にも激動の時代で、自動車が街を走り回るようになり、ガソリンスタンドも常設される様になる。併合された朝鮮半島の京城(現ソウル)にもそれはあり、しかも嘗てはその京城に三越百貨店まであったらしい。満州にも日本の百貨店はあったらしいので、当時の日本企業の勢いたるや現代の比ではないかもしれない。
残念なのはタイトル。お得意の「○○の××」とかにした方がもっと初見の方が観てくれそうな気もするし、韓国映画好きにとってはその方がタイトルだけでテンション上がる。
ちょっとネタバラシとして、イジョンジェは相変わらずポーカーフェイスだからあーゆー役が非常にハマる。
R15+なのは何故?
双子の女の子の設定が1時間20分ぐらいから効いてくる、そこからはなグッと面白くなった。抗日勢力と日本軍という単純な図式でないので少し長くなってしまった。
皆なかなか日本語が上手。「お嬢さん」といい勝負、こっちのほうが上かも。キャストもなかなかに豪華。セットもお金かかって大作。
ヒロインが主役じゃなければ1時間でやめてた。
演出、映像、ストーリーとも良作品
ラストエンペラーを思い出させます。映像も美しくストーリーも良いと思います。韓国ノワール的な作品を良く見ますが、一味違うこんな映画も良いですね。日本語と韓国語が混在する演出も新鮮に感じました。やはり韓国の映画はレベル高いですね。ハジョンウの出ている映画はあまりハズレがないと思うので、この映画を見る動機になりましたが、とても面白く大満足です。
エンターテイメント暗殺
面白かったー!
時代背景も好きだし感情や組織などの絡み合った構造も大好き。
日本統治下の韓国…独立を掲げ日本のお偉い軍人と独立派からすれば売国人にあたる同じ朝鮮人を祖国のため暗殺するというもの。エンターテイメント性があります。
ほんの少し反日感はあるものの、この時代の日本、朝鮮を考えれば嫌みなどは感じられない。むしろそこら辺も少し面白く作ってる。
後、日本人が出てくるので(もちろん俳優は韓国の人)日本語で喋るんだけれども、ちょっと拙い日本語だったりするのでオール吹替で観たほうがオススメかもですw
レンタルでの韓国映画って吹替がないイメージなんですけど、これは珍しく吹替が入ってます。
チョンジヒョン
ハジョンウ、イジョンジェ、オダルス。アジア映画として空前のスケールのアクション活劇。抗日ものとしても屈指な気が。ジヒョンはなんか綾瀬はるかに見えてくるんだけど、比べものにならず圧倒的。背が高いからアクションが映える。街での爆破はハリウッド以外ではちょっと見たことないレベル。かつてなくカッコよく悲しいオダルスを見れるだけでも十分。監督は10人の泥棒たちの人。
いかつい邦題ですが実は緩急のバランスが絶妙なエンタメノワール活劇
日本統治下の韓国。韓国臨時政府は日本軍の要人と親日派のカン・イングクを暗殺すべく、上官を射殺した罪で拘束された狙撃手アン・オギュン他ならず者3人を召集する。彼らを召集した警務隊長ヨムは実は日本軍の密偵で、暗殺計画を日本軍に密告しつつ殺し屋"ハワイ・ピストル"に3人の殺害を依頼する。協力者達の庇護のもとで淡々と暗殺の準備を進める3人だったが、運命の歯車が狂い始め5分で任務完了するはずの暗殺計画が思いもよらぬ結末を迎える。
日本軍の残虐非道ぶりをつぶさに見せつつも、コメディリリーフを随所に配して軽快なテンポも維持するという絶妙なバランスが貫かれた陰影の深いノワール活劇。日本語のイントネーションに時折違和感もありましたが、『レイダース 失われた聖櫃(アーク)』や『スカー・フェイス』、『アンタッチャブル』といった娯楽作へのオマージュが滲んだ豪華なセット撮影と巧みな演出技法、何よりエモーショナルな俳優陣の演技に韓流映画の懐の深さを感じました。チョン・ジヒョンの凛とした美しさと芸術的なツンデレが網膜に焼きつくこと必至です。
よくできてる
アノ人がこうなって、コノ人がああでと複雑な展開だけど、観てると自然に解る。良くできてんの。
枢軸国日本と闘う人と擦り寄る人。当然、闘う人が主人公なんだけど、ついつい枢軸国日本側にも一言いわせたくなっちゃう。
活劇を楽しく観ながら、その時代と現代のことも考えるね。
韓国映画王道の展開で釘付けだったけど、アクションが聞いていたより普...
韓国映画王道の展開で釘付けだったけど、アクションが聞いていたより普通でした。最後が中途半端だったけど、チョン・ジヒョンの不滅の可愛さで許す☆
ドラマとしてどうなのか。
美術のレベル、主演俳優たちの美しさ、アクションシーンの切れ、どれも申し分なく、映画のエンターテイメント性は十分に保証されている。カタルシスもちゃんと用意されている。
日本人を演じている俳優の日本語が拙いところや、ところどころ挟まれるギャグが成功していない点を差し引いても、二時間超の尺を退屈することなく見終えたことから、身銭を切る価値はあると思う。
日本統治中の朝鮮において、登場人物たちは、外在的な条件からさまざまな選択を迫られる。さまざまな立場があって、さまざまなドラマがある。作中の台詞には、そのドラマが展開しそうなキーワードがあるが、展開しないまま映画は終わる。
むしろ連続ドラマのほうがふさわしいテーマのような気がする。日韓のどちらでもいいので、感情的な批評を許さない実証的なドラマを作ってもらいたいところです。
DVDでは、日本語吹き替え版があったほうがいい。
韓国版イングロリアス・バスターズ
題名に書いたとおり、韓国版イングロリアス・バスターズです。
銃撃戦も、舞台セットも素晴らしい素晴らしいです。
反日だと言っている人もいますが、韓国人の演じる日本人はコメディータッチで面白いですし、予告を観れば分かるように、仲間割れを描いたエンターテイメント映画です。
ただ、歴史的背景、韓国人の気持ちを忘れないように。
テロを助長するようなメッセージは無くはないと思いますが、面白いのでぜひ観てください。
前半で話が飲み込めなくて…。
登場人物の相関図が途中でよくわからなくなり展開から脱落…。中盤あたりから話が見えてきたから面白さについていけなかった。
日本人役も韓国人が演じてるから余計に、一体こいつは何人?な感じのノリがぬぐえず。きちんとした日本語ならまだ敵味方がはっきりしただろうな、と思う。
女性スナイパーもメインのひとりだけど、珍しく女性のかよわさが随所に出ててイライラ。
ちょっと消化不良な出来でした。
139分見応えありました
韓国映画は「黒水仙」「シュリ」以来結構観ているのですが、この映画も韓国映画ならではの面白さ、迫力の詰まった作品だと思いました。
今回主役3名が実にいい味を出していました。
「ハ・ジョンウってこんなにいい男だった?」
「イ・ジョンジェは『イル・マーレ』の頃に比べたら、役者としての深みが増したなあ」
「イ・ジョンジェは『イル・マーレ』の頃に比べても全然年を取らない!」
などと、雑感はともかくとして・・。
ストーリー展開は年代や様々な人物・一団の思いが交錯する中で、何が「真実」「真相」なのかを追って行きます。
139分を長いと感じさせない映画でした。
「日韓併合」について、もっと勉強しなければと思いました。
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