「実はこうだったんだよ!的な」グランド・イリュージョン 見破られたトリック kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
実はこうだったんだよ!的な
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冒頭ではディランの父シュライクが金庫の中から脱出するという30年前の映像。キャスターはサディアス(モーガン・フリーマン)だ。そして投獄されている今のサディアス。ディラン(ラファロ)は前作で父を死に至らしめたサディアスに復讐を果たし、保険金を支払わずに母親をも苦しめたトレスター(マイケル・ケイン)にも財産面で復讐を果たしたのだった。
ヘンリーがフォースメンから脱退し、新しくルーラ(リジー・キャプラン)が加入。オクタ社の新しい携帯のプレゼンにてショーを乗っ取って、個人情報漏洩の秘密を暴露しようとした矢先、ホースメンは逆にハメられ中国マカオにと飛ばされる。そこにはマッキニー(ハレルソン)の双子の弟チェイスが待っていた。そこでは実業家のウォルター(ダニエル・ラドクリフ)から、チップを盗み出せと脅迫され、それを実行に移すというストーリーだ。
前作ともオーシャンズに似たような手法で実はこうだったんだよ的な種明かしをする。てっきり復讐を果たしたかと思われたのに、今作では復讐のまた復讐。ウォルターはトレスターの息子の一人であり、ホースメンを罠にかけ犯罪者に仕上げようとしていたのだ。
ディランはホースメンの上層部、存在さえわからなかった“アイ”のメンバー。マカオで世界初の手品店の協力を得て、彼らも手助けをすることになる。最後の飛行機でのシークエンスは本当にハメられたのかと思いきや、こちらもアイが仕組んだトリックだった。
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