美しい星のレビュー・感想・評価
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ぶっとびすぎてる…
脚本家の力不足を感じる映画。
いきなり温暖化に本気を出す火星人お天気キャスターお父さん役のリリーフランキーさん。
へんなミュージシャンと知り合い、私は金星人と言い出す娘役の橋本愛さん。
周りの人達にのめり込み自らも水星人と言い出す息子役の亀梨和也さん。
唯一地球人なのにネズミ講に引っかかるお母さん役の中嶋朋子さん。
各惑星人が繰り広げるシュール過ぎる映画。。。
はっきり言って長い。映画としてはつまらない。
演劇スタイルをそのまま映画に持ち込みました感が強すぎる。
テーマは環境問題を絡めたりするのは良い事。だけど内容が古い。二酸化炭素で温暖化?昔より冬は年々寒くなっているんですが?温暖化だけでは今や話が通用しない。
オゾン層破壊以外も環境変化に影響している事はたくさんある。
また、嘘を平気で流すテレビが紹介する環境問題をみんながみんな鵜呑みにしてはもらいたくはない。
そこを語ってくれれば評価は高くなったのだが、残念。脚本家の力不足を感じる映画でした。
ヘンテコが地球を家族を救う!?
シュールって言葉があるが、シュールな映画を見た(笑)
三島由紀夫自ら“ヘンテコ”と称した小説の映画化。確かにヘンテコ!
印象的な作品多い吉田大八監督作の中でも、格別異色作!
助手の女の子と不倫してるお天気キャスターの父。
明らかに胡散臭いミネラル・ウォーター販売にハマる母。
メッセンジャーのフリーターの息子。
女子大生の娘。
よくある“一見裕福そうだが、崩壊寸前”の家族。
そんな家族の絆再び…って話じゃない。
だって、各々宇宙人に覚醒するんだから!
父は火星人、息子は水星人、娘は金星人。とあるきっかけで覚醒!
父はお天気の生放送の場で地球の環境問題について警告する。太陽系連合の一員!
娘はとあるストリート・ミュージシャンと出会い、彼も金星人、彼の子…つまり、金星人の子供を妊娠する。
息子はひょんな事から議員の仕事を手伝う事になるが、その秘書も宇宙人…?
社会生活でも、家族の中でも、周囲を巻き込んで大騒動!
でも、母だけは地球人。何故か地球人。
火星人の父・リリー・フランキー、地球人の母・中嶋朋子、水星人の息子・亀梨和也、金星人の娘・橋本愛。
普段から何処となく地球人離れしてるリリーが火星人を好演。あの“火星人ポーズ”はツボに入った(笑)
橋本愛は金星人になってもやっぱ可愛い。奇妙な金星人ポーズは萌えちゃうやろ!
議員の秘書で宇宙人…? 佐々木蔵之介も独特の存在感を放つ。
彼らは本当に宇宙人か…?
それとも、ただの思い込みか、妄想か…?
明確にしてるのではなく、見る側に解釈を委ねてるのが面白い。
地球温暖化。環境問題。
それは誰の責任か、これからの子供たちはその責任を背負ったまま生きなければならないのか。
訴えるだけの輩。今、行動を起こさなければ意味が無い。
この“美しい星”を、救うには…?
地球の危機。家族の危機。
…などなど、一応メッセージ性も勿論込められ、哲学的でもあるが、やはりこのシュールな作風に魅せられる。
皆大真面目にやってるんだけど、何故か笑えてくる。最後は凄みを感じる。
どういうオチになるか最後まで飽きず、シュールな作風を普遍的な家族ドラマとして収束させ、何とも言えぬ不思議な余韻で締め括る。
本当に何だか、不思議と気に入ってしまった。
これは、メッセージのある社会派映画である。SF映画である。コメディである。静かな感動呼ぶ家族の物語である。
しかし、本当に宇宙人に覚醒した地球人って居るのかな…?
映画では居たね。
1964年、金星の超高度文明を一夜にして滅ぼした宇宙超怪獣の襲来を予言した金星人が。
「わたくしは、金星人…」
少し不思議
個人的にはあまりハマらなかった
SFと言い切れない生臭さ
UPLINKにて観賞
吉田監督、橋本愛ちゃんよくやった!
場末の映画館で最終日に観覧、お客の入りは良かったです。これまでは公開初日に見ていましたが、今回は4か月遅れでした。
吉田監督の作品は、これまでも知的で啓発に富みかつユーモアを交えた作風で気に入ってますが、期待を裏切る事なく現代社会に警鐘
を鳴らす傑作とおもいますね。あちこちの発表会に参加されるそうですがきっと高い評価を受けるでしょう。
キャスト的には何でも熟せるフランキーさんの好演が最高でしょう火星人ポーズは今でも笑ってしまいます。気象予報士を逸脱した地球を思う志がじ~んと伝わります。脚本の大八さんの旨さもあるでしょうね。
奥さんの中島朋子さんもあんな役が出来るんですね。水の販売を手がけていましたが、水なる地球を喜劇的に暗喩しています。
長女役の橋本愛さんは、不可思議な金星人を笑いを堪えながら演じておられたことでしょう。心身の一層の成長と優れた美貌が魅力的でしたが、まだまだ成長する女優さんでしょうね。お芝居、大河ドラマ、そして映画に日本演劇界の女神様として活躍を期待してやみません。
吉田監督の原作の解体と新たな構成力、現代に通じる意味をユーモラスに伝える術と巧みなキャステイング、演出力が相俟つて生まれた傑作で、金字塔です。これからも優れた感性と知性を武器に見ごたえのあるものを見せて頂ける事でしょう。芸術の秋を飾る逸品でしょう!
たぶん地球は感謝してる
地面からちょっと浮かびあがった感じの奇妙なお話。面白かったです。
可笑しなお話だけど、なんとかやってきた核家族が変容していくジタバタは、主人公夫妻と同世代なので結構響く感じでした。
なにかが臨界点に達したかのように、次々と覚醒してゆく大杉家の皆さん。
中嶋朋子演じるお母さんがチラリと漏らす本音にドキリ、他人事じゃない感情でした。家族の中でも彼女の存在が効いてます、地球人も宇宙人。
キャストも大杉家はじめ、その周りの人々もぴったりハマり役でした。
広告研究会のおニイさんとか、美しい水の先輩奥様とか、とても印象深いです。
覚醒後の暁子の美しさは忘れがたいです、神々しいです。かなり変だけど。
全体に衣装がいいなあと思いましたが、特に美人金星人はステキでした。
あいつを遣わしたところをみると、たぶん地球は連合に感謝してるんじゃないかと思います。
!!!
広告研究会の
果たしてどの星が一番美しいのかな?
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